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てらまち・ねっと



 エボラ出血熱が時々はやる。今回は、最大の広がりとされている。
 しばらく前の映画「感染列島 」(2008)さながらの状態なのか・・・と想像している。
 国際交流が拡大して、いっそう、「封じ込めが困難」な時代。

 少し状況を見てみた。
 ★東京スポーツ
 《致死率が最大で90%にもなる“エボラ出血熱”が、西アフリカ地域での感染が拡大し、深刻な国際問題になっている。
 エボラ出血熱は2~21日間の症状のない潜伏期間があった後不、発熱、頭痛、筋肉痛、のどの痛みを発症する続いて嘔吐、下痢や内臓機能の低下がみられ、さらに進行すると体のさまざまな部分から出血し、死に至る恐ろしい病気だ。》
 《米国でエボラ熱の感染者が治療されるのは初めて》

 ★産経
 《感染者の帰国は2人目。男性医師と同様、今回帰国した女性もエモリー大の施設で隔離治療を受ける。女性の容体は重いが、安定した状態とされる。臨床試験を経ていない治療薬を試しており、その効果も見極める。》

 ★TBS  エボラ出血熱、日本人看護師が語る最前線
 《「医療者自身が(感染を恐れ) 逃げてしまうことが(起きている)」(国境なき医師団)
 感染拡大を受けて、アメリカ政府は感染者が出た国への渡航を控えるよう勧告。アフリカ進出が目覚ましく人の往来も多い中国も、警戒レベルを引き上げるなど、影響はアフリカ以外にも広がりつつあります。》

 一番詳しいと読んだのは、ロイターの特集。
 ★ロイター
 《専門家はエボラ出血熱の流行が収束に向かうとみているが、それとともに致死率も上昇する可能性があると指摘する。
 ニューマン氏は新たな感染による結果が出るまでは数週間かかる》

 ★ウォール・ストリート・ジャーナル日本版
 《過去最大規模の流行》

 そんなことで、ここ最近の情報を記録しておく。なお、映画「感染列島」 (2008)のことも。

 ●エボラ出血熱の死者932人=対策めぐり緊急委開催-WHO/時事 08/06
 ●エボラ熱の封じ込めに苦戦、リベリアでは路上に放置される遺体も/ロイター 8月6日
 ●西アフリカで猛威のエボラ出血熱 日本へ上陸の可能性は?/東スポ 8月6日
 ●エボラ熱感染者が米帰国/産経 8.6
 ●エボラ熱感染の米国人ら、開発中の薬剤で治療/ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 8月5日
 ●エボラ出血熱、日本人看護師が語る最前線/TBS 05日
 ●Reuters特集/拡大するエボラ感染/アングル:拡大するエボラ感染、致死率上昇は「時間の問題」/ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 8月4日

 なお、今日と明日は、議会改革特別委員会の視察研修で出張。

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●エボラ出血熱の死者932人=対策めぐり緊急委開催-WHO
       時事(2014/08/06-23:32)
 【ジュネーブ時事】世界保健機関(WHO)は6日、西アフリカで猛威を振るっている致死率の高いエボラ出血熱に関し、感染が疑われる例を含めた4日時点の死者が、ギニアやリベリアなど4カ国で計932人に達したと発表した。感染者は計1711人に増え、依然として感染拡大が続いている。

●エボラ熱の封じ込めに苦戦、リベリアでは路上に放置される遺体も
      ロイター 2014年 08月 6日
[モンロビア/ダカール 5日 ロイター] - エボラ出血熱の感染が拡大している西アフリカのリベリアでは、感染者の遺族らが政府当局の指示を無視し、遺体を路上に放置している。今回のエボラ熱流行ではすでに死者887人が出ているが、西アフリカの各国政府は、ウイルス封じ込めのための対策強化に苦戦している。

7月後半に初の感染者が確認されたナイジェリアでは、米国籍のエボラ熱患者パトリック・ソーヤー氏と接触した8人に感染の兆候が出ていることが明らかになった。

今回のエボラ熱流行は、ギニアの森林部で最初に確認され、隣国であるシエラレオネとリベリアに広がった。同3カ国は先週、ウイルス封じ込めを目指し、学校閉鎖や感染者の自宅の検疫などの強硬手段を取ると発表していた。

しかし、リベリアの首都モンロビアでは、亡くなった患者の親類らは遺体を適切な場所に移送するのではなく、路上に引きずり出しているという。

同国のルイス・ブラウン情報相はロイターの取材に対し、患者の家のウイルス除染と感染者の周辺人物の追跡も義務付けた規則が、一部の人に不安を与えているかもしれないと説明。「それゆえ、彼らは遺体を家から持ち出し、路上に置いている。彼らは自ら感染のリスクにさらしている」とし、「遺体は当局が収容するので、家の中に置いておくよう呼びかけている」と語った。

リベリア当局はエボラ出血熱で亡くなった人の火葬を3日に開始し、また、4日夜からは、感染地域を封鎖するために軍部隊も派遣されたという。

同相は「過度の力は使われないことが望ましいが、われわれは感染地域からの人の移動にできる限りのことをしなくてはならない」と述べた。

●西アフリカで猛威のエボラ出血熱 日本へ上陸の可能性は?
       東京スポーツ 2014年08月06日
 致死率が最大で90%にもなる“エボラ出血熱”が、西アフリカ地域での感染が拡大し、深刻な国際問題になっている。

 エボラ出血熱は2~21日間の症状のない潜伏期間があった後不、発熱、頭痛、筋肉痛、のどの痛みを発症する続いて嘔吐、下痢や内臓機能の低下がみられ、さらに進行すると体のさまざまな部分から出血し、死に至る恐ろしい病気だ。

 西アフリカのリベリアで人道支援活動中にエボラ出血熱に感染した米国人の男性医師が2日、帰国し、特別医療機や救急車で南部ジョージア州アトランタの病院に搬送された。隔離施設で治療を受けている。感染したもう1人の米国人女性も近く搬送する。

 米国でエボラ熱の感染者が治療されるのは初め。米メディアは男性医師の搬送を詳細に報道。一部に米国民の安全を懸念する声も出た。

 なお、先月31日のWHO(世界保健機関)の声明によると、ギニア、リベリア、シエラレオネ、ナイジェリアの4か国でこれまでに729人の死亡が確認されている。

 医師や看護師、感染症の専門家などが不足し、近隣諸国の態勢も不十分だと指摘。国際社会の支援を求めた。

 国際情勢に詳しい関係者は「今度のエボラ出血熱は、感染者の移動を止められておらず、事態の収束に向かってない状況です。感染が航空機を通じて広がる報告もある。感染力が強いため、航空機に乗り合わせた人から人への感染がなかったかチェックする必要があります」と指摘する。

 今回のエボラ感染は今年2月にギニアで発生し、隣国のリベリア、シエラレオネに広がった。基本的に空気感染はしないが、すでに3か国で1200人ほどの感染が確認されている。日本に上陸して流行する危険はあるのか。

 厚労省の健康局結核感染症課は「これまでアフリカ諸国でエボラ出血熱が流行し、日本に上陸したケースはない。流行国からの帰国者に感染が見つかった場合、感染症法に基づいて対処(検査、消毒、入院)します。対策としては、西アフリカ3か国へ不要な渡航を控えるよう注意を喚起しています」と説明した。

●エボラ熱感染者が米帰国
     産経 2014.8.6 09:16 [米国]
 西アフリカのリベリアで人道支援活動中、エボラ出血熱に感染した米国人女性(59)が5日、空路帰国し、治療のため米南部ジョージア州アトランタの医療施設に搬送された。

 リベリアで感染した米国人男性医師も2日に帰国しており、感染者の帰国は2人目。男性医師と同様、今回帰国した女性もエモリー大の施設で隔離治療を受ける。女性の容体は重いが、安定した状態とされる。臨床試験を経ていない治療薬を試しており、その効果も見極める。(共同)

●エボラ熱感染の米国人ら、開発中の薬剤で治療
      ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 2014 年 8 月 5 日
 【アトランタ】西アフリカのリベリアでエボラ出血熱に感染した米国人2人は、人体に対する安全性が評価されていない実験段階の薬剤による治療をリベリア国内で受けた。

 米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)によると、この薬剤はカリフォルニア州サンディエゴのマップ・バイオファーマシューティカル社が開発中の「ZMapp(ジーマップ)」。NIAIDのフォーシ所長は4日、効果があったかどうかはまだ分からないと述べ、この薬剤の有効性と安全性を実証するにはさらに多くの患者の治験が必要だと付け加えた。

 また、NIAIDは2人の米国人へのジーマップへの投与に直接関与していないが、治療の初期研究に資金を提供したと述べた。

 世界保健機関(WHO)によると、西アフリカでのエボラ熱の感染例は今年に入って1600件を超え、流行の規模は過去最大となっている。エボラにはまだ有効なワクチンや治療法がない。

 マップ社と関連会社リーフバイオの発表文によると、両社はカナダのDefyrus社と協力してモノクロナール抗体を利用したジーマップの開発に当たっている。

 キリスト教慈善団体のSIM USAによると、同団体のボランティアとしてリベリアに滞在していたナンシー・ライトボルさん(59)は5日にアトランタに到着し、エモリー大学付属病院で治療を受ける予定だ。

 リベリアでライトボルさんと同じクリニックに勤務していたテキサス州出身のケント・ブラントリー医師(33)は2日に同病院に搬送された。ブラントリー医師をリベリアに派遣したキリスト教団体サマリタンズパースは3日、医師の病状が改善していると述べた。

●エボラ出血熱、日本人看護師が語る最前線
           TBS 05日17:24
 致死率が極めて高い感染症・エボラ出血熱、今、西アフリカでの犠牲者の数が過去最悪になっています。医療関係者にも死者が出る中で、日本人の看護師が現地で治療に当たっていました。

 吉田照美さんは、国際医療NGO「国境なき医師団」から、今年6月から7月にかけて西アフリカのシエラレオネに派遣されました。患者の血液などから感染するエボラ出血熱にはワクチンや治療法がなく、対処療法をするしかありません。

 「治療法がないので、最初は『大丈夫ですよ』とか『私たちが治療する』とか言えないので、すごくつらいなと思っていた」(国境なき医師団 吉田照美さん)

 今年2月、ギニアで発生が確認されて以降、感染者は周辺国に拡大。これまでに、1603人が感染、もしくは感染の疑いがあり、うち半数以上の887人が死亡する過去最悪の規模になっています。

 吉田さんは、現地で治療を行う困難さを次のように語ります。
 「(防護服)で大量の汗をかいているので頭がぼーっとして疲労困ぱいしている状況。亡くなった方の体を洗い清め埋葬するという現地の伝統文化があり、それによって遺体に触れ、感染するということも多く報告されていた」(国境なき医師団 吉田照美さん)

 シエラレオネで先頭に立って治療にあたり、「国民の英雄」と称賛されていたカーン医師。
 「人々が私たちの忠告を聞きさえすれば、感染の連鎖を断ち切れるんです」(シーク・ウマル・カーン医師)

 カーン氏自らも感染。先月29日、亡くなりました。

 リベリアでも、アメリカの慈善団体から派遣されていた医師の感染が確認され、本国に送られました。

 「医療者自身が(感染を恐れ) 逃げてしまうことが(起きている)」(国境なき医師団 吉田照美さん)

 感染拡大を受けて、アメリカ政府は感染者が出た国への渡航を控えるよう勧告。アフリカ進出が目覚ましく人の往来も多い中国も、警戒レベルを引き上げるなど、影響はアフリカ以外にも広がりつつあります。


●感染列島 かんせんれっとう
 2.8/5-Yahoo!映画 - Yahoo! JAPAN
『感染列島』は、2009年1月17日に公開された日本映画である。主演は妻夫木聡、檀れい。監督は瀬々敬久。配給は東宝。 ウィキペディア
初公開: 2009年1月17日 (日本)
      感染列島/Google 


●感染列島 (2008)
      感染列島 /ヤフー 
解説
人類が体験したことがない新型ウイルスが原因で起こる、感染拡大の恐怖と闘う人々の姿を描く、泣けるパニック・エンターテインメント。『泪壺』の瀬々敬久が脚本と監督を手掛け、新型ウイルスの爆発的な伝播が現実の社会や人々に、どのような影響を与えるかをリアルなアプローチで問う。救命救急医役の妻夫木聡をはじめ、檀れいら実力派キャストが集結。ウイルスと人類の戦いという絵空事ではないテーマに、正面から挑んだシミュレーション・ムービーとしても注目。
シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ
救命救急医の松岡剛(妻夫木聡)のもとに1人の急患が運び込まれた。患者は、高熱、けいれん、吐血、全身感染を併発する多臓器不全を起こしており、これは人類が初めて遭遇する感染症状であった。戦場と化した病院にWHOからメディカル・オフィサーの小林栄子(檀れい)が派遣され、わずか半年で感染者が数千万にものぼる恐るべき事態を予測する。

●Reuters特集/拡大するエボラ感染
●アングル:拡大するエボラ感染、致死率上昇は「時間の問題」
         ロイター 2014年 08月 6日
[ロンドン 5日 ロイター] - 西アフリカで過去最悪の感染規模となっているエボラ出血熱。致死率は過去の感染に比べるとまだ低いものの、専門家はこのまま犠牲者が増え続ければ、最終的にそれも時間の問題だとみている。

世界保健機関(WHO)の最新データによると、西アフリカではこれまでに1603件の感染が確認され、887人が死亡。致死率は55%強となっている。

これは、「ザイール株」のエボラウイルスによる過去14回の流行の平均致死率78.5%をはるかに下回る。ザイール株とは1976年に最初に同ウイルスが見つかったザイール(現コンゴ民主共和国)にちなんで命名された。WHOによると、過去の流行では、致死率が90%に上るケースもあったという。

専門家はエボラ出血熱の流行が収束に向かうとみているが、それとともに致死率も上昇する可能性があると指摘する。


今年2月から感染状況を注視している英ランカスター大学のウイルス学者、デレク・ギャザラー氏はロイターに対し、「流行が終わりに近づくにつれ、致死率はザイール株によるエボラ流行の平均致死率80%に迫っていくことが予想される」と語った。

英レディング大学のウイルス学者、ベン・ニューマン氏によれば、エボラ出血熱はウイルス感染から死に至るまで最長1カ月程度だという。

今回、感染が最初に確認されたギニアの致死率はすでに74%に達している。感染地域の致死率としては、リベリアとシエラレオネがそれぞれ54%と約42%となっているため、低く抑えられている。

ニューマン氏は新たな感染による結果が出るまでは数週間かかるとしたうえで、「シエラレオネに感染が広がったのはごく最近であるため、現時点で致死率はギニアよりかなり低いように見える」と述べた。

治療によって致死率が低く抑えられるという望みも少なからずある。ニューマン氏によれば、感染後すぐに治療が開始できれば、生存率はかなり上がるという。

エボラ感染に見舞われた西アフリカは世界最貧困地域の1つであり、公立の病院でも基本的な医療器具さえ不足していることが多く、衛生的な環境とも言い難い。

また、隔離され孤独な状態で死に至る恐怖や完全防備な医師への疑念から、治療をまったく受けようとしない患者もいる。こうしたケースは、致死率の統計にはカウントされない。

<治療法なし>
エボラ出血熱には確立された治療法や感染を防止するワクチンは今のところ存在しない。最善の対処は、重度の脱水症状を引き起こしかねない発熱やおう吐、下痢といった症状を緩和することだ。

患者は電解質溶液の経口補水や点滴が必要な場合があるほか、重症患者には集中治療が欠かせない。

だが、感染が拡大するギニアや・・・・・・・(略)・・・

●エボラ出血熱、知っておくべき5つのこと
    ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 2014 年 8 月 4 日
 西アフリカでエボラ出血熱の感染拡大が止まらない。医療インフラが不十分な国々で致命的な病気を抑制するのがいかに難しいかが浮き彫りになっている。感染者にはリベリアの治療センターで活動していた2人の米国人医師も含まれる。エボラ出血熱について、知っておくべきことを5つ挙げた。

1)過去最大規模の流行
 ギニア、シエラレオネ、リベリアの3カ国では今年に入ってから1300人余りが感染し、700人以上が死亡している。世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は8月1日、感染は拡大の一途をたどっており、直ちに一層の努力を傾けなければ、人命の損失と経済の混乱は「壊滅的」な規模になりかねないと警鐘を鳴らした。

2)早急な治療が大事
 エボラ出血熱の致死率は90%に達することもあるが、医療関係者によると、現在の致死率は70%程度で、助かった人々は早急に治療を受けていた。今のところワクチンも治療法もない。

3)他の病気と似た症状
 WHOによると、エボラ出血熱の初期症状は発熱や頭痛、筋肉痛、喉の痛みなどで、マラリア、腸チフス、コレラなどと見分けにくい場合がある。

4)体液を通じてのみ感染
 エボラ出血熱のウイルスは空中には浮遊しない。感染するのは、感染者の血液、汗、嘔吐(おうと)物、尿、唾液、精液などに触れた場合だけだ。専門家によると、他人に感染するのは患者の具合が悪くなってからで、それまではたとえ症状が現れ始めても感染力は高くない。

5)今後の対策
 WHOは、加盟国と共に1億ドル(約103億円)を投じて対策を強化する方針を示した。ギニア、シエラレオネ、リベリアの3カ国にさらに資金を提供するほか、治療にあたる人員を増やす。米疾病対策センター(CDC)からは50人が追加派遣される。


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