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てらまち・ねっと



 元東京都議の三井マリ子さんが、大阪府豊中市の「とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ」の館長に就いていたところ、館長職の雇用継続を拒否されたのは不当として争っていた裁判。

 昨日の大阪高裁の判決は、地裁判決を変更し「人格権侵害として市に賠償命令」。

 もともと「男女共同参画」を推進しようとした自治体側に対して、一部の議員や団体が政治的な圧力をかけて行政の人事の方針を転換させたもの。

 決してあってはならないこととはいえ、他にあってもおかしくないような話。

 三井マリ子さんは、ずーーっと前、岐阜での『議員と市民の勉強会』の講師としてこられたこともあり、状況の進行はインターネットなどで伝わっていた。

 今回の判決は、そもそも、非常勤職員や準ずる職員の身分の問題とも関連してなお、重要。
 そこで、昨日の判決の報道の整理とともに、三井さんを支える人たちの情報をリンク・紹介。

 なお、もっとも簡略にまとめているニュースはJANJAN。
 しかし「3月31日以降はJANJAN休刊のため、続報は「広島瀬戸内新聞ニュース」や、「ファイトバックの会HP」をご参照ください。」とあるとおり、今日は偶然にも、JANJANの記事の更新がなくなる最後の日でもある。
   2010年3月4日ブログ ⇒ ◆インターネット新聞 JANJAN 休刊に/「ザ・選挙~全国政治家データベース」は閲覧できず

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 「館長雇い止め バックラッシュ裁判」  公式ページ から



館長雇止め・バックラッシュ裁判判決~3・30大阪高裁へ傍聴を    判決!3月30日(火)大阪高裁へ傍聴を! から

館長雇止め・バックラッシュ裁判(原告三 井 マリ子)は人格権侵害と不合理な雇止めの違法性を訴えた事件。

◆判  決  3月30日(火)11時~  大阪高等裁判所74号法廷

◆記者会見  同月同日(火)12時~   大阪裁判所別館1階記者クラブ

◆弁護士解説付き交流会  記者会見終了後   大阪弁護士会館1205号室

 この裁判は、豊中市の男女共同参画推進センター「すてっぷ」の公募館長だった三井マリ子さん(非常勤)が、男女平等推進に反対するバックラッシュ勢力に屈した市当局と財団により、「組織体制変更」を口実に2003年度末(04年3月)で雇止めにされた上、新設された常勤館長への採用も拒否されたとして、損害賠償を求めているものです。

非常勤など非正規雇用の関心は高まる一方です。女性の半数以上が非正規で働いており、本判決は、女性にとくに大きな影響を及ぼします。

また行政が、バックラッシュ議員らの圧力により虚偽の噂を流してまで女性館長を辞職に追い込んだ行為は、人格権侵害ではないのか。男女平等推進の責務を果たすべき行政のこのような行為は女性差別撤廃条約違反ではないのか。そもそも女性の地位向上のための目的施設で、仕事を評価されこそすれ何の落ち度もない非常勤女性の使い捨て(雇用権の乱用)があっていいのか。こうした数多くのテーマを審議し、「この裁判は、女性問題の教科書」といわれてきました。

この歴史的裁判の審判を傍聴してください。記者のみなさん! 傍聴に来てください。取材をしてください。判決後に予定している記者会見にご出席いただき、社会に発信してください。宜しくお願いします

裁判の経緯(概略)
2004年12月17日 大阪地裁へ提訴
2007年9月12日 大阪地裁不当判決(原告敗訴)
2007年9月26日 大阪高裁へ控訴
2009年3月30日 判決


館長雇止め・バックラシュ裁判を支援する会(代表上田美江)
 大阪市北区西天満2-3-16 絹笠ビル1F
 大野共同法律事務所内


●女性元館長雇い止めに賠償命令 大阪高裁、人格権の侵害と
     2010/03/30 17:29 【共同通信】
 大阪府豊中市の男女共同参画推進センターの非常勤館長だった女性政策研究家の三井マリ子さん(61)が「不当に雇い止めされた」として、市などに1200万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は30日、請求を棄却した一審大阪地裁判決を変更し、市側に150万円の支払いを命じた。

 判決理由で塩月秀平裁判長は「市は男女共同参画推進の象徴的存在だった三井さんを排除しようとする勢力の動きに屈した」と認めた。

 三井さんの代理人弁護士は「行政に対する暴力を認定し、それに屈した市の責任を認めた画期的な判決」としている。

 塩月裁判長は「市が三井さんを『次の館長には就かせない』との明確な意図を持ち、説明なしに非常勤体制を変えたのは三井さんの人格を侮辱している」と指摘。一連の対応が人格権の侵害に当たると判断した。

 三井さんは判決後、「全国で男女平等に向けて頑張っている女性センターの職員にとって大きな力になる」と話した。

●館長雇い止め、人格権侵害認める=豊中市に賠償命令-大阪高裁
      時事 2010/03/30-18:10
 大阪府豊中市が男女共同参画推進センター館長の雇用契約更新を拒否したのは違法として、元東京都議で女性政策研究家の三井マリ子さん(61)が同市などを相手取り、1200万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が30日、大阪高裁であった。塩月秀平裁判長は、請求を棄却した一審判決を変更し、同市などの人格権侵害を認定、150万円の賠償を命じた。

 判決によると、三井さんは2000年、非常勤の館長に就任。1年ごとに雇用契約を更新していたが、常勤化を打ち出した市が公募で別人を選び、不合格となった三井さんは04年3月で雇い止めされた。
 塩月裁判長は「三井さんの行動に反対する勢力から受けた組織的な攻撃に市が屈した」と認定。「説明せずに常勤化に動いたのは人格権の侵害」と判断した。

 判決を受け、三井さんは記者会見し「非常勤の人たちにとって判決は大きな力になる。行政はもっと真剣に男女平等に取り組むべきだ」と笑顔で話した。

 豊中市の永原武敏人権文化部長の話 大変残念。判決内容を精査し、今後の対応を検討する。

●三井マリ子・元都議が逆転勝訴 豊中市館長職雇い止め訴訟

      サンケイ 2010.3.30
 大阪府豊中市の「とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ」の館長職の雇用継続を拒否されたのは不当として、女性政策研究家で元都議の三井マリ子さん(61)が市と運営財団に慰謝料など1200万円の賠償を求めた訴訟の控訴審判決が30日、大阪高裁であった。

 塩月秀平裁判長は、雇い止めに至る経緯に「人格権の侵害があった」と認定。三井さんの請求を棄却した1審大阪地裁判決を変更し、市と財団に150万円の支払いを命じた。

 三井さん側は1、2審を通じ、男女平等を目指す活動に反対する勢力に市と財団が屈し、「すてっぷ」から排除されたと主張。雇い止めの背景に男女平等への反動や不当な行政介入があったかが争点になった。

 塩月裁判長は、三井さんに関し市役所前で中傷ビラがまかれたことや市議に呼び出され糾弾されたことなどを挙げ、「遅くとも平成14年3月ごろから、市や市議会の内外で反対勢力による組織的な攻撃が行われていた」と認定。

 その上で市幹部らが三井さんの考えと異なる後任者を就任させようとした点を「一部勢力に屈した行動。中立であるべき公務員の立場を超えた動きで、三井さんを館長職に就かせない明確な意図があり、人格を侮辱した」と指摘した。

 判決によると、三井さんは12年9月に全国公募で選ばれ「すてっぷ」の初代館長に就任。非常勤職員として1年契約で更新してきたが、16年2月、館長職を常勤とする組織変更に伴って選考試験が行われ、不採用になった。 

 判決後、大阪市内で会見した三井さんは「本当にうれしい。行政は男女平等にもっと真剣に取り組むべきだ」とコメント。豊中市人権文化部は「大変残念。判決内容を精査し今後の対応を検討する」としている。

●女性センター雇い止め “館長排除は人格権侵害”
     毎日放送 03/30 19:21
 政治的勢力に屈して女性センターの館長を辞めさせたとして、大阪府豊中市に150万円の賠償を命じる判決です。

 大阪高裁は「市の部長らが嘘をつくなど館長排除に動いたのは人格権の侵害」として原告の逆転勝訴を言い渡しました。

 豊中市の女性センターの非常勤館長だった三井マリ子さん(61)は6年前、館長を常勤化するという理由で契約の更新を拒否され雇い止めされました。

 判決によりますと当時、市役所やセンターに対し男女平等推進に批判的な運動が繰り返され、三井さん自身も議員から呼び出されて糾弾されるなどしました。

 30日の控訴審判決で大阪高裁は「雇用契約上の違法はない」としながらも、人権文化部長らが水面下で後任の館長を決めたり、三井さんに嘘を述べたりしたのは「公務員の立場を超え」「一部勢力の動きに屈した行動」と指摘、「明確な意図をもって館長を排除したのは人格権の侵害にあたる」と認定して、市に慰謝料など150万円の支払いを命じました。

 「本当に嬉しいです。男女平等なんかくそくらえというような、そういう政治勢力に対して行政が屈服していって、侮辱されたようなやめさせられ方をしたことに関して認定してもらえてうれしい」(三井マリ子さん)

 判決について豊中市は「大変、残念。今後の対応について検討する」とコメントしています。

 ●豊中市幹部らの人格権侵害認め、三井マリ子さん逆転勝訴
      janjannews 2010年03月30日 さとうしゅういち から

 館長雇止め・バックラッシュ裁判は原告(正確には控訴人)の三井マリ子さんが大阪高裁で逆転勝訴しました。今の裁判所では「これ以上の判決はない」と担当弁護士も認める判決でした。

「勝訴」の垂れ幕を掲げ、喜ぶ支援者たち。撮影・さとうしゅういち、以下同じ

 館長雇止め・バックラッシュ裁判、ようやく控訴審判決
 http://www.janjannews.jp/archives/2929707.html
 
■結審から長かっただけに喜びも大きく
 
 わたしは、判決を聞くまで、正直びくびくしていました。なにしろ、結審から10カ月が経過しているのです。
 
 「原判決を以下のように修正する」という裁判長の言葉に、心の中でガッツポーズをしてしまいました。
 
 大阪高裁の塩月秀平裁判長は、3月30日の法廷で三井さんの訴えを一部認め、被告に150万円の支払い(慰謝料100万円、弁護士費用50万円)を命じました。
 
■バックラッシュ勢力の圧力に屈した豊中市
 
 この事件は、大阪府豊中市の男女共同参画推進センター「すてっぷ」(財団法人・とよなか男女共同参画推進財団)の全国公募の非常勤館長だった三井マリ子さんが、2003年度末限りで、組織再編を名目に雇止めにあい、その上、新設された後継の常勤館長のポストへの採用も、茶番の面接の末、断られたという事件です。
 
 原告が主張する事件の背景は以下のようなものです。2002年夏ごろから、豊中市議(当時)北川悟司さん(判決でも実名が挙がっているため実名とします)や、いわゆる「行動する保守」などの男女平等推進に反対する(バックラッシュ)勢力による「すてっぷ」への誹謗中傷が起きていました。
 
 豊中市は最初は、三井さんをかばっていたのですが、途中から態度が急変。三井さんに隠れて、組織体制の見直し、後継館長候補探しをしていました。
 
 三井さん側は、市当局が、当時与党最大会派幹部だった北川市議に、男女共同参画条例に賛成してもらうことと引き換えに、三井さんのクビを差し出したのではないか、と主張しています。
 
 実際、北川市議は、2003年秋の定例議会で、男女共同参画条例についてボロクソに言う討論を行なったのです。ところが北川市議はその討論を「賛成討論だ」と強弁し、条例案には賛成しています。
 
 なお、「行動する保守」は、最近では、2008年9月に創価学会と関係ないお店に国旗などを持って大人数で押しかけ「創価学会出て来い」などと罵倒する「東村山駅前表敬訪問事件」などの騒ぎを起こしています。

 
 【実況】瀬戸一派による洋品店襲撃の一部始終
 http://d.hatena.ne.jp/three_sparrows/20080904/p1
 
 また、2009年以降は、関西地方のリーダーが小学校長を脅したとして、暴力行為法違反で逮捕・起訴されています(1名について略式起訴で有罪確定)。
 
 さらに東京では、活動家が公明党を誹謗中傷する街宣などをしたとして、公明党などから民事訴訟を起こされたり刑事告訴されてます。
 
 2010年3月18日には、中野区役所に押しかけた槇泰智(まきやすとも)さんが逮捕されるなどしています。
 
 「行動する保守」活動家、公明党中野区議らに「因縁」で逮捕

 http://www.janjannews.jp/archives/2966110.html
 
■一審は原告敗訴
 一審の大阪地裁は2007年9月12日、豊中市が三井さんに対して情報を隠していたことについて、不当性を認めつつも、「損害賠償をしなければならないほどではない」として、原告(三井さん)の請求を却下してしまいました。
 
 「10発殴られたら法律でなんとかするけど、5,6発だろう、我慢しろ」とでもいうような判決でした。
 
 これに対して三井さんは大阪高裁に控訴。控訴審では、新たに、市や財団の取った行動が「人格権侵害に当たる」として、浅倉むつ子教授の意見書を提出。この部分についても裁判官の判断を仰ぎました。また、非正規労働問題への取り組みで有名な脇田滋・龍谷大学教授の意見書なども提出しました。

 そして、2009年5月、結審しました。それから10カ月以上。提訴から5年以上。三井さんの労苦が報われました。

行政に対して嘘をつかないでほしい、と求める三井マリ子さん(中央)と担当弁護士ら。

■「一部勢力の圧力に屈した」と明確に認定
 今回の判決は、いわゆる「バックラッシュ勢力(判決文では「一部勢力」)の動きについて具体的にフォローした上で、豊中市の対応についても事実認定しています。
 
 普通は高裁判決は、地裁判決にテニヲハを直したくらいの感じが多いのですが、今回は、とくに「バックラッシュ勢力(判決文では「一部勢力」)」の行動をかなり追加しています。
 
 関西地方では教育問題における「ネオコン」ぶりで有名な豊中市の北川悟司市議(当時)や「行動する保守」などの「バックラッシュ勢力」の行動について、「いやがらせをしたり」「市民を混乱に陥れるような」ものと認定。その結果、「2003年3月議会への男女共同参画条例の上程が阻止された」とまで、認定しました。
 
 そして北川議員と市当局の間に「三井さんの首と引き換えに条例を成立させる」という密約があったという疑いはなかったとはいえない、と認定。
 
 その上で、市の本郷文化部長(当時)と財団の山本事務局長(市幹部職員から出向)が、「三井さんに情報を隠した上、三井さんを雇止めにする事を前提として、『三井さんは辞めたがっている』などと嘘をついてまで、後継館長をリクルートし、後継候補者に新館長就任を内諾させていた」ことなどの原告側の主張をほぼ認め、三井さんに対する「人格権侵害」を認定しました。判決文は「三井さんの人格を侮辱するもので」「不法行為を構成する」と言いきりました。
 
 そして、自治体が屈すべきではない相手(判決文では「一部勢力」=バックラッシュ勢力)に屈し、三井さんに嘘をついたことを厳しく批判しました。

 
 一審判決(山田陽三裁判長)では、この点がまったくあいまいで、三井さんの訴えを棄却しています。

■「非常勤職員に大きな光」

 三井さんは「市はわたしに情報を徹底して教えなかった上、わたしが言ってもいないことをひろめた」と振り返ります。「男女共同参画推進基本法が1999年に出来ていたのに、『行政が男女平等なんてくそくらえ』なんて議員に屈してしまった」と悔しがる三井さん。
 
 今回の判決を、「全国の女性センター非常勤職員に大きな光」と喜びました。
 
 今回、「人格権侵害」での損害賠償が認められたことは、尊厳を傷つけられるような状況に置かれている多くの労働者にとっても朗報となりそうです。
 
 また、とくに非常勤特別職公務員は正規公務員としての保護も、民間労働者に適用される解雇法理も適用されず、「法の谷間」に置かれていると言われています。
 
 そうした方々を、ひどいやり方で雇止めにする例も多くあります。既に山梨県の昭和町で非常勤職員が雇い止めにされた事件で人格権侵害が認定され(最高裁で確定)ていましたが、それを踏襲した形です。

(ただし、三井さん側は、非常勤特別職公務員ではなく、あくまで、民間労働者としての解雇法理の適用を求めていましたが、この点は却下されました。そして、豊中市総体としての採用手続きについては、「違法ではなかったとも」しています。)
 
 午後から、開催された支援者による集会では、嘱託職員の組合を結成して闘った芦屋市の元女性センター長や、東京都、愛知県、秋田県、山口県など遠方から駆けつけた支援者から喜びの声が上がりました。
 
 「行政は嘘をつかないでほしい」「行政は男女平等を男女共同参画推進基本法どおりきちんと推進してほしい」と訴える三井さん。その思いが前進する一歩にこの判決がなれば、と思います。
 
 高校教諭、東京都議時代から長年、「不条理に対して闘おう」と女性たちに訴えてきた三井さん。「自身に降りかかったこと」に対して何も出来なかったらどうなってしまうのか?という思いがありました。その思いが報われました。
 
 また、三井さんが非常勤館長になった2000年頃よりも非正規雇用が(女性を中心に男性にも多く)さらに広がりました。そういう中で今回の判決が多くの労働者に役立ってほしいと思います。


 3月31日以降はJANJAN休刊のため、続報は「広島瀬戸内新聞ニュース」や、「ファイトバックの会HP」をご参照ください。

 
◇記者の「ブログ」「ホームページ」など
 広島瀬戸内新聞ニュース
 http://hiroseto.exblog.jp/


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