パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫

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釘を読む満足感がなくなったことがファン減少の一因

2014-10-20 05:47:56 | 営業1号
北関東で1店舗しかないホールでの話。

このホールには何十年も前から張り出されている「プロお断り」の張り紙が未だに健在な店舗だ。この張り紙をしたのは、すでに一線を退いている80歳を過ぎた会長が現役で社長をしていたころのものだ。

この張り紙を見たお客さんからプロの意味を聞かれた店長は、返答に窮した。店長が入店する随分以前からものだったからだ。

そこで、店長は会長にプロを断っていた時代の話を聞いてみた。

多少、認知症の毛があるが、古い話は昨日のことのようによく覚えていた。

「朝の開店から並んで、毎日来て、チューリップ台やハネモノを毎日打ち止めにするのがプロ。でも、品行方正な奴は出入りを認めていた」

会長は現役時代は自分でも釘を叩いていた。その頃の話になると顔にだんだん生気が漲ってきた。

「プロの顔は全員覚えている。それだけじゃない。彼が座る台もあらかた予測は付いていたよ。彼らの名前と勝敗を全部ノートに付けていた」と古いノートを引っ張り出してきた。

そこには自分が予測した台に座ったかどうかまでが、事細かく書かれていた。

プロは当然、釘を見て台を選ぶ。

この時、釘でプロとの駆け引きが始まる。

ハネモノはスタート1とスタート2があるが、そこを開けているように見せかけて、実は開いていない、という高等テクニックを使いながら、そういう台に座ると、「ざまあみやがれ!」と心の中で叫んだ。

当時の釘は2〜3時間で終了するのか、それとも5〜6時間遊んで、トントンか、というような微妙な調整もした。

当時は、釘でお客さんと駆け引きする技術を持っている釘師がいた。今のハネモノはラウンド抽選になって釘の技術を活かすこともできないが、それ以前にハネモノを叩ける人も少ない。

「釘を叩くときは、いつもお客さんの顔を思い浮かべながら叩いたもんさ。今日はあの人に勝たせてあげよう、と。そういう台にそのお客さんが座って、打ち止めにすると、お客さんも『俺の釘を見る目が良かった』と打ち止めただけでなく、さらに自分の眼力にも満足する。1万円使って、8000円取り戻せたら、やはり自分の釘を見る目があった、と満足する。今の機械は、すべて運。そういう自己実現の満足感がないから、ファンが減る」と苦言を呈する。

セブン機一辺倒になってそういう駆け引きもなくなった。

もっとも、今では釘調整は無承認変更、と警察が声高に叫ぶようになり、釘の醍醐味を語ることもできない風潮になっている。


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後世に残る10億円の使い方のアドバイス求む

2014-10-19 05:03:28 | 営業1号
写真は茨城県牛久市にある「牛久大仏」だ。ブロンズ製の立像大仏で、全高120メートルは立像としては世界3位だが、ブロンズ製では世界1位の高さを誇る。



何でも、日本一、世界一でなければ世間の印象にも残らない。

牛久大仏を日ごろから見ているホールオーナーは、80歳を超え第一線から退いている。経営は息子にバトンタッチしている。それなりに財産も築き上げている。

そこで、自分も牛久大仏のように後世にまで残るでかい建造物を建てたくなっている、という。

予算は10億円。

それほどのおカネがあるのなら、店を増やせばいいようなものだが、そういう気はサラサラない。

10億円の予算でどのような建造物ができるのかも、皆目見当もつかないそのオーナーに、ある人がこんなアドバイスをした。

「どうせなら社会に役立たせるために財団を作って基金で社会貢献するのがいいんじゃないですか? オーナーの名前を入れて。それなら後世まで残りますよ」

これに対して、オーナーはただ一言。

「今は通名で名前が通っている。本名でやりたいが、それだと誰か分からない」

ちなみに、牛久大仏の建築費は80億円らしい。

10億円の予算ではオーナーのイメージするようなものは、ちょっと難しい。

たとえ、10億円で巨大な建造物を作ったとしても、後々のメンテナンスや維持費にも経費がかかってくる。

ここは、日報の読者の皆さんに、後世に残る10億円の使い方について、意見やアドバイスをいただけたら、幸いだ。


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おもちゃ売り場のパチンコと近未来のパチンコ業界

2014-10-18 05:48:20 | 営業1号
パチンコのおもちゃの歴史は古い。下の写真は現代版の最新のものだが、手で打って穴に入れるタイプのパチンコのおもちゃは、少なくとも半世紀以上の歴史がある。



時代を反映して、おもちゃのパチンコも電動式となり、ハネモノタイプやフィーバータイプが発売されるようになる。





「昔はよく売れて年末の主力商品の一つでした。子供の遊びもテレビゲームに代わって来て、今は昔ほど売れません」と話すのはアンパンマンパチンコを製造しているアガツマの関係者。

手動式の低価格のパチンコは現在も販売されているが、電動式の高額なパチンコは数年前に製造が中止され、新機種の販売の予定は未定だという。

次機種の開発計画がないのは、需給バランス。未だに電動式が売れ続けていれば、新機種の開発もありうるが、売れないから作らない、というシンプルな理由のようだ。

では、おもちゃのパチンコが売れなくなった原因は、テレビゲームが台頭してきた、という理由だけなのだろうか?

「子供向けの面白いものを作れば、きっと売れるはずです。人生ゲームは4〜5人集まらなければ遊べないので、廃れていきましたが、パチンコは1人で遊べる」と指摘するのはおもちゃのバイヤー。

しかし、いくつかの条件がある。

「実社会のパチンコの射幸性が高くなり、借金問題をはじめ、北朝鮮への送金問題でパチンコのイメージが悪くなり『おもちゃ売り場にパチンコはとんでもない』と苦情もありました。親が子供にパチンコを買い与えなくなったのが、売れなくなってきた一因でもあります。まず、パチンコという名前のイメージが悪いので、親はアレルギー反応を示します。パチンコをコリントゲームに言い換えるなどすればいいかと思います」(同)

そういえば、パチンコの原型はコリントゲームともいわれている。



「親御さんにアンケートを取ったところ、子供にはアナログのおもちゃを買え与えたい、という意見が多い。テレビゲームはさせたくない、という意味も込められています。アナログなおもちゃという意味ではパチンコはピッタリです。昔は売れた実績もあります。名前を変えて、面白いものを出せば、売れる、というのはそういう理由です」(同)

おもちゃ売り場で手動式の昔ながらのパチンコは生き残っているが、電動式の大型のパチンコはおもちゃ売り場から消えてしまった。

1996年頃がおもちゃの電動パチンコがよく売れた時代でもある。パチンコ業界も社会的不適合機が撤去される前年で、一番輝いていた時代だ。

パチンコのイメージを悪くしている原因を取り除き、改善したことを世間にアピールすることだ。

そうしなければ、パチンコの近未来の姿がおもちゃ売り場のパチンコと鏡写しになってしまう恐れがある。

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所轄がNOといえばNO

2014-10-17 05:22:48 | 営業1号
18歳未満の緊急時のトイレ利用は、いつになく業界関係者のコメントが多かった。

現場としては、緊急を要している子供にトイレを使わせてあげたいとは、誰もが思っていることであるが、そこには一般人には分からない警察の壁が現実にある。

子供にトイレを使わせて親から苦情が来たり、所轄から呼び出しを食って事情説明をしなければならないこともある。

そんなことを一般人は知る由もない。だからホールの対応を簡単に批判する。

これも実際にあった話だ。

中学生が急におなかが痛くなってホールのトイレを利用した。店から出たところをたまたま通りかかった警察官に見つかり補導された。警察としては未成年がパチンコをした、との疑いを持ったからだ。

中学生は従業員にも断らずにトイレを使っていたので、警察が本当にトイレ利用だけだったかを調べるために、ビデオで中学生の行動確認を行った。

本当にトイレ利用だけで、遊技はしていないことは分かった。

しかし、ホールは始末書を書かされるはめになった。

小学生ならともかく、中学生以上になるとトイレ利用ではなく、パチンコにも興味を持ってくる年頃になってくる。18歳未満の入場がまだ甘かった昔は、高校生が制服を着替えてパチンコしていたこともあった。

18歳未満をホールに客として立ち入らせることは禁止されているが、客か客でないかの判断をするのは意外と難しく、面倒くさいので一律18歳未満は入場禁止にしてしまった経緯もある。

18歳未満の立ち入りが厳しく罰せられるようになって、もう一つ不幸な事故が起こるようになった。ホール側も子連れを排除するようになったので、駐車場で幼児が熱中症で死亡する事故が多発するようになる。

車内で熱中症になるぐらいなら、ホールの休憩室にバギーカーを置かした方がまだまし、という議論も業界から起こることもなかった。それこそ、世間からは猛烈な反発を食らうことは必至だ。

車内に幼児を放置してでもパチンコに興じる親は、ギャンブル依存症であり、業界としてもそこまでしてパチンコをやって欲しくもない。

話は変わるが、警察の事なかれ主義は、地元の祭りの協賛についても「好ましくない」との指導を受けたホールもある、という。

月1回200円までの総付け景品がOKになったころからで、地元への寄付行為が総付け景品の範疇を超えるものとの判断が所轄で働いたようだ。

これもすべて所轄の判断で、警察庁は裁量権を現場に委ねている。

地元の祭りは地域の商店などからの協賛金で運営しているケースが少なくない。このホールがいくらぐらいの協賛金を寄付していたかは分からないが、大口だと地元自治会も当てが外れる。

「地元密着営業を企業理念にも謳っている。地元のお客さんで商売させてもらっている。その恩返しで地元への寄付行為ぐらいは認めてもらいたい」と所轄の判断に憤る。

所轄がNOといえば、納得しなくても判断に従うしかない。一度目を付けられたら別件捜査でいくらでもいちゃもんをつけられるからだ。

こうしてホールは牙を抜かれ、一般人では考えられないようなことが日常的に起こっている。


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社外秘は社外秘にはなっていない

2014-10-16 05:19:59 | 営業1号
大手ホールに勤務していた人が地方の中堅ホールへ役職者で転職した。この時採用側ホールの条件として、勤務先の教育マニュアルをコピーして持ってくることだった。採用側は大手の教育マニュアルが欲しかった。

このマニュアルを基に教育マニュアルを刷新した。

それから何年か経って、同じ大手出身者が一般従業員として入社してきた。

最初にホールの接客教育を受けた時に「?」と感じた。自分が大手で受けた教育とそっくりだったからだ。教育が進むほどに「これは社外秘の教育マニュアルを誰かが持ち出している」と確信に変わって行った。

自分と同じ大手出身者は一人だけいた。役職者の店長に間違いない!

従業員は店長に近づき「不正競争防止法に抵触する」と警告した。

この法律では営業秘密が保護されており、営業秘密や営業上のノウハウの盗用等の不正行為を禁止している。

「これはまずいんじゃないですか?オープンにすべきでしょ」といいながら金銭を要求してきた。

店長は会社に報告すると共に、弁護士にも相談した。

会社側の結論は「しらを切れ」。

教育マニュアルはそっくりそのままではなく、少しはアレンジしていたが、すぐにコピーしていると分かる程度のアレンジでしかなかった。

店長は会社側のいう通りにしらを切った。

すると、従業員は「証拠がある」と言い出した。そして、この箇所とこの箇所のこの部分と細かく指摘してきたのだが、それが藪蛇だった。従業員も社外秘の教育マニュアルを持ち出して退職していたのだ。

教育マニュアルを持ち出すことを会社は禁止しているので、この従業員も違反を犯している。結果的には痛み分けとなったのだが、ホール業界は会社の社内秘が駄々漏れ状態にあるといってもいい。

社外秘であるなら、マニュアルには通し番号を打っておくことも必要だろうし、退職するときには返却義務を課すぐらいの決まりがないから、こうして簡単に持ち出せているわけだ。

それでもコピーしてしまえば、終わりだ。

いくら教育マニュアルを秘密にしたところで、接客は見ればすぐに真似されるものである。身だしなみのマニュアルもしかり。店内の掃除もしかり。観察していたらそれは分かるものだ。

そんなところを秘密にしても秘密にはならない。

一番真似できないのは、1人1人の人間力=プレゼンテーション能力だ。これは教育によって鍛えて行くことができるもので、顧客に理解してもらって伝える能力が個々に備わっているホールほど強い。


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