毎日、1000件以上のアクセス、4000件以上の閲覧がある情報発信ブログ。花や有機農業・野菜作り、市民運動、行政訴訟など
てらまち・ねっと



 昨日、自然薯やヤマイモの栽培のこと、というより昨年の収穫の様子を載せた。今日は、そこでの予約どおり、収穫の後半のこと。

 その関係の検索などからのアクセスが70~80件、ページ閲覧では「自然薯やヤマイモ」関係のいくつかの閲覧数が300以上あったらしいことがこのgooブログから報告されている。

 「てらまち・ねっと」がおもしろい、ってわざわざ昨日のブログで紹介してくれた人もいるようだ。

 ともかく、暖かいところは、桜が咲いて、もう種芋を定植し始める人もいるのだろう。
 
 このあたり、ジャガイモの定植は「春のお彼岸」ごろといわれている。ちょうど今ごろ。
 俗に適期といわれるこのころにジャガイモを植えても、たいてい4月上旬の遅霜で、地上に出てきた芽が「(霜で)焼ける」。
 そのことで枯れてしまうわけではないけど、望ましくは無い。

 自然薯やヤマイモの場合、イモから地上に芽が出てくるのに日数がかかるから、「桜が咲いたころから葉桜のころが植え付け時」と表現されるのは、地上に芽を出すころにはもう遅霜の心配はないよ、そんな意味なんだろうと想像している。

 昨日のブログで、私の畑の今年のイモは粘りが劣り、色変わりする傾向を書いた。波板と波板の間の土に「濡れ」に近い湿りがあるところがずいぶんあった。そんなところのイモは、ダメ。

 昨年夏の長雨が原因なんだろうかと思っている。 

 春になって、気分一新して、新しい自然薯作りに入ろう。

 昨日の前半のブログ (過去の毎年の植え付けの様子にもリンクあり)
   ⇒ ◆自然薯の波板栽培のまとめ/パイプ栽培より簡単/ヤマイモ/昨年の収穫の様子

 ● なお、栽培管理はまどかくん ⇒ 寺町畑 ●


(追記) 2010年の植え付け
     ◆自然薯の定植/波板栽培/今日は自家養成の種芋をパイプに植え付け/ヤマイモも

※ 内容がおもしろいと思った方は、 ランキング ↓ をクリックしていただけると嬉しいです。

人気ブログランキング→→人気ブログランキングへ←←ワン・クリック10点
8位あたり


自然薯と平飼の自然卵



2回目の収穫、12月13日の様子の続き
    


パイプ栽培、波板栽培の痛快さは、もちろん、たしか。
  


いいねぇ!!
    


変わり芋もある   ゴツイ芋



繁殖力旺盛なのか、下に伸びつつ、
傾斜に逆らって、上にも伸びて、
板のふちまで行ったら、重力で下におりて、
下の波板に届くと、
今度は板の傾斜のままに下に伸びた自然薯。



やっぱり、波板が私の好み
ずっと以前の畑栽培から、数年前にパイプ10本を買って転換、
次の年に50本の、計60本のパイプ。
今は、畑の横にまとめて置いてあるだけ。
  


2回目の収穫は夜の試食で。



とはいうものの、土に水気が多くてだろうイモに腐りが出ている。
このまま土の中に入れておくと、悪い部分が減ることは無く、
逆に悪い部分が増えていく可能は高い。


そこで、全部ほりあげ、選別して、
良いものを保存することにした。
翌日12月14日が3回目の収穫

まず、畝(うね)の両サイドの土をスコップで切り、
次に、「波板部分」だけを主として手で発掘。
    

一番の大物は 「種芋1個」から「枝分かれた2本 計2kg」



悪いイモもあるのが今年のうちの畑の特徴
もちろん、こんなことは初めて。


初めて自然薯やヤマイモを作る人のために
自然薯の地下の生理の学習

親イモ・種芋から「真下に伸びた根」が板(パイプ)に当たって
いやおうなく板(パイプ)の傾斜にそって下に伸びる、というわけ。
  

種芋と新芋と根の関係
このことの理解が栽培を進めるにあって重要

昨日、リンクをつけておいた 2006年4月27日のブログから 再掲。

 この図は、偶然に聞きつけて教えてもらった講習会(後日、紹介)での説明資料。政田農園のパイプの販売の店舗に置いてある説明チラシにも、解説本にも同様の図がある。

 案内の縦棒の位置も分かる。地表下の小さいイモは、タネイモ。
タネイモの力でツルと放射根を伸ばし、直下に新イモを伸ばす。これを受け皿でキャッチして、バイプの中へ誘導するという原理を理解したい。

 写真の説明を転記する。
「主吸収根の成長の状態 つるのつけ根より8から12本発生して図のように分布する」
「約1/3 深さ5から10cmに平行形に伸長」
「約1/3 地面から見て角度45度の八字形に伸長」
「約1/3 真下の方向直下形に伸長」


12月14日の収穫日のうちの畑(上の図解に対応するよう写真を反転)

【黄色い粒】 種芋を包んだ鹿沼土。昨年の植え付けの様子参照 【春に植えた種芋】 真ん中の上、やや斜め水平に茶色のカスカスになっているのが「種芋(切芋)」
【地上部のツル】 真ん中の上で、種芋から出ているのが地上部のツルの元

【収穫する新芋】 種芋(切芋)から出た「収穫物」になる根は、真下に伸びて、板に当たると下方向へ。左下方向に伸びている少し太いのが収穫物。
 なお、8月までは、細い根が伸長するだけで、新生芋は、夏に茂った「葉やツル」の養分が地下に送られる9月、10月に一気に肥大するらしい。
   

※パイプ栽培で、親芋、種芋を「パイプの中」に植えたくなるけど、ダメ。「畝の上に水平に置く」こと


春に「むかご」を受け付けてあきにできる小さい種芋が「1本苗」。
それを次の年に植えることになる。

でもそれでは効率が悪いので、秋に収穫した「成果物」、つまり食用の芋を春に、細かく切って、それから発芽させるのが「切種芋」。

 自然薯・ヤマイモは、切っても、「上=頭方向・頭側に発芽」する習性があるそうだ。だから、上下間違えないようにと「目印」をつけて並べておいて、湿気と保温しつつ保管すると、芽が出てくる。それを植えつける。

 「俗に言われる『首を植え』ても良い芋にならず」、芋の先端=お尻も良い芋にならないらしい。

昨年、初めて挑戦した、「自家・切種芋」
発芽が購入切種芋(昨年は全部、切種芋しか手に入らなかった)より遅かったけど、とりあえずはできた ホッ





保管作業のために並べてみる
(長い板は180センチ、短い方は150センチ)




まず、良い芋を
5キロ単位で2列、3段に埋めた


    


 いま、季節は春。
 一昨日3月20日の夕方、
植え付け予定位置の場所を整えた。

うちの場合は、波板と波板の間に入れる土を、その場の畑の土を使う(という手抜きだ)から、有機物をできるだけ除く。
 枯れ草とか。
 

コメント ( 0 ) | Trackback ( )



« ◆自然薯の波板... ◆阿久根市長に... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。