寺小屋ブログ

学習塾・音楽教室「寺小屋」
田舎の中学生、高校生達のモチベーションのアップに少しでも役立ちたいと開設した塾のつぶやき

慈光の部屋 キレイじゃなくてもいいんです(第52回-9)

2017年01月20日 | 受験・学校
【臼:臼杵さん(FMジャングル・DJ)、慈:久本慈光(寺小屋塾長)】

臼:でも、今の流れは、全員がネイティブな発音をするべきだという感じですよね。
慈:それができないのは偽物なんだという、排除の論理でしょ。
臼:そうですね。
慈:それで皆がしゃべれるようになる訳ないし、国際言語の身につけ方じゃないですよね。アメリカは日本と違って、移民
  が多いですから、変な発音したり、文法間違えたりする人もいっぱいいるんです。
臼:失敗して頭をかいてるような人が、周りにいっぱいいるんですね。
慈:それで、普段からその人たちの言っていることを一生懸命に理解しようとしているから、ネイティブの人たちは、そうい
  うポテンシャルの幅というのは、ものすごく広いんですよ。
臼:相手の言うことをわかってあげようとしてくれるんですね。日本人には、そういう感覚ってわからないですよね。
慈:そうなんです。ちゃんとしゃべれないことで、自分の教養とか、頭の良さが全部否定されるような感覚を持っている限
  り、全員がしゃべれるようになったりしないですよ。
臼:そうですね。すごくよくわかります。
慈:無碍なことを言いますが、英会話スクールを中断したことで、英語がしゃべれなくなるんだとしたら、結局その程度の
  ものなんだということですよ。
臼:また恐ろしい方に行きそうですけど、そういうことなんですね。「小4の壁にぶつかって英会話をやめたから英語ができ
  なくなった」と思っても、その程度のものだったと思って切り替えればいいんですね。
慈:そうですよ。必要があれば、もう一度やるようになるし、やれば思い出しますよ。
臼:そういうものなんですね。すごくスッキリしました。
慈:ちょっと言い過ぎたかな。
臼:明快でわかりやすかったです。ありがとうございました。
(第52回終了)

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慈光の部屋 言語(第52回-8)

2017年01月19日 | 受験・学校
【臼:臼杵さん(FMジャングル・DJ)、慈:久本慈光(寺小屋塾長)】

慈:さっきの白人至上主義の話じゃないですが、「ネイティブと同じ英語がしゃべれることが素晴らしい」という完璧主義、
  これが日本人が英語をしゃべれない理由の1つですよね。
臼:上手じゃないとしゃべってはいけないような雰囲気がありますよね。
慈:そうなんです。間違ってもいい、変な英語でもいい、まず自分の考えを違う言語で伝えてみようと思う気持ちが大事な
  んですよね。
臼:それが言葉ですよね。僕の友達がフィリピンに社員旅行に行ったときに、現地の人が英語で色々と売り込んできたそ
  うなんです。その友達は全然英語がしゃべれないんですけど、「わかる」って言ってましたね。
慈:そうでしょうね。向こうは必死ですからね。
臼:僕が「こっちもしゃべったらいいんじゃない?」って言ったら、「しゃべれないよ」って言うんです。向こう人の「一生懸命
  さ」、それこそが道具ですよね。
慈:そうなんです。言語ってそういうものなんです。それ以上でもないし、それ以下でもないんです。
臼:ネイティブについて、向こうの人たちが唸るような発音を身につける努力がどれほど必要なのかと思いますね。まあ、
  必要な場合もあるでしょうけどね。
慈:確かに必要な人たちもいるんですよ。だから、そういう努力が無駄だとは言いませんよ。車の運転に本当に興味があ
  る人は、普通免許だけじゃなく、2種や大型の免許、場合によっては、重機の免許やレースに出れるようにA級ライセ
  ンスなどもお取りになるでしょう。それは、車が好きで、そこに強みがあるからなんです。
臼:喜びを感じられるんですね。
慈:そうなんです。だから、キレイな英語をしゃべることに喜びを感じられる人は、キレイな発音を身につける努力をすれば
  いいんです。
臼:そうですね。好きな人は突き詰めていけばいいですよね。
  (つづく)

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慈光の部屋 母語(第52回-7)

2017年01月18日 | 受験・学校
【臼:臼杵さん(FMジャングル・DJ)、慈:久本慈光(寺小屋塾長)】

慈:もっと極端なことを言うと、子供に言語を教えるのにいちばん適している人は、お母さんに決まってますよね。
臼:確かにそうですね。子供はお母さんの真似をしますからね。
慈:だから、母語っていう言葉があるんですよね。
臼:そうですね。母の言葉。
慈:基本的に言葉って母親から勉強するんですよ。だから、…これを言っちゃうと身も蓋もないと思われるかもしれないで
  すけど、子供にホントに英語をしゃべらせたいなら、お母さんが英語をしゃべれるようになることがいちばん簡単な方
  法なんですよ。
臼:そうか、そういうことになりますよね。でも、お母さんとしては、「私はいいから、息子や娘にはキレイな英語の発音が
  できるようになってほしい」と思って、時間とお金を使って、ネイティブの英会話に通わせてるんですよね。
慈:ホントに国際化社会で、社会そのものが英語をしゃべれる人を必要とするならば、…暴論だと言われるかもしれない
  ですけど、小学生のお子さんをお持ちのお父さん、お母さんというのは、社会の中で現役の方々ですよね。
臼:バリバリ働いている世代の人たちですよね。
慈:そうですよね。もし、社会に英語が必要であれば、その人たちにも英語が必要なはずですよね。
臼:そうなりますよね。その人たちが英語をしゃべれなくても痛痒を感じていないのなら、付け足しの理由でしかないです
  よね。
慈:そうなんです。だから、もし本当にそれが必要だとお感じならば、ご自身が英会話スクールにお通いになって、ご自身
  が英語を身につけられたらいいですよね。そして、それをお子さんに教えてやれば、自然にしゃべれるようになるはず
  ですよね。
臼:そうですよね。でも、世の中はそういう風にはなってませんよね。お金を払って、子供がネイティブに教えてもらうのが
  流行になっているような感じですね。
慈:そうですね。
  (つづく)

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慈光の部屋 ネイティブはすごいのか?(第52回-6)

2017年01月17日 | 受験・学校
【臼:臼杵さん(FMジャングル・DJ)、慈:久本慈光(寺小屋塾長)】

慈:でも、とにかく日本人は、「英語をしゃべりたいなら、絶対にネイティブに習ったほうがいい」とか言いますよね。
臼:そうですね。さっきの小4の壁のポイントもそこですよね。「今、せっかくネイティブの人に英語を教えてもらってるんだ
  から、それを中断させるのはもったいない」ということですよね。
慈:そうです。語弊があるかもしれませんけど、「ネイティブがそんなにすごいですか?」って話ですね。例えば、アメリカ
  英語、イギリス英語を身につけたいなら、確かにネイティブについて英語を習ったほうがいいですよね。それは当り前
  ですよね。
臼:そうですね。
慈:でも、国際共通言語として英語を身につけたいのならば、何でネイティブである必要があるんでしょうか?
臼:あくまで道具であって、アメリカ人が使うネイティブな英語だけが、英語じゃないですからね。
慈:英語を身につけてる韓国の人たちは、それを勉強して身につけたはずですから、我々の感覚に近いはずなんですよ。
  そういう人たちのほうが苦労がわかるはずだし、課題というものがわかるはずですよ。だから、そういう人たちに習った
  ほうがホントは習得が早いはずなんですよ。
臼:そうですよね。そういう英語でいいんですからね。
慈:国際言語として必要な英語というのは、必ずしも、アメリカ人のように発音する英語、イギリス人のように発音する英語
  ではないはずなんです。
臼:道具として考えれば、そうなりますよね。例えば、自分の商品を売り込むとか、そういう場合に使う道具でしかないです
  からね。
慈:英語さえしゃべれれば、自分の商品を売り込むためのトークができるのかと言うと、全然違う話ですよね。
臼:そうですよね。全然別次元の話なのに、我々日本人は、それがゴッチャになったまま最近まで来たような気がしますね。
慈:危ない話になりそうになったら止めてくださいね。日本はアメリカの植民地ではありません。でも、白人至上主義ですよ
  ね。「やっぱり白人はすごい」というような。
臼:憧れみたいなものがありますよね。
慈:そういう文化をずっと引きずってきたんです。外国語教育というのが、それを植え付けるための教育になってしまうとす
  れば、それは絶対におかしいことです。
臼:そうですね。
  (つづく)

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慈光の部屋 ホントの国際言語(第52回-5)

2017年01月16日 | 受験・学校
【臼:臼杵さん(FMジャングル・DJ)、慈:久本慈光(寺小屋塾長)】

臼:少し僕の経験をお話ししたいんですが、僕はアナウンサー試験を受けたとき、「臼杵君は英語できるの?」、「英検何
  級?」、「TOEFLで何点?」としょっちゅう聞かれました。内容はともかく、英語がしゃべれることで50点くらいプラスして
  もらえるそうなんで、そういう感覚に慣らされました。
慈:そういうシーンは容易に想像できますね。でも、原理原則で物を考えないと、訳がわからなくなりますよ。「何で英語を
  しなきゃいけないの?」、「英語が国際言語だからです。グローバル化の時代だからです。」、グローバル化の時代、
  国境線がなくなっていって、英語をしゃべれることが絶対的に有利になるとするならば、アメリカ人に失業者は出ない
  はずですよね。
臼:そうですよね。全員が英語のネイティブですからね。それで保障されるとすれば、失業者は1人も出ないはずですよね。
慈:出ないはずですよね。でも、英語がしゃべれる人の中にも失業者がいるのが今の世の中ですよね。英語がしゃべれる
  だけでは武器にならないということを客観的に証明してるじゃないですか。
臼:そういうことなんですね。僕らは今まで英語がしゃべれることを崇め奉っていて、中身はともかく、英語がしゃべれるだ
  けで高評価を得られる時代があったんですが、もう、それが通用しなくなってきたということですね。
慈:そうですね。ホントの国際言語というのは、ピジン言語と言うんですけどね。本当のネイティブがしゃべるものとは違う
  ものになってしまってもいいんですよ。
臼:フィリピンや韓国の人たちがしゃべっている英語ですね。
慈:そうです。
  (つづく)

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