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孤高のメス 第一巻 映画も面白いが、小説も面白い。

2017年09月12日 20時17分18秒 | 読書評

 

孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第1巻 (幻冬舎文庫)
大鐘稔彦
幻冬舎

この作品は、最初映画で見ました。堤 真一が実直な敏腕外科医を演じて

とても面白く、ただ目の前の患者の命を救う姿が共感が持て、気持ちの芯

を貫くインパクトがあって何度か鑑賞した。

 

映画用に書き下ろされていた脚本だとばかり思い込んでいたので、小説が

あるとは、露知らず、アマゾンの文庫の検索すらしなかった。

 

先日、活字が久しぶりに恋しくなり文庫本を探していると

このタイトルにたどり着いた。シリーズとしては、10作を超える大作。

思わず、嬉しくなりました。

 

早速、アマゾンで探し当て、本を手に入れました。

久しぶりに読む本は、ストーリーに最初からどっぷりと

入れるので、興奮が覚めない。

 

医療物語は、写実的なものが好きで、テレビは、救命病棟24

が自分の趣向にあっていてよく見てました。

 

今回の孤高のメス、第一巻を読み終えた。

凄腕の外科医、当麻 鉄彦。

医療技術探求に意欲を燃やし、卓越した技術と経験と判断力を

持ちながら、自らの使命は、地方の末端の医療改革に軸を置く。

大学病院内での出世にまつわる野心的なものに、興味はなく

自分の使命をブレることなく着実にこなして行く。派手さのない

現実的な姿に気持ちが共鳴する。そのような本です。

地方病院で、出来ないと考えられている肝切除。

宗教上の問題で、輸血出来ない緊張感ある肝臓の手術。

 

難しい患者は、大学病院へ送り、ちゃんとしない対処。

それをよしとする大学病院から派遣された、やる気のない

高飛車な医者。技量が低く、プライドばかりが高い。

医療事故に繋がるような行為。

 

 

そういうものと一千を期して、ただただ実直に治療に

勤しむその姿が、心を打ちます。

 

次の巻が楽しみです。


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