”広島の果物屋”トド店長のひとり言

3代目のトド店長が、今日も美味しい果物を求めて東奔西走、果物の豆知識に旬の果物から新品種、はたまた雑感まで呟きまくり!

トド店長の独り言 パパイア

2017-04-14 18:17:23 | 独り言
パパイアの雌花は受精後雌果になり、小さいときはやや膨らんだ五角形をしています。
その後大きくなると全体が砲弾型というか、パパイア型になりますが、面白いことに実の中の空洞は五角形なんですよ。
この空洞の中に黒くて丸い小さな種がびっしりと入っています。
この小さい種は、面白いことに乾燥して粉にすると、胡椒のようにピリッとした刺激があるので、スパイスとして使っている国もあります。
同じパパイア科のババコウ(ババコともいう)は、長さ30~40cmくらいの細長い五角形をしており、中の空洞は結構大きな五角形なのですが、種がありません。
果肉は柔らかく川ごろ食べることができて、比較的あっさりとした味で私はそれほど好きではありませんでしたが、パパイアにイチゴ、パイナップル、キウィを混ぜたような味で美味しいという人もいました。
沖縄やフィリッピンのパパイアは果肉が薄く空洞が大きいのがありますが、これは雌性花だからそういう具合になるそうなのですが、果肉が詰まっているのは、両性花のほうなのだそうです。
ただ、沖縄では雌性花のほうが、パパイア型になるので好まれているのだとか。
両性花は五角形になるので、パパイアだと言ってもなかなか売れにくいのだそうです。

トド店長の独り言 パパイア

2017-04-13 17:34:28 | 独り言
パパイアは雌雄異株、つまり雄花だけ着花する株と、雌花だけ着花する株がありますが、雄株の中には稀にですが、両性花(自家受精しやすい)を着ける株もあるという三性花異株植物です。この両性花の着花程度も、稀に着花して小さな果実しかならないものから、比較的多く着花して立派な果実をつけるものまで様々な程度の両性株があります。ハワイではこれらの中から、両性花がよく着花する株を育種し、ソロ(Solo)種と名付けました。このソロ種は、500gくらいの実になり、料理やデザートにちょうど良い大きさであり、果肉が厚くて糖度が高く食味も良かったので、日本にはよく輸入されています。また、このソロ種は、台湾やブラジルでも栽培されています。 

トド店長の独り言 パパイア

2017-04-09 18:33:55 | 独り言
この農園では、有機JASを取得していて、米ぬか、油粕、EM菌を原料にしたぼかし肥料を使用しているそうです。
これは『パパイヤを栽培した地には雑草も生えない』と言われるほどパパイヤは土壌の栄養を吸収し、土地をやせさせるために、連作が難しい果物なんで、地力を回復して連作障害を回避するのに有効な方法なんだとか。
なるほど、実際に現地へきてみなければ分からないことが多いですね。
その青パパイアを加工して粉末化しての出荷もしているとか。
製品歩留まりはたった7%しかないので、100Kgの青パパイアから7Kgしかとれないんですよ、と言っておられました。
販売価格を聞きませんでしたが、歩留まりから考えてもかなり高価でしょうね。
それにこのハウス(鉄骨造りに頑丈な基礎は、さすが台風銀座沖縄!これなら大型の台風が来ても大丈夫だよねえ、と感心させられた)の減価償却に屋根のビニール代(台風でも破れない、しかも6年間もつ)と考えていくと、人件費とか農薬代とかを節約できてもある程度の経費はかかるよね~、とつい商売人根性が出てしまいました。

トド店長の独り言 パパイア

2017-04-09 18:33:55 | 独り言
この農園では、有機JASを取得していて、米ぬか、油粕、EM菌を原料にしたぼかし肥料を使用しているそうです。
これは『パパイヤを栽培した地には雑草も生えない』と言われるほどパパイヤは土壌の栄養を吸収し、土地をやせさせるために、連作が難しい果物なんで、地力を回復して連作障害を回避するのに有効な方法なんだとか。
なるほど、実際に現地へきてみなければ分からないことが多いですね。
その青パパイアを加工して粉末化しての出荷もしているとか。
製品歩留まりはたった7%しかないので、100Kgの青パパイアから7Kgしかとれないんですよ、と言っておられました。
販売価格を聞きませんでしたが、歩留まりから考えてもかなり高価でしょうね。
それにこのハウス(鉄骨造りに頑丈な基礎は、さすが台風銀座沖縄!これなら大型の台風が来ても大丈夫だよねえ、と感心させられた)の減価償却に屋根のビニール代(台風でも破れない、しかも6年間もつ)と考えていくと、人件費とか農薬代とかを節約できてもある程度の経費はかかるよね~、とつい商売人根性が出てしまいました。

トド店長の独り言 パパイア

2017-04-09 18:33:40 | 独り言
植えてあるパパイアは台農2号という品種で、フルーツとしても野菜としても使えるのだとか。
恥ずかしながら、パパイアはどの品種でも青ければ野菜として、黄色く熟せばフルーツとして食べるのだとばっかり思っていたのですが、生食用・料理用、両用という区分けがあるのを初めて知りました。
植えて2年半で天井(高さ4-5mくらいありそうです)まで到達してしまうので、そうすると株元まで切り返して、再度天井に到達するまで栽培するのだそうです。
そのあとは、根が張りすぎたり病害虫に侵されやすいので、植え替えをするそうです。
植え替え前の切り株を見てみると直径が30cm近くもあって、熱帯植物は成長が早いというけど本当だなあ、と実感したことでした。
パパイアは年2回収穫出来るので、一本当たり年間で250Kgも採れるとか。
ただし、全部が商品として売れるわけではないと思いますが、それにしても年間収穫量が約900トンともなれば、これは沖縄でも最大規模のパパイア農園と言っても間違いないでしょう。