てしかが自然学校

道東の弟子屈町(てしかがちょう)で、活動する日々のあれこれ

弟子屈町 春の名木ツアー2017.5.14(日)

2017-05-22 13:43:28 | 日記
弟子屈町内には14本の名木が指定されており(弟子屈町HP「弟子屈町の名木」)
弟子屈町と根釧西部森林管理署との共催で、毎年春と秋に名木ツアーが開催されています。
恐れ多くも今年度からツアーの案内人を務めさせていただくことになりました。
今回の春のツアーは、ちょうど咲き始めたエゾヤマザクラを中心に
町内各所をバスで巡る「大人の遠足」です!


屈斜路湖畔のカツラの巨木。

名木だけでなく、ちょうど見頃を迎えたの草花の解説も交えます。
和琴半島ではエンレイソウ類が3種(オオバナ、ミヤマ、カワユ)観察できましたね。

せっかくなので、硫黄山山麓のイソツツジも見てきました。
(お花はまだですが、開花が早いポイントを紹介してきました)

行程を考えるにあたっては、あれもこれも紹介したいと思うと
時間内に収まらないので、かなり絞り込みました。
次回は秋の名木ツアー、どこに出かけようか楽しく考えていくことにします!


<追伸>
同日、原野のもりでも
エゾヤマザクラの標準木(勝手に決めた標準木です笑)が開花してました。


(はぎわら)
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身近な自然にふれてみよう!in水郷公園2017.4.29(土)

2017-05-09 13:39:21 | 日記
久しぶりの更新となりました。
年度末の報告書類作りや年度初めの打合せなどなど
地味~な活動が続いておりました。

さて、29年度始めは
町教委主催ふるさと講座の講師を務めてまいりました。

ここ水郷公園は、釧路川が蛇行して残した旧河道を利用し
周囲をぐるりと歩く散策路整備されています。
水辺に集う野鳥観察ができるなど、市街地にあるにもかかわらず
じっくり見てみると意外に自然観察が楽しめる公園なんです。

というわけで、参加者のみなさんとのんびりお散歩を楽しんできました。

まだ木の葉が茂る前のこの時期は野鳥観察が容易です。
盛んにさえずるアオジ、カラ類や、渡りの途中のキンクロハジロ、ヒドリガモなどの野鳥をみんなで見つけることができました。

双眼鏡を覗く時は、さらに先に民家がないことを確認しなければならないのは市街地での観察マナーですね。

そして水門にある水車。
みなさん気になっていた様子だったので同行してくださった役場職員に説明をしていただきます。
これから水門の開閉に使う電力を自前でまかなえるように目指しているのだそうですよ。

また、水郷公園の各所で湧水が確認できるのですが
ここの水門を通る水量は1時間に290tとのこと。単純に計算すると1秒に80ℓの水が流れ出しているようです。
こうして湧水が集まる水郷公園は冬でも凍らないのです。


最後に野鳥観察小屋にて、見られた鳥や野草の確認、皆さんの感想の共有などを行って終了。

これをきっかけに、水郷公園をより身近に利用できる方が増えますように。
また、こうして手軽に自然観察ができる場所は町内のあちらこちらにありますので
ぜひ皆さん足を運んでみてください!

(はぎわら)
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平成28年度 子どもパークレンジャー第2回「釧路湿原 エゾシカ追跡大作戦」2017.3.4(土)

2017-03-07 10:42:51 | 日記
環境省 釧路自然環境事務所が主催する子どもパークレンジャーの
今年度第2回目が釧路湿原国立公園で開催されました。
(第1回目の様子はコチラ

「子どもパークレンジャー」(略称JPR:Junior Park Ranger)は
環境省のレンジャー(自然保護官)と一緒に国立公園などにおいて
自然観察や自然解説による自然環境学習を小・中学生に体験してもらうプログラムです。
自然保護の大切さや自然とのつきあい方、また生き物に対する思いやりの心など
豊かな人間性を育むことを目的としています。

今回は、釧路湿原に生息するエゾシカに焦点をあて
レンジャーさんたちが行っている調査の最新情報も交え
知っているようで案外知らないエゾシカのことを学びました。

-------
前日、弟子屈町内は暴風雪で臨時休校になるほどでしたが
見事に晴れ渡った青空で当日を迎えることができて安心でした。
まずは塘路湖エコミュージアムセンターに集合。


参加者には、子どもパークレンジャー任命証がついた手帳が渡されます。
2回目から参加の子ども達もいるので、改めて任命式です。
最初に、レンジャーさんから地域の概要やエゾシカが増えたことによる諸問題のことが説明され
これらを解決するために、エゾシカのことを調査しているとお話がありました。


野外にでかけエゾシカを見つけるために一人一人に双眼鏡が貸し出されます。
参加者同士の親睦も含め、双眼鏡の練習です。

指示された方向を見ると「手をあげて」や「子ども同士で握手」といったお題が書いてあり
ちゃんと読めたら、そのお題をクリアするというものです。

恥ずかしながらも子ども同士で握手。

準備も整ったので貸切バスで釧路湿原へ出発!


湿原内を通る砂利道を少し走ると、早速エゾシカに出会いました。

双眼鏡の練習の成果を発揮する時です。

「あ、首から何かぶら下げているよ」

そうなんです。調査のためGPS発信機と耳にタグをつけたエゾシカがいるのです。
よく見つけてくれました。

せっかく湿原にきたので、バスはちょっと離れたところで待機しもらい
橋から釧路川を覗きこんだり、遠くの雌阿寒岳を見たり
上空を飛んでいるオオワシを見つけたりと、広い広い空の下、釧路湿原を肌で感じてもらいました。




さらに砂利道をバスで移動して到着したのはコッタロ湿原展望台。
ちょっと高いところから湿原を見てみましょう。

見つけるのがなかなか難しいのですが、エゾシカの群れや
エゾシカが移動した痕跡、シカ道を見つけることができます。

今度は、細岡展望台へ。
いかんせん釧路湿原は広いので、バス移動の時間が長くなります。
そんな時にレンジャーさんにやっていただいた、釧路湿原クイズ。

なかなか盛り上がりましたね!

ランチタイムは細岡ビジターズラウンジへ。
快適な室内を使わせていただきました。


お腹も満たしたところで、細岡展望台へ。
ここは定期的にレンジャーさんがエゾシカの頭数をカウントしているのです。
先回りしてカウント作業をしてもらっていました。


「308頭いたよ」「え~??」「わ、本当だ!たくさんいるよ!」

不思議なもので、いちど見つけてしまうと
コッタロ湿原展望台では、なかなかエゾシカを見つけられなかった子どもも双眼鏡で簡単に群れを見つけます。
わかりますかね?スコープにスマホのカメラを当てて撮影してみました。


続いてレンジャーさんに案内してもらったのはこちら。

施錠され「近づかないでください」と書かれたゲートを特別に開けてもらうと…

エゾシカを捕獲するための囲い罠です。
特別にちょっとだけ中に入らせてもらいました。


さて、再び塘路湖エコミュージアムセンターに戻ってきて、まとめの活動です。
野外で見つけてきた色々な事を、レンジャーさんのお話が繋いでくれます。
首からぶら下げていたGPS発信機の追跡結果のお話。

なんと、釧路から標津まで1年かけて往復している個体がいるのだとか。
最近になって分かってきたこともあるのだそうです。

そして、配られた空中写真にビニールを重ねて、シカ道をマジックでなぞります。
同じ場所の平成16年と平成22年を比べてみると、明らかにシカ道が増えたのがわかります


青が平成16年、赤が平成22年です。
野生動物の個体数を把握するのはとても難しいのだそうですが
釧路湿原ではシカ道が上空から確認できるので、こうした手法が用いられるのだそうです。なるほど!


最後に、班ごとのまとめの作業。
だいぶお疲れの様子も見られますが(笑)、ここが大事です。

班ごとに付箋で、エゾシカについての今日の大発見をひたすら書き出します。

書き出したら意見の整理をして、班として何を発表するかまとめます。


発表に向けて、画用紙にまとめます。見栄えがするように装飾もほどこしてくれました!


いざ発表!参加者同士の大発見を共有します。


緊張の表情ですね(^^)

前回は地域の大人に発表を聞いてもらったのですが
今回はインターネットを通じてたくさんの人に見てもらうことにしています。
発表の内容を大きい写真でどうぞ!







ぜひ、釧路湿原でエゾシカを見た時には
子ども達の発表を思い出していただければ嬉しい限りです。

市町村を越えて集まった子どもたちが
国立公園をテーマに活動をともにできる子どもパークレンジャー。
たくさんの方々にお世話になりながら28年度も無事に終了しました。

子どもパークレンジャーの任務は
当日の活動だけじゃなく、普段の生活でも出来る事がたくさんあります。
みなさんの普段からの活動に期待しています!


(はぎわら)
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原野のもりのオトナ木育ひろば~木製カップ(ククサ)作りワークショップ~2017.2.26(日)

2017-03-05 18:18:00 | 原野のもりプロジェクト
ご案内していました通り、木製カップ(ククサ)作りワークショップを開催しました。


今回、講師を務めてくださったのは
北海道認定の木育マイスターでもある”大工のしばちゃん”こと柴田智幸さん
まずは、削る段取りを教えてもらい
柴田さんが作った製作キットをそれぞれ手に取ります。
ちなみに、カップの材料は昨夏の台風で倒れたシラカバ。
「材料は特別な樹種じゃなく、その辺の木」といういうのを大事にしているとのことです。


というわけで削ります。


黙々と削ります…。

時々、何かしらの会話で盛り上がったと思ったら
再び静かになって黙々タイムです。


さて、どんな感じで作業が進んでいったのかを
約1時間おきに撮影した定点写真で見てみましょう。

↓まずは製作キットの状態。ここから小刀のみで削っていきます。


↓どんな形にしようかなぁと考えながら、まずはカドを落とし始めていましたが
その後、思いつきで取っ手の穴を貫通させてみました。


↓取っ手ばかりを攻めていたので、全体の形は全く変わっていません…。
(主催者として色々やることもあったので、と言い訳をしておきます笑)


↓取っ手のカドが丸くなってきましたね。


↓飲み口を薄くしたりと全体を削っています。
最後には、主催者の立場にもかかわらず自分だけの世界に没頭しておりました笑。



…と、みなさんそれぞれの完成品を並べてみると
なんとも個性的なカップができあがりました。

まだ納得がいかない方は、ご自宅でも作業を進めるとのことで
小刀を買いにホームセンターに寄ったという話もお聞きしています。

作業を終えて、疲れた頭には
激甘なオヤツ(チョコマシュマロ)が染み渡りましたね。



作業の合間には、たき火で棒巻きパンを焼いてみたりと
大人が無邪気に楽しむ木育ひろば。

またの機会を、お待ちください!

(はぎわら)
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原野のもりの木育ひろば2017.2.19(日)

2017-02-21 22:10:53 | 原野のもりプロジェクト
いつもの木育ひろばも年度最終回。
ここ数回、穏やかな天候に恵まれていましたが
今回は、なかなかの強風。

森の中は、枝が落ちてくると危ないので
会場のログハウス周辺での活動のみと限定してスタートしました。
とはいえ、森のすぐ近くに避難場所(ログハウス)があるのがここの強み。
カラマツ積み木や保湿クリーム作りで室内は賑やかでした。


木の器で楽しめるコーヒーも登場!

コーヒー飲めないのに、覗きにくる子ども達(^^)

今日は室内がメインかなーと思っていたのですが
その内、みなさん外に出はじめ
森に入らなくとも、ログハウス周辺でスノーシューで散歩したり薪割りをしたりと、身体を動かします。
けっこうな寒さでしたが、特に子どもは元気ですね。


お昼時には、定番の棒巻きパンも登場。


外で食べるアツアツ焼きたてパンは美味しいですね!

午後になると、風も落ち着いてきたので森の中も解禁!
待ってましたとハンモックに駆けていく子ども達。


削り馬で木を削ったり、たき火でマシュマロを焼いたりと
思い思いに時間を過ごします。



今年度分の「原野のもりの木育ひろば」はひとまず終了です。
新年度分は、再度日程をお知らせしますが、おそらく雪解け後になろうかと思います。
自分に合った遊びを見つけて主体的に動く子どもたち。それを暖かく見つめる大人たち。
心地好い多様な人との関わりが、自然と木育ひろばでは生まれているように思っています。
次年度も、このつながりを続けていければと考えていますので、どうぞお楽しみに!

(はぎわら)
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