寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第2431話) 教師のあり方

2017年04月18日 | 出来事

 “たんすに1本の傘と手紙があります。ピンクの華やかな傘は三十余年、私を励ましてくれるお守りで、手紙には教え子の母親からの一言が添えてありました。「今日、娘が初めてのお給料をもらってきました。障害をもって生まれた日から、この子が自立できる日がくるのだろうか、働く喜びを手にすることがあるだろうかと心配していました。しかし、その日を迎えることができました。感謝の気持ちを送ります」
 私が傘を受け取ったのは教員になってから三年後、結婚を機に広島の特別支援学校を退職し、岐阜の小学校に移った頃でした。あの女の子は授産施設で働いていたそうです。
 あの明るいあいさつと笑顔が浮かび、働いている姿を想像しながら尊い気持ちになって和だんすにしまいました。子どもに寄り添い、ともに歩むのが教師の仕事だとこの傘は教えてくれました。もったいなくて今も使えないままです。”(3月28日付け中日新聞)

 岐阜市の小学校講師・山本さん(女・59)の投稿文です。障害者が始めてもらった給料の中から、恩師に傘の贈り物をする。もらった教師はもったいなくて使えない。その傘を戒めとして保存する。ありそうでなかなかない話である。山本さんはよほどいい教師であられたのであろう。教師の及ぼす影響は大きい。特に小さい児童が相手だと、その影響が生涯に及ぼすこともある。それ程重い仕事であり、やり甲斐のある仕事である。
 ボクの娘婿は小学校の教師である。本当に子供が好きである。今は管理職となり、担任を持てないことが寂しくて仕方がないようである。彼はどんな思い出を持っているのか、聞いてみようと思う。しかし、忙しい。聞いていると教師が本来やらなくっていい仕事をしている。もっと教師らしい仕事にならないだろうかと思う。

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