『三樂録』

「善樂」「健樂」「長樂」の探究軌跡。時は満てり、これでいいのだ。

初心忘るべからず

2016年04月20日 | 探訪記

 

4月13日(水)は、長姉と妻の珍道中。今回は、国道118号を北上。3月25日にオープンしました、道の駅常陸大宮~かわプラザ~に再び訪れたようです。前回は混んでいて食事も摂れませんでしたので、今回は昼食を摂りながらゆっくりと。駐車場は、普通車130台・大型車18台の駐車可能。

茨城県内で12番目となる道の駅。国道118号線沿いで、山方宿の入り口当たりになります。便利な場所にありながら、清流・久慈川を目の前にした「自然とふれあえる施設づくり」をしているとのこと。地元JAと協力し、販売している野菜は近隣を中心に新鮮。美味しいお米をその場で精米した「今摺米」を購入可能。また、美容や健康に良いと話題の「えごま油」は同施設のオリジナル商品で、すぐ近くの農家が栽培したえごまを、施設内で加工して搾りたてを販売。

 

 

道の駅常陸大宮は、国土交通省が定める「重点 道の駅」に選定されています。選定に際して評価されたのが建物正面に向かって右手にある「体験農園」。ここでは、全国的に生産量が少なく珍しい西洋野菜を栽培。「ロマネスコ」や「カリフローレ」など、聞いたことのない作物が!収穫の時期を迎えたら、レストランでメニューにも使用予定。

レストラン常陸亭では、そばやうどんといった定番だけでなく地場食材を活かしたプレートもオススメ!鮎を蒸し焼きにした「アクアパッツァ」は、駅長もお気に入りの逸品。地元・製麺所の麺を使ったラーメン店麺屋げんきも注目。地元の粉こんにゃくを配合した麺でヘルシー。農場直営「COWCOW瑞穂牛キッチン」では、地産地消をキーワードに、オリジナリティ溢れるメニュー。お味は食べてみてどうぞ。

 


 

次には、「静峰ふるさと公園」に桜見物。日本さくら名所100選地。昭和40年に、静神社西側の丘陵地を活かして造成。約12haの広々とした園内に、約2,000本の八重桜をはじめ、ソメイヨシノ、ツツジなどが植栽。平成23年度には、新たにシバザクラ(白・紫)が増栽。

4月中旬から5月初旬に開催される「八重桜まつり」では、公園内がピンク一色に染まり、花見客が宴。それぞれに楽しい時間。

残念なことに「八重桜」はまだ早かったようです。

 

 

【子どもたちへの愛語】

時折、「努力が無駄になった」という声を聞きます。「努力」が報われないことは多々あります。「努力」とは、現状を「改善」とか、「改革」、「打破」、あるいは「レベルアップ」、「目標達成」を果たそうとした時などに、「苦痛」、「困難」に耐えながら、「目標達成」に向けて前進することです。

辞書には、一般的には,外的な誘因よりも意志または意図によって維持される心的,身体的な活動と,その際に生じる主観的な緊張感をさす、と書かれてありました。ちょっと難しいですので、インドの弁護士、宗教家、政治指導者であった「ガンジー」の言葉を借りました。

『重要なのは行為そのものであって、結果ではありません。行為が実を結ぶかどうかは、自分の力でどうなるものではなく、生きているうちにわかるとも限りません。だが、正しいと信ずることを行いなさい。結果がどう出るにせよ、何もしなければ何の結果もないのです。』

これから分かることは、「努力」とは、目標を持って向かおうとはしますが、「結果」にこだわるものではないもののようです。結果を出すとか出そうもないとか、到達しそうだとか、到達などできそうもない等ということは考えるものではありません。

 

 

ガンジーさんの言うように、「行為そのものであって、結果ではありません。行為が実を結ぶかどうかは」努力の目標ではないということです。何事にも前向きに、自ら積極的に行動することが大切なことなのです。

迷える我が家の「シチーボーイ」さん。『菜根譚』に、「事(こと)窮(きわ)まり勢い蹙(せま)るの人は、当(まさ)に其の初心を原(たず)ぬべし」とあります。解釈としては、「仕事に行き詰まって、形勢が悪く思うようにいかない人は、その初心に立ち戻り考え直してみるべきだ」ということです。

また、世阿弥の『花鏡(かきょう)』には、「是非の初心忘するべからす」と。「是非」。
1 是と非。正しいことと正しくないこと。また、正しいかどうかということ。2 物事のよしあしを議論し判断すること。批評すること。「是非」に対する、社会人一歩目を思い出して、「努力」するしかありません。「正しい」考えであれば、滅びることはありません。合わせて、「時々(ジジ)の初心も忘れないように。

 

 

「カロライナジャスミン」が満開です。※2015.10.28「耳順う」

「姫りんご」の盆栽も満開です。他のりんごも花をつけ始めています。受粉が上手くいくと良いのですが。昨年駐車場の脇に植えた「ネモフィラ」が、種がこぼれたようで、5株ほど花を咲かせています。「滝川渓谷」の茶店で買ってきた滝川「レイシア」が、今年は新たに咲いてくれました。

道の駅常陸大宮は、那珂川に隣接していますので、店の裏は親水公園になっています。「静峰ふるさと公園」は、八重桜はまだですが、散る桜の花びらが舞い、叙情感を漂わせていたようです。

 

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