大野威研究室ブログ

おもにアメリカの自動車産業、雇用問題、労働問題、労使関係、経済状況について、最近気になったことを不定期で書いています。

米IKEA、最低賃金を引き上げ

2015年06月25日 | 日記

 AP通信によれば、米イケアは来年1月から同社の最低賃金を1.11ドル引き上げて11.87ドル(約1425円:1ドル=120円で計算)にすると発表した。

 これにより賃上げとなるのは1万500人いるイケア従業員の32%で、賃上げ後の同社の平均賃金は15.45ドル(約1855円)となる。

 イケアによる最低賃金引き上げは2年連続となるが、米IKEAのオルソンCFOは、これにより離職率の低下、求職者の増加などを確認したとしている。ちなみに、全米小売協会によれば、同業のフルタイムの平均離職率は年19%であるが、米IKEAの離職率はもとから同業平均より低くなっている。

 ウォルマートをはじめ米小売り業では最低賃金を10ドル(約1200円)以上に引き上げる動きが強まっている。



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