慈光の部屋 目標の設定（第61回-5）

【宮：宮嶋さん（FMジャングル・DJ）、慈：久本慈光（寺小屋塾長）】

慈：京大を意識し出したと言っても、すぐに必死に勉強し出した訳じゃないですし、それに向けた塾に行った訳でもな
　　いんですけど、ぼんやりとした憧れが、その頃にでき始めたんですね。
宮：でも、そういうのは大事なことですよね。目標やゴールさえ決めておけば、それに向かって進めますからね。
慈：そうなんですよ。目標の設定というのは、すごく大事なことです。確かに、「1年生だから、まだいい」と言えば、そ
　　うなんですけど、「でも、勉強するためには目標が必要でしょ？」っていう話なんです。
宮：そうですよね。
慈：だから、ターゲットとか、夢や目標なしに努力するというのは、やっぱり難しいことなんですよ。前にもスティーブン
　・コヴィーの『7つの習慣』の話をしましたけど、ゴールの設定ができているかどうかはすごく大事なんです。
宮：やっぱりそうですよね。
慈：「目標を決めるのは早ければ早いほどいい」と言うと語弊があるかもしれませんし、それぞれにタイミングがありま
　　すから、「高1では遅いです」とも言いません。
宮：でも、定めておいた方がいいんですね。
慈：そう。そういう方向に動かなければいけない時期であることは確かですよね。
宮：そうですね。この質問の子も、まだ情報が足りてないんでしょうね。まずは、そこを調べて、慈光先生のおっしゃっ
　　たように、行ける大学や行ってみたい大学を決めてほしいですね。
慈：そうなんですけど、それを誰が指導するんでしょうか？
宮：うーん、そうですね。
慈：但馬の高校生にとって、そこが大変なんです。
　　（つづく）

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