寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第2440話) 私の幸せなとき

2017年05月06日 | 人生

 “「おばあちゃん、今晩の夕食の支度お願いね」「おばあちゃん、今度みんなで帰るから、おばあちゃんのコロッケ頼むね」「昔おふくろが弁当に入れてくれたあれ、今度行くから食べさせて」息子や孫たちからのそんな言葉に、私は年のことなどすっかり忘れ、生き生きとしてくる。
 もともとキッチンに立つことが大好きな私。これは、母から譲り受けた私の宝物だと思う。楽しみに帰ってくるみんなのために、庭に咲いている小花一輪を玄関に。
 さて、やる気いっぱいの私は、キッチンに入る。食材の持ち味を生かして、あれこれ考えるのは最高のリハビリ。そしてとても楽しい。手技きしないで、精いっぱい取り組むときの自分が好き。幸せですー。
 すっかり料理が出来上がって、みんなが笑顔いっぱいで「おばあちゃん、おいしいよ」と喜んでくれるとき、幸せです。思わず私は右腕を前に差し出し、見えを切ってふざけてみせる。また大きな笑い声がいっぱいになる。高齢ではあるけれど、まだまだ必要としてくれる家族の言葉に感謝しながら、楽しみを見つけながら、ゆっくりと生きていきたい。”(4月20日付け中日新聞)

 静岡県掛川市の大谷さん(女・85)の投稿文です。家族から頼りにされる、何と幸せな大谷さんでしょうか、こういうのを本当の幸せというのでしょう。大谷さんは85歳です。できることは限られてきます。そんな中、好きな料理で家族に本領を発揮できる。もちろん人柄がありますが、子育て孫育ても上手だったでしょう。家族の思いやりもあります。人間幾つになっても必要とされことは生き甲斐です。老後の一つの手本です。
 先日朝日新聞に「キレる高齢者にどう対応すれば」という中学生、「お年寄りはなぜ病院に集まるの」と言う高校生の投稿文に対して、高齢者の意見が載っていた。若者の意見も最もですし、高齢者の意見も分かります。解決は、相手を思いやる気持ちが持てるか、相手を理解できるかだと思います。核家族化して、高齢者に触れない若者も多いでしょう。若者と話す機会のない高齢者も多いでしょう。若者と高齢者が触れあう場をもっと作る必要があります。ボクは今年老人会連合会長です。何をすべきか、ヒントをもらった気がします。

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