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てらまち・ねっと



 この春から千葉県の森田知事の不正のことを時々まとめていた。
 今度は前知事の時代の千葉県庁の裏金の発覚。
 
 もちろん、「千葉県不正経理『40年前から』カネ管理の業者証言」(9日 朝日新聞)というように、全国共通のこと。

 大事なのは、発覚したときの返還や処分のしかた。
     (私が見つけられないだけなのか、千葉県のWebページには報告書がまだ出ていないので新聞で記録)

 森田知事が県が返還を求めるのは、
 (1)入札していれば安く購入できたとみられる物品については購入額の10%
 (2)伝票と購入目的が違うケースでは全額。

 だという。

● 《返還は》
 ところが・・・5年間で30億円の不正金のうち、返還させるのは「7億円」とのこと。

     返還責任も時効でないし、書類的にも残っているはず。
     予算の勝手な流用はそれ自体違法だから、
     自治体に有用なものに使ったといっても、返還命令の判決もある。
     全額返還させなきゃ。

● 《返還者》
 返還請求の対象となる管理職は現職3400人、OB2千人の計5400人。
 返還を求める対象は知事部局の副課長以上の全管理職ら約3400人。
 部長は70万~80万円、
 課長は30万~40万円となる見通し。
 調査対象期間に知事だった堂本暁子氏ら県のOBら約2000人にも同額の負担。

● 《処分》
 多額の私的流用など悪質事例に関与した職員については刑事告訴する。
 私的流用など悪質なケース以外は、厳重注意と文書訓告にとどめる。

● 2009年9月9日ブログ
     ⇒◆千葉県庁裏金/03~07年度で30億円/県警、知事部局、教育庁、公営企業ほか約96%が不正経理

● 岐阜県での私たちの取り組み
 2006年9月2日
    ⇒◆9月1日の報道速報。岐阜県庁、裏金事件。総額は17億円。梶原前知事の責任は重いと認定

 2006年9月3日
    ⇒◆9月1日の岐阜県の公表データにリンク。毎日社説。ユニセフへの寄附

 2006年9月12日
   ⇒◆あなたもどうぞ。岐阜県裏金・過去20年分返還、退職金返還などの住民監査請求運動

●1000人目標でスタートした住民監査請求運動は4986人の県民に。
  県民ネット/岐阜県裏金事件・住民監査請求のページ

 森田知事は、ポイントを上げるチャンスなんだろうに。
 堂本前知事は、知らなかったこととはいえツライところ。

   4月6日のブログ⇒◆「森田健作を告発する会」の発足・告発人全国募集 /今日登庁の千葉県知事/選挙プランナー諸費は?

 ところで、こちら、今日は12時が本会議での議案質疑(14日の本会議)の通告期限。
  (「期限は2日前」との規定のところ、土日を計算から除外するから「今日」)。
 朝から、資料を見て、通告項目を拾い出した。

 町村の議会の準則は「質疑の通告」制度がなく、市は通告制度がある。
 通告によって緊張感を解くデメリットがあるとはいえ、「通告」があった以上「しっかりした答弁」の義務が行政側に生ずる。
 だから、私はそのように利用している。

 通告しないと質問できないわけでなく、通告しない場合でも「通告した議員」の質問が済んだら、という順番が後回しになるだけ。

 ともかく、ぶっけ本番の本会議場での質疑は面白い。
 それらを自在に利用している。
 本会議質疑は一般質問とはまた違った面白みがある。

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●電子レンジからプレステまで購入…千葉県の不正経理
     2009年9月9日23時34分 読売新聞
 不正な経理は県警本部を含むほとんどの部署で行われ、将棋盤や卓球台、ゲーム機の購入にも使われていた。

 9日発表された千葉県の全庁調査で、事務用消耗品費の支出のうち46%にあたる30億円が不正経理と判明した。私的流用が疑われる1億1200万円を含め、県は現時点で7億円を管理職やOBら5400人に返還請求する。

 記者会見した森田健作知事は「これじゃ県民に何やっているんだ、とどなられてもしかたがない。申し訳ない」と頭を下げた。

 不正な経理処理で購入した物品の中には、冷蔵庫や電子レンジ、ホットカーペットなど家電製品94件(計380万円)があった。このほか、総務部の出先機関「北総県民センター海匝(かいそう)事務所」(旭市)が卓球台(12万9000円)、県土整備部の出先機関「千葉整備事務所」(千葉市)が将棋盤(1512円)を購入するなど、娯楽用に充てていた。

 また、環境生活部県民生活課は、青少年健全育成でゲームソフトの内容を見るためとして、プレイステーション2(3万2000円)を購入していた。

 各課の金庫で保管していた現金・金券類が計4400万円あることも判明。このうち、業者のプール金から購入した金券類を換金するなどした現金は2300万円。通帳で残高を管理していた。私的流用につながる可能性が高く、県は「刑事告訴・告発の対象となる可能性がある」として、部署名や具体的な手口を明かさなかった。

 業務で使うパソコンやプリンター、台車、ブラインド、芝刈り機、医薬品なども、架空発注により代金を業者の口座にプールする「預け金」や、業者に事実と異なる請求書を提出させて別の物品を納入させる「差し替え」などの不正な経理処理で手に入れていた。

 森田知事は終始、険しい表情で記者会見に臨み、「現知事として心からおわび申し上げます」と深々と頭を下げた。さらに、「森田県政はこのようなことを決して許さない。私は毅然(きぜん)として対処していく」と、不正経理問題が堂本暁子・前知事時代の「負の遺産」との見方も暗に示した。県は再発防止策として特別監察組織を11月に新設する。

●千葉県庁にも4千万円相当保管 業者プール分と別に
         2009/09/09 22:17 【共同通信】
 約30億円に上る千葉県の不正経理問題で、業者に現在預けているプール金約4億1800万円とは別に、不正経理で捻出した現金や切手、タクシークーポン券など計約4400万円相当が県庁の86部署で保管されていることが9日、分かった。森田健作知事が記者会見で明らかにした。

 公表した調査報告書によると、約30億円のうち、商品券の換金などで私的流用が疑われる約1億1200万円の使途不明金のほか、職場の親睦会などに約2千万円、職場で使う冷蔵庫や卓球台などに約650万円、所在不明の業務用ロッカーなどに約6800万円など計約2億円の流用が確認された。

 また、パソコンや多数の消耗品が業務に使用されたが、伝票上は納品されたものとは異なっていた。こうした不正経理に加え、国の補助事業でも不正が判明し国庫に返還する費用などがあり、約7億円を県の損害と認定。調査対象期間中に在任した堂本暁子前知事をはじめ、当時の職員ら約5400人に返還を求める。

 部署別では、県土整備部と農林水産部がほかと比べて突出して多く、それぞれ約9億5千万円、約7億4千万円だった。県警は約1億4千万円だった。

 森田知事は「職員の不祥事に対し、現知事としておわびします」と謝罪した。

●千葉県不正経理、業者口座の4億回収されず
          2009年9月9日15時04分 読売新聞
 千葉県で約30億円に上る不正経理が行われていた問題で、事務用品を架空発注して取引業者の口座に預けた代金4億1800万円が、現在も回収されていないことが9日、県への取材でわかった。

 代金は、県の調査対象とならなかった2002年度以前から業者の元で繰り越されてきたものも含まれていた。
「預け」などの不正が長年の慣行だったことが浮かび上がった。

 千葉県の不正経理を巡っては、国の補助金を使い切ったようにするための手法として、預けのほか、業者に発注とは異なる物品を納入させる「差し替え」などが組織ぐるみで行われてきた。県は、国から受け取った補助金などを返還する方針。

 森田健作知事は9日夕に記者会見し、2007年度まで5年間の不正経理について、外部有識者を交えて行った調査結果の全容を明らかにする。

●千葉県不正経理「40年前から」 カネ管理の業者証言
         朝日 2009年9月9日8時17分
 千葉県で03~07年度の5年間に約30億円の不正経理が見つかった問題で、県に事務用品を納入している同県内の業者が朝日新聞の取材に応じ、県側が物品が納入されたかのように装って架空の代金を支払い、業者にそのカネを管理させる「預け金」について、「約40年前から持っている」と証言した。

 この業者は「預け金」を厳重に管理し、県との資金のやりとりを正確に記録していた。最近、「預け金」の調査に来た県の担当者に対し、業者は「返したい」と話したという。

 この業者によると、県に事務用品の納入をはじめた70年代前半から、県は業者に管理させる「預け金」の口座を設けていたという。最も多かった90年代半ばごろ、最大1億円の預け金があったという。

 また、毎年度末の3月になると、県の大半の課から連絡があり、「カラの書類を作って欲しい」と頼まれたという。業者は求めに応じ、コピー用紙やボールペンなど事務用品を大量に納入したような架空の伝票を作った、という。「年度末はこの書類作りだけで忙しかった」と話す。

 業者は「『預け金』はほかの業者も、普通にやっていること。預け金をいかに受けるかが、県に対する営業の腕の見せどころだった」と述べた。


● 千葉県不正経理問題 損害7億円と認定 森田知事も頭を下げ謝罪
         サンケイ 2009.9.9 22:46
 千葉県庁の職員らが事務用品の架空発注などを繰り返し、5年間で約30億円の不正経理を行っていた問題で、県は9日、調査結果を発表した。県では、公金の支出として不適正な損害を約7億円と認定。今後、職員に返還を求めるとしている。

 県によると、平成19年度までの5年間の需用費のうち主に消耗品の支出約64億8700万円について調べたところ、県庁内の約96%の所属(課、室など)が不正を行い、推定値を含めた不正経理総額は約29億7900万円に上ったことが分かった。また、事務用品への架空発注などで業者に預けているプール金が約4億1800万円に上ることが判明した。

 県によると、職員が個人的に備品購入などに流用した疑いのある使途不明金は約1億1200万円あったほか、職場の親睦(しんぼく)会費などに約2千万円、冷蔵庫や将棋盤、卓球台の購入などに約650万円使われていたことも判明した。

 不正経理の手口は、偽の支払伝票を作成して事務用品の架空発注を繰り返し、裏金をつくる「預け」のほか、契約内容とは違う物品を納入させる「差替え」などで、業務に関係ない物品の購入もあった。

 森田健作知事は「県民におわびします。生まれ変わったつもりで一丸となって信頼を回復させます」と頭を下げた。

 県では今年2月から6月にかけ、公金詐欺の疑いで職員3人が逮捕されたことを受け、公認会計士や弁護士からなる外部審査委員会を設置し、調査を進めていた。

●不正、消耗品費の46% 千葉県、5400人に返還請求
       朝日 2009年9月9日22時29分
 千葉県の不正経理を調査した県と外部審査委員会の報告書が9日発表された。03~07年度の5年間について事務機器購入などにあてた消耗品費64億8700万円を調べたところ不適正な処理は29億7900万円で、調査対象の46%に上った。県は職員が個人的に消費したと疑われるものなど推計7億円について管理職だった職員やOBに返還を求めていく。

 県庁で記者会見した森田健作知事は刑事告訴も視野に入れて対応していく考えを示した。

 不正が見つかったのは、出先機関を含む401部署のうち383部署。県土整備部が9億4721万円、農林水産部が7億4053万円。県警本部でも1億4千万円が見つかった。私的流用などが疑われる使途不明金が約1億1100万円あった。

 業者側に累積した「プール金」は、02年度以前から引き継がれたものだけで4億1800万円にも上った。

 委員会によると、プール金の多くは再生紙やボールペンなどの消耗品、事務机や書棚などの購入に使われていたという。不適当な支出としては、冷蔵庫やコーヒーメーカー、将棋盤、卓球台などを納品したケースもあった。

 県が返還を求めるのは、
(1)入札していれば安く購入できたとみられる物品については購入額の10%
(2)伝票と購入目的が違うケースでは全額。

 返還請求の対象となる管理職は現職3400人、OB2千人の計5400人の見込み。県は職員の処分も検討しているが、私的流用など悪質なケース以外は、厳重注意と文書訓告にとどめるという。



●千葉県の不正経理、96%の部署…組織的に5年間
          2009年9月9日23時06分 読売新聞
 千葉県は9日、全庁規模で発覚した不正経理問題の全容を発表した。不正処理額は2007年度までの5年間に29億7900万円に上り、全401部署のうち96%の383部署で組織的に行われていた。

 使途不明金など約7億円が県の損害分にあたるとして、管理職約3400人、堂本暁子前知事らOB約2000人に返還を求める。私的流用などは、刑事告訴も検討する。処分は1000人規模に上る見通しだ。

 県によると、調査対象は事務用消耗品費の64億8700万円分で、うち46%が不正処理されていた。

 手口では、物品を購入したように装い、業者の口座にプールする「預け」が18億1100万円と最も多かった。164部署の4億1800万円が39業者に預けたままになっていたほか、86部署に4400万円分の現金や金券が保管されていた。

●幹部、OBに7億円返還要求へ=プール金、現在も4億円超-千葉県の不正経理
          時事 2009/09/09-21:04
 約30億円に上る不正経理が発覚した千葉県は9日、調査結果を正式発表し、職員による私的流用など県に損害を与えたと認定した7億円について、県幹部やOBらに返還を求める方針を明らかにした。現在も事務用品などの調達先である業者に預けたままになっているプール金が4億円を超すことも分かった。

 同日記者会見した森田健作知事は「県民に『何をやっているんだ』と怒鳴られても仕方ない。心からおわびします」と謝罪した。

 調査結果によると、調査した2007年度までの過去5年間の消耗品購入費など約65億円のうち、不正経理は、事務用品の架空発注などで、5割近い約30億円に上った。不正は、知事部局のほか、県警、県立病院などを含めた401部署のうち大半の383部署で確認された。このうち約1億1000万円分は、私的流用の疑いがあるものや使途不明の支出だった。

 このほか、現在も39業者が管理しているプール金が計約4億1800万円に上ることが判明。県の86部署で現金やタクシー券で保管されている金額は約4400万円だった。不正経理の中には、休憩中に使う将棋盤や卓球台への支出もあった。

 返還を求める対象は知事部局の副課長以上の全管理職ら約3400人。
部長は70万~80万円、課長は30万~40万円となる見通し。
また、調査対象期間に知事だった堂本暁子氏ら県のOBら約2000人にも同額の負担を求める。
多額の私的流用など悪質事例に関与した職員については刑事告訴するなど、厳しく対処する方針。


 
●知事定例記者会見概要
       知事定例記者会見概要 平成21年7月23日(木)
日時 平成21年7月23日(木) 10時30分~11時09分
場所 本庁舎1階多目的ホール


◎知事発言(知事)
 皆さん、おはようございます。それでは、定例の記者会見を始めます。

【経理問題特別調査外部審査委員会の設置について】
(知事)
 まず初めに、経理問題特別調査外部審査委員会の設置について申し上げます。
 経理問題につきましては、内部調査を進めてまいりましたが、第三者の立場からの検証や、これを踏まえた改善策・再発防止等につきましての助言といったことが大変重要であると認識しております。

 そこで、この度、本県の経理問題につきまして、客観的かつ専門的な立場から検証していただくため、3名の弁護士と1名の公認会計士を「千葉県経理問題特別調査外部審査委員会」の委員に選任し、第1回会議を今月28日に開催いたします。
 今後、委員会で十分な検証を進めてもらえるものと考えており、検討結果を踏まえ、まとまり次第、公表いたします。

 万が一、県民の皆様からお預りした大切な税金・公金が不正に使われていたというようなことがあった場合には、県民の視点に立って、必要ならば職員の処分、また必要ならば職員からの弁償など、毅然とした対応をとってまいります。


   映像で見るには次の7月23日のところ
     ⇒ 千葉県インターネット放送局 平成21年7月の会見

 庁議の結果について   日時 平成21年7月23日(木) 午前8時55分~9時10分

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