居酒屋黙示録 新章 暖簾を繋ぐ刻

旧き善き銭湯を訪れ、立ち飲みを巡り、居酒屋で思う。

岡山市 福島温泉

2015-12-02 09:48:30 | 銭湯
システム手帳のリフィルが文具店に並び始めると、年末だなと感じる。
携帯と云うものに全幅の信頼を置いていないので、ミニ6穴のシステム手帳を普段持ち歩いている。
まあ仕事には別のシステムノートを用いているので、日々飲み食いした物の記録位しかしていないので携帯のアプリ等で出来る事ではあると思う。
しかし今までに携帯水没やSDカードの急な破損、家のPCでも突然のハードディスクの故障や本体のオペレーションシステム不認識による死亡等と、データの喪失の恐ろしさを何度もやっていると、とてもではないが携帯のメモ機能などフル活用しようとは思わない。
オンラインストレージやクラウド使えやと言われるかもしれんが、嫁バレするやんか!
ブログだって黙ってんのに、携帯の中のデータなんぞ家のPCで見れるとか恐ろしいわ。

えーと、リフィルの話やったかな。
とにかく年末にはリフィルの新しいのを買うのが恒例になっており、どこで買うかという話。
広島だったら大体ハンズに行けばこと足りる、ではなく某中核市ではまともに売っていないのでハンズに行かねばならない。
しかし現在岡山での長期の仕事なので、心強い店がある。
岡山県内に何軒かあるらしい、うさぎやと言う文具店だ。
一昨年、時期を外してしまいかなりリフィルの入手に困ってしまいネット通販も検討したときにうさぎやの話を聞きつけ行って見たところ、文具の品揃えに感銘を受けた。
以来うさぎやは頼れる店として認識している。

で、どうして福島温泉の話に繋がるかというと、うさぎや岡南店と福島温泉が目と鼻の先と言っても良い程に近いからである。
金曜の仕事終わって寮で着替えてその足でバイクに跨がり出発。
時間的には有楽温泉に行った時よりは早く、道もそこまで車が多く無かった。
シネマタウン岡南とそれに隣り合う天満屋ハピータウンを横に見て、岡山方面へ北上。
ハローズが見えたらその反対側がうさぎや岡南店だ。
2016版の新しいリフィルを無事ゲットしたが、紙の質が若干変わり色もクリームっぽくなってる。
以前買ったリフィルがざらざらした紙質で細かい字が書き辛く閉口した事があり、昨年と同じ白い紙が良かったのだが、色が若干着いただけで紙質は同じだったので妥協することにした。

そんでもって他に寄るところも別に無いので早速福島温泉に行こうか。
うさぎやから迷う程の距離もなく、1ブロック南の筋を東に進むとすぐに背の高い建物に暖簾が掛かっており福島温泉に到着だ。
駐車場の隅にバイクを置き、先ずは外観の写真。
随分背の高い建物である。
三階部分が住居になっているようだが、銭湯部分の高さは二間位か。
暖簾の前まで行くと何か中が暗いな。
開けて見ると岡山では初めて見た下足スペース独立型だ。
タイル貼りの床の左右に下足箱が9段6列。
トレッキングシューズも何とか納まり、引戸を開けて中へ。

番台でお金を払い、タオルを忘れて来たので貸しタオルを借りる。
焦って銭湯行こうとすると必ず何か忘れるんだよな。
番台は白の化粧板で覆われ角はアールで切ってあり、天板の縁取りもステンレス。
中々洒落た番台である。
脱衣場は下足場も含めれば三間四方となる広さ。
床は板張り、ロッカーは化粧板張りで外壁側に4段9列、仕切壁側鏡の下に2段7列、浴室側端に凄く小さく仕切られたロッカーがあり常連客用の貸しロッカーだろうか。
入口入ってすぐ番台と反対側に寝転がるタイプのマッサージ機、下足場の分入口側に出っ張った部分にマッサージ椅子とエアコン、トイレへの入口がある。
脱衣場真ん中に小さな木のテーブルと椅子が二脚、メインのロッカーの浴室側に体重計が置いてある。
浴室入口前の半間は小石タイル貼りで、仕切り壁側に引戸タイプの冷蔵庫があり、隣が洗面台。
天井高は二間位か、最近入った銭湯ては高い方なのでやたら広く感じる。
ちょっと小さめのロッカーに服を押し込むと結構ギリギリだ。
冬は着膨れるので仕方ないか。

ガラスの引戸開けて浴室へ入るとまず目に入るのは瀬戸大橋のモザイクタイル絵。
浴室奥の壁に高さ一間半女湯まで入れて幅六間の超特大モザイクタイルで描かれた瀬戸大橋を仰ぐ瀬戸内の風景は素晴らしいの一言に尽きる。
浴室は脱衣場と同じ三間四方の広さで中央に浴槽が据えられている
浴槽はこれまた素敵に完全な円形で入口120度位が浅湯、奥の240度位が深湯で腰掛け段あり、直径は二間もありかなり大きい。
浴槽内部は水色の中板タイル、縁取りに濃い緑の長方形タイルを配し、外壁は長方形の水色タイルを縦に配してある。
床のタイルは尾道寿湯と同じパターンで4つ割の八角型タイルの隙間を青の4つ割角タイルで埋めているパターンだ。
仕切り壁沿いに一列飾りタイルが敷かれている。
カランは外壁側に7個、奥の壁に5個、更に脱衣場側の壁の仕切り寄りにも3個あり。
鏡とシャワーは外壁のカランにしかなく、髭を剃るため中央のカランに陣取った。
湯桶台は大判の白タイル2枚分の高さで、桶を置く部分が水色系の小石タイル、そこから上の石鹸置きまで水色タイルだ。
浴室周囲は下半間が水色タイル、モザイク以外の面のその上方は白タイルで覆われている。
浴室天井の高さも約二間、中央に幅二間奥行き一間の高い湯気抜きが切ってある。
やはり関西文化圏は浴槽周りで身体を流す人が多いようでここでも2人の先客が浴槽横で身体を洗っていた。
外壁側真ん中のカランに陣取ったので後ろ半間の所が浴槽だ。
最初の一杯だけ浴槽から湯を汲み椅子と湯桶台を流し、後はシャワーとカランで身体を流し髭を剃った。
しかしこのお風呂は非常に綺麗だ。
浴室は明るいし、掃除が行き届いているので銭湯初心者でも来やすいのではないだろうか。
浴槽に浸かって、モザイクタイル絵を堪能する。
先客は先に上がってしまったので、深湯から浅湯に移り身体を伸ばしてタイル絵に正対し、久々にのんびりと湯を楽しんだ。

しっかり身体を拭いて脱衣場に戻り、さっさと服を着る。
流石に湯冷めに気を付ける季節になった。
借りたタオルを返す際にタイル絵の瀬戸大橋が何で赤いのか聞いてみた。
教えてくれたのは、昭和43年頃に瀬戸大橋を作る計画が立てられてその時にイメージ図として描かれた絵を基にしてタイル絵が作られたそうである。
この銭湯の創業はその5年前の昭和38年。
しかし浴室の綺麗な事は52年も経過したような銭湯には見えない。
日頃のメンテナンスが余程しっかりしていると見える。
番台に座って居られたおかあさんは、岡山の銭湯を廻っていると言うと、組合の作っているパンフレットを下さった。
岡山の組合に属している11軒の銭湯の外観と浴室の写真が載っていて、営業時間、定休日、アクセス、見所、創業年も記載されている非常に良い物だ。
既に廃業されてしまった下津井の八千代湯も載っていて、その在りし日の様子を伺い知ることが出来た。
パンフレットによると八千代湯は創業が明治の終わり頃とのことで、掲載されている11軒の中でも最も古かった。
他は鶴湯、宝泉相生湯が大正時代、倉敷市の昭和温泉、大黒湯、戎湯はいずれも昭和の始めらしい。
後5軒はいずれも戦後の創業で田町温泉が昭和23年、東湯が33年、有楽温泉が34年、桜湯とこの福島温泉が最も新しい38年の創業だった。
おかあさんは勉強のためにと岡山の銭湯を見に行かれたそうで、大黒湯の浴室の傾斜の話とかでちょっと盛り上がった。
ブログのためにメモを取っていると、モザイクタイル絵の新聞記事も見せてくれてその記事によると巨大タイル絵には10万以上のタイルが使用されてるらしい。
気が遠くなるわ。
一時間近くも長居してしまい、お礼を言って暇しようとすると冬至は柚子湯だからいらっしゃいと声を掛けてくれた。

帰りは天満屋に寄り道して、翌日同僚と部屋飲みの約束をしていたのでつまみ作るのにブリーチーズが欲しかったのだが、ハピータウンにそんな洒落た物は売っていなかった。
仕方ないのでテナントのカルディコーヒーファームを覗くがここにもブリーはなかった。
平田牧場の三元豚レバーペーストが賞味期限間近で半額だったので、クラッカーと合わせて購入した。
更にファミマでホワイトベルグのシリーズ第3段、ブラウンベルグを初ゲット。
危うく飲み損ねるところだった。
もう後は良いかなと思っていたが、更に山陽マルナカに寄ってチーズコーナーを覗くとブリーチーズあるじゃん。
しょうがねえ、これが有るならあとメープルシロップとリンゴを買わなければ。
まあこれで部屋飲みにつまみが一品増えるから良いか。
今日は残り物か何かでさっさと飯食って寝ることにしよう。
明日早い理由は次の機会に明らかにします。

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