本館がある地域に、ギフチョウの人工飼育に情熱を注いでいらっしゃるHさんがいらっしゃいます。羽化場面をできるだけたくさんお方に見てもらい、ギフチョウへの関心を高めようとして、毎年、市内にある日時計の丘公園の飼育ドームに蛹を持ち込んでおられます。
今日、Hさんから「ギフチョウの幼虫が大きくなっているから、見に来てください」との連絡をいただきました。
それで、さっそく訪問。幼虫は、どっさり! それも集団になっていました。
行儀よく並んでいる姿には感心、感心。1齢幼虫と2齢幼虫が混ざってなかよくしていました。幼虫が蛹になるまでに食べる葉の枚数は平均して21枚とか。それを確保するのもたいへん。もちろん、無事に大きく育てるのもたくさんのノウハウがありそう。
Hさんは有志で保護グループを結成し、市外のグループとも交流を図りながらギフチョウの保護に精を出しておられます。Hさんから「テラ・ドームでも飼って、展示してはどうか」と提案がありました。ギフチョウの生態の一部を来館者に観ていただくのはすてきなことなので、飼育展示することにしました。今、準備中です。もうしばらくお待ちください。