大野威研究室ブログ

おもにアメリカの自動車産業、雇用問題、労働問題、労使関係、経済状況について、最近気になったことを不定期で書いています。

アメリカのインフレ率が2%突破

2017年01月20日 | 経済

 FRB(連邦準備制度理事会)は、2%をインフレターゲットにしている。

 ところで2017年1月18日(水)、昨年12月のアメリカの消費者物価(CPI-U)が2%を突破したことが明らかになった。

 1年前にくらべるとガソリン価格が上昇しており、FRBが重視するPCEも数か月内に2%を突破する可能性が高まってきた。

 これをうけ米英の経済メディアでは、アメリカの低価格(デフレ)時代は終わったとの論調が目立つ。

 ヨーロッパでも12月の消費者物価が年率1.1%上昇している。

 ちなみに日本の11月の消費者物価は年率0.5%の上昇。

 これからの長期金利の推移とFRBの判断が注目される。

 ★  アメリカの最新の消費者物価のグラフはこちら

 ★ 2017年4月3日追記

  2017年2月のPCEは2.1%となり、2%を突破した。



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