テルサのFantastic Stories

今まで書きためていたとりとめもない物語を少しずつ連載していきます。ファンタジー物が多いです。ぜひ読んでみて下さい。

テルサ通信

2017-04-22 18:42:13 | テルサ通信
こんばんは

超ヾ(*´▽`*)ノ オヒサァ♪なテルサです。

多忙な毎日でなかなか更新できないな~と思っていたら・・・いつから更新していないのか\(◎o◎)/!

にもかかわらずランキングにぽちっとして下さっている方がいて本当に感謝感謝です。

今連載している「ある国の物語」も大詰めを迎え 第一部地上編もクライマックスの突入。

頑張って更新しますので 気長に待っていて下さいね。

って更新しないのかい       もう少し待って・・・・
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1-6 光と闇の攻防      「ある国の物語」 第十章 覚醒する者

2016-08-17 01:48:09 | 「ある国の物語」 第十章
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テルサより

みなさまお久しぶりです。またまた随分と更新が遅れてしまい,大変申し訳ありませんでした。<m(_ _)m> なんと・・・2ヶ月ほど更新していないではありませんか。ゲコゲコカエルが,と言っていたのがもうセミの鳴き声ですよ。しかも8月も後半に・・・。それにもかかわらず応援して下さっている読者の皆様,本当にありがとうございます。

リオのオリンピックを観ているので最近寝不足です(-_-)zzz。選手の皆さんがんばれ~。私も少しは頑張らなければ・・・ということで更新です。「ある国の物語」ラミエル編(地上編?人界編?)もいよいよクライマックス。果たしてこの世は黄金の夜明けを告げられるのか,それとも黄昏の終末を告げられるのか。決断を下す運命の輪を廻す神は無事に覚醒できるのか・・・。
 
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このお話は・・・・

森と湖の国ファンタジア帝国の少年帝は,実は宇宙を創世した天帝の12番目の息子にして運命の輪を廻す月の神の降臨した姿だった。今,人界は人間による自然破壊から滅亡の道をたどりつつあり,それを救えるのはもはや最も優しく慈愛に満ち,また最も残酷で悲哀の心をもつ本来の月のみであった。聖と魔性の両面性をもつ本来の月の神。果たしてこの世に月の聖帝は黄金の夜明けを告げるのかそれとも黄昏の時を告げるのか・・・・・。

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第1節 光と闇の攻防  第6話

「何故クリスタリアからわざわざ・・・。私は護衛などつけていただかなくても大丈夫ですよ。どうぞお引き取り下さい」
「それが・・・そういうわけにはまいらなくなったのでございます,陛下」
「どういうこと?」

 かしこまったまま低い声で言うクリスタリアの者の言葉に反応して,太陽の君が月の君の後ろから尋ねた。

「もう,噂はお耳に入っていらっしゃると思いますが,ラミエル陛下の20歳のお誕生日を前にいろいろな組織が動いています。我々クリスタリアは天帝大神直轄の国のため,天帝大神の命により陛下が本来の月神に覚醒されるのをお手伝いすることになっております。しかしながら,他の信者が陛下を聖なる月帝へ,あるいは魔性の月帝へ覚醒させようとしているのです。我々はそのような輩から陛下20歳のお誕生日の夜に昇る満月が西の空に沈むまで,陛下をしっかりとお守りする役をおおせつかっているのです。本来の月神レイミール様をお迎えするにはまだお時間がございますが,陛下のお誕生日はもう目の前でございます。組織の中にはかなりの術者もおります。どうぞ,我々を側にお置き下さいますよう」

 ラミエル帝はいつもの少し哀しそうな表情のまま彼等を見た。

「私を狙っている者達は魔術師なのですか?私の剣術や武術ではたちうちできないほどの・・・」
「恐らくは。特に闇の宗教である天照教の分派「赤い月」の信者達は時の塔の者も深く関わっていると聞いております。我々も全力を出さねばならぬかもしれません」
「そう・・・ですか」

 月の君は静かに言うとまた椅子に座って剣を机の上に置いた。

「魔術を使われては私もどうにもできません。すみません。みなさんにはご心配をかけるばかりで」
「陛下。今少しのご辛抱でございます。聖なる方に関しても,月の聖神殿の中に洗礼聖台が復活しているので我々クリスタリアの司教や司祭達が外部の者を入らさないようにしております。しかし・・・聖なる方にも天照教の分派「黄金の月」の信者がいて,その者達が陛下を狙っており,そちらには最果ての塔の者達が深く関わっていると・・・」

 それを聞いてハービア王子が「え~?」と大声をあげた。

「時の塔も最果ての塔もどっちも魔術師の最高学府じゃん。大丈夫なの?」
「術師を相手にまわすと厄介なんじゃないのか?」

 不安そうにマリウス皇子が口を開く。

「クリスタリアの名にかけ,我々は全力をもって我が使命を果たす覚悟でございます」

 クリスタリアの者達は頭を下げて強い口調で3人に言った。その時,ラミエル帝がどう思ったのかは分からない。が,素直に「よろしくお願いします」と言った。<恐らく心の内はまだ強気だろうな,この世界一強情な皇帝陛下は>ハービア王子はそんな彼等のやりとりを見ながらそう思った。


 
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しおりもはさめて普通の本のように読めますのでどうぞゆっくりまったり自分のペースで読んで下さいね^^。
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   「ある国の物語」

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この度,新しくFC2ブログにて「テルサのFantastic Stories 2」を作成しました。ゆくゆくは引っ越ししようと思っていますが,今は「魔王伝説」を連載中です。ある高校にやってきた謎の転校生。その転校生の正体とは・・・・。どうぞよろしくお願いします。

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1-5 光と闇の攻防      「ある国の物語」 第十章 覚醒する者

2016-06-12 23:06:43 | 「ある国の物語」 第十章
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テルサより

みなさまお久しぶりです。随分と更新が遅れてしまい,大変申し訳ありませんでした。<m(_ _)m> 前回の更新時では桜が咲いていたのに,はや今は梅雨入りになり,近くの田んぼには水が入ってカエルがゲコゲコ・・。月日が経つのは本当に早いですね。
 
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森と湖の国ファンタジア帝国の少年帝は,実は宇宙を創世した天帝の12番目の息子にして運命の輪を廻す月の神の降臨した姿だった。今,人界は人間による自然破壊から滅亡の道をたどりつつあり,それを救えるのはもはや最も優しく慈愛に満ち,また最も残酷で悲哀の心をもつ本来の月のみであった。聖と魔性の両面性をもつ本来の月の神。果たしてこの世に月の聖帝は黄金の夜明けを告げるのかそれとも黄昏の時を告げるのか・・・・・。

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第1節 光と闇の攻防  第5話

 その夜,ラミエル帝は久しぶりにベッドの上に横たわることができた。今までほとんど徹夜だったので,体調を心配していたセイラ妃も安心する。

「陛下,明日のご予定は?」
「え?ああ,明日は今年度の事業計画報告と新規加盟国の紹介があるくらいかな。明後日に共同予算の分配と貿易調整があるから,それが済んだらファンタジアへ帰ります。どうせ後はたいした内容でもないし,いるだけ時間の無駄ですから。帰りに・・・ルナ国へ寄って母上のお見舞いでもしようかと思っています。あれからルナからは何の返事もないし・・・ないならないでこちらから行かせてもらおうかと・・・」
「そうですか」
「セイラ,悪いけど夜会にはそういうことで参加できないから,もしウーナ姫とか会いたい人がいるなら,明日か明後日の午前中までに都合をつけてくれますか?」
「はい,陛下。そうします」

 皇妃の優しい声に,ラミエル帝は少し溜息をつく。

「ごめんなさい,ゆっくりできなくて・・・。早く帰らないと,またあの石頭の大司教が怒るからな」
「陛下,またそのようなことを・・・」
「本当のことだ。では,お休みなさい。良い夜を」

 月の君は言うだけ言うと,静かに目を閉じて眠ってしまった。

 翌日の会議が終わり,その次の会議も無事に終わって,夕方にラミエル帝一行は帰国の準備を済ませた。セイラ妃は父帝である星の国イリュージョン帝国のデーリー帝に挨拶に行き,ラミエル帝の方は一緒についていくと言い張るハービア王子と,また父帝と大げんかして城出したマリウス皇子と3人で霧の館の庭園で話をしていた。周りにも賑やかに大勢の人達が集って話に花を咲かせている。

「全く・・・また親父さんとけんかなんかしやがって,今度どうするつもりだよ。俺,もう知らないぞ」

 大きな溜息とともに少し哀れみを含んだ瞳で大親友を見つめる太陽の君に,マリウス皇子はひしとしがみついた。

「ハービア・・・そんなこと言わずにレイクントへ連れて行ってくれよう。今度親父に捕まったらもう二度と宮殿外へ出してくれないような気がする」
「・・・・・・」

 ラミエル帝は呆れた表情で2人を見ていたが,ふと剣に手をやった。カチッと音がする。

「ラミエル?」
「静かに・・・誰か来る」
「来るって・・・周りには誰も・・・わあっ」

 ハービア王子はびっくりして思わずラミエル帝の後ろに回り込んでしがみついた。3人の目の前に白装束の男達が数人ふっと現れたのだ。しかし,戦神ラミエル帝はそれよりも早く彼等のうちの1人の喉元に剣をピタッと突き付けていた。さすがである。

「突然現れるとは,あなた方は術者ですね。私たちに何の用でしょうか」

 この時のラミエル帝は,さすがのハービア王子でも恐いと思う。一切隙を見せず,冷たく威厳のある声と同じだけぞっとするような冷たい心を見透かすような瞳。軍神ラミエル・デ・ルーンと呼ばれる理由はここにある。
 それでも白装束の男達は,落ち着いたまま静かに跪いた。

「どうぞその剣をお納め下さいませ,ラミエル・デ・ルーン陛下。我々はクリスタリア神皇国の者。陛下の護衛をカルタニア大司教様よりおおせつかってまいりました」
「カルタニア大司教から?」

 ラミエル帝はそれを聞くと,静かに剣をおろすと鞘にしまった。

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1-4 光と闇の攻防      「ある国の物語」 第十章 覚醒する者

2016-04-03 00:00:46 | 「ある国の物語」 第十章
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テルサより

最近旅番組にはまってます。特に好きなのが土曜日にやってる「旅サラダ」。番組見ながら行った気分になってます(つω`*)テヘ。私がいつか行ってみたいところは(いっぱいあるけど)ニュージーランドとタヒチ方面のボラボラ島。海の綺麗なところに行ってみたいです。
 
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このお話は・・・・

森と湖の国ファンタジア帝国の少年帝は,実は宇宙を創世した天帝の12番目の息子にして運命の輪を廻す月の神の降臨した姿だった。今,人界は人間による自然破壊から滅亡の道をたどりつつあり,それを救えるのはもはや最も優しく慈愛に満ち,また最も残酷で悲哀の心をもつ本来の月のみであった。聖と魔性の両面性をもつ本来の月の神。果たしてこの世に月の聖帝は黄金の夜明けを告げるのかそれとも黄昏の時を告げるのか・・・・・。

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第1節 光と闇の攻防  第4話

 翌日から世界皇帝会議総会が始まったが,これが最後と腹をくくったラミエル帝が全力で臨んだものだから,いい加減な提案をした国はしどろもどろになって冷や汗をかいた。月の君が本気を出して提案し,発言しだしたら誰もかなわない。その怖いまでの迫力にみんな圧倒されてたじたじになってしまっている。

 この日,ファンタジア帝国のラミエル帝が提案した7議題のうち3議題が既に解決し,第1日目が終了した。扉が開かれて各国の代表が出てきたが,ラミエル帝は会議の時の威厳そのままで,ハービア王子やマリウス皇子すら彼のその圧倒的な迫力に声を掛けるのをためらったぐらいである。結局,ハービア王子達は話もできずに翌日を迎えた。

 翌日も朝からラミエル帝は一瞬の隙も見せることなく,全力で会議に臨んだ。その結果,午前中にはその日の予定が終わり,月の君も自分が提案した7議題を全て解決させた。この時は,さすがにラミエル帝もほっとしたのか,前日ほど厳しい表情はしていなかった。

 時間に余裕ができたので,午後からラミエル帝はセイラ皇妃と2人でテラスで紅茶を飲んでいた。そのうち,ハービア王子やマリウス皇子,アイシス皇妃も加わって聖帝を守ろうと誓ったムーンナイト達が集まった。後からキラ皇子も合流することになっている。久しぶりにみんな勢揃いして談笑する。

「本当に久しぶりだな,ラミエル。お前・・・また背伸びたか?俺とそう変わらなくなった気がする」

 ハービア王子が月の君と自分を比べながら言う。

「そうですか?」
「お前なあ,結婚したら少しは愛想良くなるかと思っていたけど・・・思うだけ無駄だったようだな」
「何とでもどうぞ」
「ところでさ・・・お前・・・のこのことこんな所に出てきていいのかよ。6月15日,お前の誕生日は特に気をつけておかないと危ないよ」

 太陽の君の言葉に,月の君は少し溜息をつく。

「みんな何をそんなに心配しているんですか?私はここに来る前に大臣達にも反対されて説教されました。でも,今回のような世界に影響を及ぼす重要な会議をさしおいて,襲われるかもしれないからファンタジアにこもっていろなんて,どう考えても変です。そう思いませんか?」
「全然変じゃないよ。お前,本当に自分の事に関してはニブチンだなあ。冗談抜きで気をつけろよ。噂じゃルナパレスの洗礼聖台が新しくなって使えるって言うし,それぞれの組織も動き出してるって話だ」
「ラミエル,ハービアの言ってること,嘘じゃないんだよ。本当に危ないんだ。特に魔性に目覚めさせようとしている闇の宗教が恐いよ。術者も強者揃いときいたし」
「・・・・・・・」

 ラミエル帝はそれでもまだ他人事のように思っていた。

「大丈夫ですよ。みんな心配性で大げさなんだから」

 ここまでくるとみんなふうっと大きな溜息をつく。

「ラミエル・・・お前なあ,いくら戦神と言われるお前でも限界はあるんだよ」
「分かっていますよ。でも,本当に自分で何とかなりますから心配しないでください」
「俺・・・帰りはそのままお前についていくよ。心配だし・・・」
「ハービア,だから大丈夫だって」
「全然大丈夫じゃない。いいだろ。っていうか絶対ついていく」

 太陽の君はラミエル帝に強引に承諾させた。後からキラ皇子が来て,午後はそうは言いながらも楽しいひとときになった。


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1-3 光と闇の攻防      「ある国の物語」 第十章 覚醒する者

2016-04-02 16:24:18 | 「ある国の物語」 第十章
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テルサより

 こんにちは。時間が経つのって早いですね。前の更新からはや1ヶ月半ぐらいあいてしまいましたよ(A;´・ω・)フキフキ。今頃はいいですね。桜の花も見頃・・・本当に綺麗です。「ある国の物語」に出てくるラミエル帝の母親が大好きだったキリエの木・・・この木はまさに桜をイメージしています。花びらが舞い踊る様は本当に溜息がでるほど綺麗です(*⌒∇⌒*)テヘ♪

 さてさて,本編久しぶりの更新です。迫る月の君の誕生日,果たして無事に終えることができるでしょうか。

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このお話は・・・・

森と湖の国ファンタジア帝国の少年帝は,実は宇宙を創世した天帝の12番目の息子にして運命の輪を廻す月の神の降臨した姿だった。今,人界は人間による自然破壊から滅亡の道をたどりつつあり,それを救えるのはもはや最も優しく慈愛に満ち,また最も残酷で悲哀の心をもつ本来の月のみであった。聖と魔性の両面性をもつ本来の月の神。果たしてこの世に月の聖帝は黄金の夜明けを告げるのかそれとも黄昏の時を告げるのか・・・・・。

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第1節 光と闇の攻防  第3話

 その夜,ラミエル帝は星見の塔へ行って少し仕事の続きをし,その後ぼんやりと夜空を眺めていた。今はちょうど新月の頃。2週間後の自分の誕生日の夜は満月のはずである。

「もともとの話であれば,私はその日,クリスタリア神皇国の月の神殿で聖なる月神に覚醒するはずだったのだ。それなのに,私は運命の輪を廻してしまった・・・・。でもそのことに悔いはない。」

 視界に広がるのは星空。塔の最上階から見ると,空にも地上にも光が灯り,湖のところだけがぽっかりとブラックホールのように光がなくなっている。これが,満月の夜となると逆に湖が月の光を受けてキラキラと輝き,さらに幻想的な風景が浮かび上がるのである。月の君はここから眺める風景が好きだった。宮殿の中で一番お気に入りの場所である。

「母上は・・・少しは病状が良くなられたのだろうか。あれから返事も何もないんだけどな」

 月の君は,呟くとベッドの中に入り,初夏の空を窓越しに眺めながら静かに眠りについた。

 翌日,ラミエル帝は1日でファンタジア帝国での仕事を一段落させ,いよいよ世界皇帝会議が開催される大地の国フォスター帝国に向かって出発した。セイラ妃を伴い,いつもと変わった様子はなかった。

 フォスター帝国に着くと,いそいそと他国の君主達が挨拶にやって来る。彼は適当に挨拶を交わすと,すぐに宿泊宮である霧の館の自分の部屋に引っ込んでしまった。一息つくと,彼は自慢の紅茶を皇妃と自分用に入れる。そして,早くも明日からの会議の資料を見ながら上品な白いカップを手に取り,一口飲む。

「あまり落ち着かないティータイムですみません。でも,ないよりはましでしょう」
「陛下,ありがとうございます。とてもおいしいですね」

 セイラ妃においしいと言ってもらえるのが,彼にとってはとても嬉しいことらしく,少し笑顔になる。

「陛下,明日も早いですしもうお休みになられた方がいいのでは・・・」

 セイラ妃が心配してずっと資料を見ている月の君に話し掛ける。ラミエル帝はちらっと彼女を見たが,また視線を資料に戻す。

「大丈夫ですよ。明日は最初から国交貿易予算編成会議があるからよく見ておかないと・・・。ファンタジアはほぼ自給自足だからそう問題はないけど,ルナは結構貿易を行っているから,下手したら変な物を買わされてしまう可能性があるんだ」

 月の君はびっしりと書かれた表を見ながら細かくチェックしている。

「皇妃こそ長旅で疲れたでしょう。ゆっくり湯浴みでもして,早く休んだ方がいいですよ。私はもう少し仕事をしますからお構いなく」
「そうですか?」
「今夜はこちらに泊まるといいでしょう。虹の館は隣とはいえ結構距離がありますから」
「あ,はい。ありがとうございます」

 セイラ妃がそう言っている間に,彼は女官長ルチアを呼び,指示を出す。本当に何でもてきぱきとこなす男である。

「失礼いたします。皇妃様のお世話をさせていただきます」

 国王を始めとする国主が宿泊する霧の館の他に,フォスター帝国には王妃や王子,王女達が宿泊する虹の館がある。セイラ妃は虹の館に泊まる予定だったので,女官長達はそちらで用意をしていたのである。もちろん,霧の館のそれぞれの部屋にもみんなが泊まれるだけの設備は整っている。一国につき高級マンションのように何部屋もあり,手前には大臣達の控えの間もちゃんとある。

「どうぞ。私は奥で仕事をしていますから,皇妃をよろしくお願いします」
「かしこまりました。マリオ最上大臣をお呼びしましょうか?」

 ラミエル帝を1人にしてはと,ルチア女官長は気を利かして言う。月の君は静かに首を振る。

「いや,いいです。彼等はそのままに。できれば外から鍵でもかけておきたいぐらいだ」
「また陛下,そのような事をおっしゃる。そんなに煙たがられてはお可哀想でございますよ」
「可愛そうなのはこっちだ」
「陛下,大臣達も典医様も本当に陛下のことを心配しているのでございますよ」
「心配してもらわなくても結構だ。いつもそう言っているのになかなか分かってくれない」

 珍しく月の君が不満を漏らす。ルチア女官長はやれやれと言ったように少し溜息をつくと,2人分のカップを洗って片付け,寝室へと皇妃を案内し,泉の間の用意をした。この日,ラミエル帝は湯浴みはしたものの一晩中起きていたらしく,ベッドで眠った気配はなかった。


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