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てらまち・ねっと



 2日ほど前、京都の二条城でアライグマを捕獲、ということが全国ニュースで流れた。
 設置したケージで捕獲したという。
 近年、全国各地の文化財にアライグマの被害が多発していることは報道されてきた。

 それ以前から、街の中の住宅屋根裏定着の被害も著しくなって、ヒトへの危険が増しているともされている。
 知人でも、「天井の色が変わったので調べてもらったらアライグマだった。天井を張り替えて うん十万円 かかった」といっていた。 
 アライグマ問題は、今や農山村だけの話ではなく、都市部にも及ぶ。

 こちらも、百姓をやっていて、随分と被害が出ている。
 6.7年ほど前、スイカやウリが真夏に食べらける。
 カラスだろうと、市販のカラスの「偽者」を吊るしたら来なくなった。

 でも、次の年になるとまた偽カラスを吊るす必要がある。

 4年ほど前、かなりひどく、毎日のように食べられていった。
 何か分からなかった。

 3年前の6月終わりごろだったか、何十株も作っていたスイカやウリのほぼ全部を食べられた。
 市役所に相談したら「アライグマ」か「ハクビシン」でしょう、とのこと。
 役所と提携している猟友会の人が箱わなを畑においてくれた。
 が、成果はなかった。

 一昨年も同様だったが、成果はでず。

 昨年、役所がいろいろと調べてくれて「被害の届けを出せば個人でも捕獲許可を出せる」ということで、自分でわなを買った。
 でも、成果なし。

 今年、5月になってイチゴの被害発生。
 イチゴは、防雀ネットと電気牧柵もめぐらせたので被害は止まった。 
 同時に、役所に捕獲許可の申請。
 5月末、イチゴの終わったころ、 アライグマ1頭の成果。
 その後、餌が食べられて蓋がおりているのにカラ、そんなことが何度かあって、尻尾が入りきらないのかもと考えた。
 つまり、市販より長い檻がよいと思うようになった。
 そこで、市から一つ借りた。
 
 ともかく、10日ほど前から、カボチャやウリ、トウモロコシに足跡がある。
 「食べごろ」を見計らいに来ているらしい。
 ヌヌヌヌ ぬぬぬぬぬ・・・・
 
 ・・・・数日前、2頭目の成果。

 福井県のデータでは、
  「捕獲されたアライグマは、2006年度は26匹だったが、
   07年度は56匹と倍増。
   今年度は昨年10月末現在で118匹に達している。」

       (2009年2月14日 読売新聞)

 3月議会でのここの市役所の答弁では、
 「『箱わな」の個数と貸し出し状況及び効果につきましては、
  箱わなは22個所有しており、
  猟友会で組織する駆除隊や個人にも全箱貸し出しており、
  その成果としては、平成21年度中にこれまでに
  アライグマ3頭、ヌートリア112頭を捕獲しました。」


 だった。
 山県市内で昨年度11ヶ月で「アライグマ3頭」ということ。

 今年は、私一人で、5月と6月で2頭。
 動物愛護と生活の両立は難しく、こればかりは仕方ないと考えざるを得ない。

 ということで、いろいろと調べた、アライグマやハクビシンなどの特徴、被害、対策もろもろの情報にリンクをつけておく。
 被害を受けている人は、リンク先で勉強をどうぞ。

 なお、私の餌は、「マシュマロ」と「キャラメルコーン」と「さいころ型・固形のフルーツゼリー」。
 できるだけ、香りが強くて、しかも甘そうな市販のお菓子を探す。

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●都・二条城でアライグマ捕獲 設置のケージで
        2010/06/18 17:19 【共同通信】
  捕獲されたアライグマ
=18日午後、京都市中京区の二条城

 京都市は18日、世界遺産の二条城(同市中京区)で、アライグマ1匹がケージに捕獲されているのが見つかったと発表した。柱の引っかき傷などの被害が相次ぎ、市が3月に設置していた。捕獲は初めて。

 市によると18日午前7時ごろ、ケージ内で体長約60センチのアライグマがおとなしくしているのを清掃業者が発見。中にあったドッグフードは食べ尽くされていた。
 元離宮二条城事務所などによると、3月5日に二の丸御殿(国宝)の屋根裏で動物のふん尿を発見。柱など約50カ所でアライグマに特徴的な引っかき傷が見つかり、市が二の丸御殿や本丸御殿周辺にケージを8台設置。リンゴやバナナなど餌を変えて、捕獲を試みていた。

 京都府によると、平等院鳳凰堂(宇治市)や清水寺(京都市東山区)でも引っかき傷が見つかっている。

●世界遺産傷つけた犯人?二条城でアライグマ捕獲
         2010年6月18日20時21分 読売新聞
 京都市中京区の世界遺産・二条城で18日、捕獲用のわなにアライグマ1匹(体長約60センチ)がかかっているのが見つかった。
 二条城では柱などにアライグマによるとみられる傷がつけられ、周辺8か所にわなを仕掛けていた。もともとペットとして飼われていたが、捨てられるなどして、野生化したと考えられる。

 市二条城事務所によると、清掃作業の男性が午前7時頃、二の丸御殿車寄(くるまよせ)(国宝)西側の縁側下のわなに、アライグマが捕まっているのを発見。ドッグフードを食べ、おとなしく丸くなっていたという。

 二条城では3月5日、車寄の屋根裏で動物の排せつ物を発見。二の丸御殿白書院(同)の外側の柱など約50か所で、アライグマとみられる5本指の爪跡(長さ10センチ前後)が見つかっていた。岡野哲也・事務所長は「ほかにもいるかもしれないので、わなを増やすことも考えたい」と話した。

●アライグマ捕獲許可不要 国に計画申請へ…福井県素案 
    2009年2月14日 読売新聞
農作物や文化財被害防止
 農作物や文化財へのアライグマによる被害を防ぐため、福井県は捕獲態勢の強化などを盛り込んだ計画の素案をまとめた。今後は市民からの意見募集や県環境審議会での討議などを経て、年度内に環境、農林水産両省に計画の確認申請を行う方針。
・・・
 アライグマは北米原産で、国内では一般家庭から捨てられたペットなどが野生化。雑食性で繁殖力が強く、生態系を脅かす恐れがあるとして、特定外来生物に指定されている。
 県内ではここ数年、嶺南を中心に農作物や文化財への被害が深刻化。捕獲されたアライグマは、2006年度は26匹だったが、07年度は56匹と倍増。今年度は昨年10月末現在で118匹に達している。

●【富山】 ハクビシンから果樹を守れ! 農家に電気柵の設置を指導

     中日新聞 2009年5月15日
県砺波農林振興センター
 果樹を食い荒らす小動物ハクビシンなどの被害が増えていることから、県砺波農林振興センターは十四日、砺波市のイチゴ畑で、栽培農家を対象に防護柵の設置指導をした。
 ハクビシンは国内に生息する唯一のジャコウネコ科の動物。糖度が高いスイカやウリ、トマトなどを好み、ハクビシンによる県内の農作物被害は二〇〇八年度は約六百五十万円に上った。トラバサミなどで駆除できるが、果樹のシーズンは短いため電気柵で追い払う方が有効。

 研修は同市増山の農業土田昌春さん(72)の畑で行われた。振興センター職員や近隣の栽培農家の人たち約三十人が参加し、県自然保護課の赤座久明副主幹が防護柵の効能や取り付け方などを説明した。

 乾電池を使う電気柵の電流は一ミリアンペアだが、電圧は七千ボルトと効果大。土田さんの妻恭子さん(67)は「近くに何十匹といて、去年はスイカやメロンを根こそぎやられた」と効果に期待していた。
 (鷹島荘一郎)


● 政府関係のデータ
   野生鳥獣被害防止 マニュアル
 ・・・また、筒型の捕獲わなも販売されている。ドラム型で強度があり、動物の爪や歯で破損. しにくく、光が差込みにくい為、捕った .... 鎌倉市内全域を対象とし、市民への箱わなの貸し出しを行い、捕獲を行っている。 ■箱わなは 60 基保有しており、平成 18

   各府県におけるアライグマの捕獲・防除に関する体制の現状と課題

●京都府  3 重点的な被害防止対策ーアライグマ・ヌートリア
  足跡、ふん、食痕などのフィールドサインを探してアライグマの移動経路に捕獲器を設置すると効果的です。

●北海道
  アライグマによる被害
 カナダやアメリカからペットとして道内に持ち込まれたアライグマは、'80年代頃から、野外に逃げ出したり、飼い主が放したりしたことで野生化し、道央部を中心に繁殖しています。
 アライグマは、環境適応能力や繁殖力が高く、急速にその分布域を拡大し、’08年7月末現在、道内128市町村において生息情報があります。

 本道の生態系は、様々な生物が相互に作用しあい長い年月をかけ形成されており、外部からの生物の侵入にもろい面を有しており、アライグマについては、本道固有の生態系や農作物などに被害を与えているほか、人間への健康被害も懸念されています。

生態系 野幌森林公園のアオサギ営巣地消滅、シマフクロウの巣への接近、ザリガニやカエルを捕食、生息域が重複するタヌキやキツネを駆逐など

農作物等 トウモロコシ、メロン、スイカ、イチゴ、水稲、ロールパックサイレージ、飼料、ニジマス、緑化木の食害など

アライグマの特徴について
あなたの住まいの周辺にアライグマを住みつかせないようにしましょう
 道内においては、主に森林や農地に生息していますが、本州関東地域においては、住宅の屋根裏や物置などにも住み着き、庭のコイを捕食したり住宅への被害が出ていますので、市街地においても注意が必要です。
●餌付けをしてはいけません。生ゴミの容器は丈夫なものを用いてしっかりとフタをしましょう。
●ベランダの下、屋根裏、物置へ侵入させないよう物理的に遮断しましょう。
●アライグマ回虫などに感染しないように、庭仕事や砂遊びの後は手・ツメの間をよく洗いましょう。

アライグマを目撃したら、農作物等に被害を受けたら
 新たなアライグマの生息情報つきましては、市町村、各支庁環境生活課または道庁自然環境課へご一報ください。


● 北海道
 アライグマは、北米原産の中型哺乳類で、アライグマ科の
動物ですが、在来のタヌキ(イヌ科)やアナグマ(イタチ科)、
外来種のハクビシン(ジャコウネコ科)などと外見が似てい
るため、よく間違えられることがあります。ここでは、特に
外見上の特徴が似ているタヌキと比較しながら、アライグマ
の特徴を紹介していきます。

アライグマは夜行性なので、直接目にすることは稀です

アライグマ前足 3から4センチ

たぬき 前肢、後肢共に3~4cm 程度と小さめです

 
●北海道
  対策     
電気柵
コストがかかりますが、下草などの管理が適切であれば、効果は絶大です
架線は10~15cm 間隔で3 段張り以上をお奨めします(写真は4段)

物理柵
ネットの高さを2 倍(約150cm)にする簡単だが、今のところ被害の報告はない


 ●北海道
       3.餌の選定
(ア)肉や魚などは、劣化も早く、他の肉食動物の混獲を誘発するため、あまり適しません

(イ)農作物の使用は、被害を助長する危険性があります

(ウ)アライグマは手の感覚が鋭いため、ドッグフードなどの固い撒餌は、捕獲効果を高めるのに有効です

(エ)アライグマは雑食性ですが、甘い匂いや油臭の強いものは特に誘引効果が高いようです

※グループでは、ステップの奥に揚げパン、手前にコーン菓子、周囲にドッグフードの撒き餌を散布することで効果を上げています

(ウ)アライグマは集団で行動するため、捕獲だけで被害を防ぐことはできません。農業被害の防除の際には、捕獲と並行して被害防止策についても検討することをお奨めします


●鳥取県 1. ヌートリア・アライグマ 防除マニュアル

●ふるさとネイチャーらんど  勇払原野のアライグマ

●ゆみこの日記   さて、講習会の内容は・・・
1.身体的特徴(アライグマとタヌキの比較:◆●は特に目立つ部分)
【アライグマ】◆尻尾・・・大きくてシマ模様
       ◆顔・・・・鼻から額にかけてまっすぐに黒い線
       ◆手・・・・人間のように長い指(2〜3歳の子どもの手に似ている)
       ◇身体の色・全身ほぼ同じ色(特徴がない) 
       ◇ヒゲ・・・白くて長い
※ 前後両足とも人間のような長い5本指を持つので、人間と同じ機能(物をつかむ、皮をむく)を持っている。また長い爪もあって力が強く、どんなところでも登ることができる(90度に立てかけたトタン板を登ることも可能)


● 桜 梅 桃 李 1. 足跡 ハクビシン   

● 足軽日記  ハクビシンの足跡

●政府関係データ
       ハクビシンの基礎知識
(1)体の大きさ
成獣(大人個体)
○全長は約90~110 ㎝
○体重は約3~4㎏
(2)体の特徴
○体の大部分が灰褐色で、短い四肢は黒色。
○額から鼻先まで白い模様がある。台湾名はその名の通り「白鼻芯」。
○眼の下や耳の前に白い斑紋がある。
○尾の先が白っぽい個体や、鼻が黒っぽい個体もみられる。
○肛門の近くに独特の臭いを発する臭腺が発達している。
垂直な雨どいを登った足跡

2.形態・生態
ハクビシンの足跡は、前足、後足とも指があり、丸みをおびているのが特徴である


●里山の絵日記   ハクビシンの足跡
先日里山の小川でみつけた足跡。

指の肉球がまん丸にみえますでしょうか。この形、如何みても犬猫狸ではありませんね。
それに指球が5つあり、ぜったい犬猫狸狐じゃない。
写真からはサイズがわかりませんが、幅が5センチくらいです。


● 千葉県
     ハクビシン・アライグマの被害防止対策
(1) ハクビシン
哺乳綱・ネコ目(食肉目)・ジャコウネコ科の夜行性の動物で、額に白帯がある。尻尾は40~50cmと長く、体重は4kg前後。 人里近くの山野を中心に、単独で活動、木登りが得意。 主に果実類を中心に採食しますが、昆虫類や小型のほ乳類も食べる雑食性。
  寝屋の場所は様々で、倉庫・廃屋・神社や寺の天井・人家の天井・側溝・根洞等。

(3) 夜行性4獣種の違い


2 埼玉県農林総合研究センターでの調査・対策事例から
(1) ハクビシン・アライグマの行動や能力
・ 被害の発生には複数の個体が関与している可能性がある。
・ 河川や側溝等の水周辺から侵入することが多い。
・ 垂直方向のジャンプ力は前足が110cmまでとどく。(ハクビシン)
・ 水平方向のジャンプは120cm(ハクビシン)だが、最終手段?、侵入は地上からがほとんど。
・ 足が引っかかる物なら何でも登る。
・ 自ら侵入のための穴を掘らない。(アライグマは若干掘るが侵入した例はない)

(2) 電気柵のよる対策は、「何でも登る」習性と「自ら穴を掘らないこと」を利用
・ 登らせてから感電させる方法の効果が高い。(ハクビシンは、登って一旦止まる)
・ 地表面近くで感電させる方法は、草等による漏電が多い。
・ ハクビシンの背中は、電柵に触れても効果が無い。
・ 登る前に必ず隙間を探すので、防風網等を設置する場合、合わせ目の隙間をつくらない。

3 防風ネットと電気柵を組み合わせた防除の実際   (1) 必要資材

3 被害対策のポイント
・ 効果的な対策には、食べたあとや足跡等から加害獣を明らかにし、その習性や運動能力、そして弱点を知ることです。
・ 地域の環境変化により、野生鳥獣が集落に出てきやすい状況の中、作物へ被害が発生していることを広く認識し、被害の発生要因について、地域で共通認識をもつ必要があります。
・ ハクビシンやアライグマは、農村やその周辺地域で、空き屋の屋根裏等を住み家にして、繁殖増加してきたものです。したがって、これらの獣が安心して生活できないような環境にして行くことです。


● 業者情報
    顔に白い縦筋が目立つタヌキくらいの大きさの獣で
 都市部よりも郊外で生息しています。日本には元々いませんでしたが、人為的に持ち込まれた種類と考えられています。家の天井裏や倉庫の屋根部分に住みつくため、落とした糞が堆積して臭気や衛生面が問題となります。また、果実を好んで食べるため、農業上の被害も無視できません。

 この動物を対象とした忌避剤や防除用器具等は見かけませんが、犬猫用忌避剤で代用することができます。また、根本的な対策として家に入れないような構造にすること、餌となる食物の管理が重要になります。
 また、捕獲をする際は鳥獣保護法により環境省または各都道府県の許可が必要になります


●埼玉県
      1. 外来食肉目獣類(ハクビシン)の被害回避技術の開発
イ 結果の概要
(ア)給餌による食性

イ結果の概要
(ア)侵入方法

防風網には足の爪によって編み目が乱れていることから、登はんしたことがわかる。
防風網を登った後に防鳥網を破り侵入する。防鳥網の破る手段は明らかではない。棚面
に達したハクビシンは、枝やワイヤーの上を身軽に歩き移動する。
侵入経路は、毎回ほぼ一定場所から侵入し、侵入口を塞ぐとする横を破り侵入する


●ハクビシンの行動把握   第3話 < 足裏の秘密 > 2006.11.3



● 捕獲器  楽天
    
捕獲器ジャンボ L型  アライグマ  捕獲器ジャンボ LD75

● 新型ドーム式捕獲器■

★獲物を傷つけず、仕掛け場所を選ばず、移動もカンタンで面白いように取れる捕獲器です
■特長■
ドーム式は、獲物が入りやすく強度があり、仕掛けがカンタンで後処理がラクにできます。
■用途■
タヌキ・キツネ・ハクビシン・ムジナ等の中動物の捕獲に適しています


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