寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第2432話) 理想の相手

2017年04月20日 | 人生

 “タクシー運転手をしていた三十歳の時のことです。職場には女性はおらず、内気な性格の私はそれまで女性と交際したことかありませんでした。両親からは「早く結婚しなさい」と催促されていました。お見合いも数回しましたが、縁はなく悩んでいました。
 知人に相談したところ、「タクシーの乗客で、これはと思った女の子に声を掛けたら」とアドバイスされ、「なるほど」と感心しました。私はハンドルを握って前を向いているから、仮に失敗しても、お客さんが降りたら二度と会うことはないー。それで勇気を出して実行しました。断られてばかりでしたが、だんだん私も声掛けに慣れていきました。半年後、ついに理想の女性が乗ってきました。「付き合っていただけませんか」と話し掛けたら、承諾を得ました。数回デートを重ねて結婚しました。
 それから四十七年。子ども二人も独立し、大好きな妻と今も幸せに暮らせていることに感謝しています。”(4月2日付け中日新聞)

 「さがしもの」と言う課題で、愛知県北名古屋市の石川さん(男・77)の投稿文です。今の若い人の結婚事情はよく知らない。しかし結婚しない人は増えている。ボクの周りでもいっぱいである。出会いが少ないと言うが、ボクらの時代に比べれば格段に多い気がする。結婚したい願望はあっても、お互いが引いているのではないか、見栄を重んじて積極的に出ないのではないかと思うが、違うのだろうか。その点で見ると石川さんは素晴らしかった。タクシー運転手が乗客に声をかけるとは、今の時代で見ると疑問符がつくかも知れないが、それ程に積極的だったのだ。そして77歳になった今でも好きだと言われる奥さんに出会い、結婚されたのである。ボクは男が恥をかかなくてどうするのだと言っている。女性に恥をかかせて嬉しがることではなかろう。両方とも積極的になれればいいが、そうはうまく行かない。どちらが積極的ならねば始まらない。乞われて結婚するのもいいが、男なら恋して結婚した方がいいだろう。本当に多くの人に結婚して欲しい。結婚しない自由もあるが、今のままが続けば日本は衰退する、いや、滅ぶ。

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