てっしーずのおでかけ日記

観たこと、聞いたこと、気づいたことを書くよ!

「瀧口修造とマルセル・デュシャン」展

2012年02月01日 | 国内のおでかけ
瀧口修造とマルセル・デュシャン [千葉市美術館]

「瀧口修造とマルセル・デュシャン」展
千葉市美術館
2011年11月22日(火)〜 2012年1月29日(日)
http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2011/1122/1122.html

またしても土曜日の夜に見てきました。
夜だったこともあるんでしょうけど、かなりの空き具合でゆったりと作品に向かうことができました。
瀧口修造のデュシャンに向けたラブレターのような展示でした。
意外だったのは瀧口修造が直接デュシャンと会ったのは一度だけということ。
デュシャンに捧げるべき作品がもう少しで完成し、再会を果たそうというときにデュシャンが亡くなってしまう。
やりとりは手紙を通して行っただけ。
しかも、デュシャンは返事を書いた手紙はすべて棄ててしまうという合理的な人だったので、瀧口が送った手紙はほとんど残っていない。
未完の作品で有名なデュシャンですが、手紙のやりとりまで未完な形で残るとは。

今回一番嬉しかったのは有名な「大ガラス」に関する展示を見ることができたこと。
「彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも」というタイトルのついた未完の作品。
http://www.philamuseum.org/collections/permanent/54149.html

The Bride Stripped Bare by Her Bachelors, Even というタイトルと、一見まったく結びつかない大きな作品とのギャップは衝撃的です。
エロティックなタイトルを完全に拒否しているような作品の無機質さに加え、偶然出来たというひび割れの暴力的さえ感じさせる佇まいがなんともいえません。
なんと東京大学でこの作品の再現を行っているんですね。
http://museum.c.u-tokyo.ac.jp/enkaku.html

駒場美術博物館は今休館中のようですが、今度企画展をやっているときに「大ガラス」を見にいってみよう。

デュシャンに影響を受けた日本のアーティストの作品の中で印象に残るのはやはり吉村益信の「大ガラス」。
http://www.yaf.or.jp/yma/about/publication/rgb058/kikaku/kikaku.html

ガラスと鴉ですね。
竹内銃一郎の戯曲「あの大鴉、さえも」はこの作品からインスパイアされたんでしょうか。(ひ)




ジャンル:
芸術
キーワード
デュシャン 未完の作品 千葉市美術館 インスパイア 竹内銃一郎 エロティック 土曜日の夜
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