彦四郎の中国生活

中国滞在記

祇園祭り(前祭)―「神幸祭(しんこうさい)」を観る

2017-07-20 10:06:37 | 滞在記

 祇園祭は7月1日から31日までの1か月間、「祇園の八坂神社」の祭礼としてとりおこなわれる。7月17日(月)、祇園祭の「前祭(さきまつり)」が行われ山鉾巡行が午前中に行われた。この日の午後、銀閣寺近くの娘の家に行き、久しぶりに孫の顔を見る。その後、午後3時ころに娘の家を出て、バスで祇園に向かう。祇園近くの「白川」の柳の並木が美しい。

 午後4時ころの八坂神社の石壇には、なぜか大勢の人が座っていた。「何があるんだろう?」と聞いてみると、午後6時から「祇園祭の[前祭の神幸祭]」が始まるのだという。境内には白い法被姿の男たちが大勢集まっていた。神輿(みこし)を担ぐ人たちだ。

  前祭の「神幸祭」の神事を初めて観ることにした。神社の本殿には、神輿を担ぐ人たちが参拝していた。喫煙所では、行列を先導する騎馬武者姿の人も見られた。

 神幸祭は、祇園社(八坂神社)の3基の神輿が、京都の町衆の街(山や鉾の鎮座する)に移動し鎮座する。そして、7月24日の後祭(あとまつり)のある日の夕方の8時ころに、鴨川の水で浄められて再び祇園社に戻ってくるというものだ。祇園祭は、町衆の町々と祇園社が一体となってとりおこなう神事ともいえる。

 午後6時、午後4時半から振り始めた雷をともなう激しい雨がようやく上がった。行列が動き出した。先頭は騎馬武者3騎。そして、長刀鉾の稚児(ちご)が白い馬に乗ってやってきた。

 続いて3基の神輿がやってきた。八坂神社前の四条大和大路周辺の歩道は、歩くことができないほどの大勢の観客で埋め尽くされている。

 四条通から鴨川に架かる四条大橋のあたりまでも、沢山の人が一目行列を見ようと詰めかけていた。

 行列が続き、京都の街中に進んでいった。

 京都・祇園四条駅(京阪)から自宅がある八幡市駅(京阪)に午後7時半ころに戻る。車を駐車していた石清水八幡宮の下宮にある「高良神社」にも提灯が灯されていた。

◆7月24日(月)、祇園祭の「後祭」が午前9時より行われ、「山や鉾」の巡行が行われる。「大船鉾」がこの後祭には曳かれる。午前10時からは、八坂神社を出発した「花笠道中」の行列が街を歩き、昼過ぎには再び八坂神社に戻る。そして、午後1時ころからは、八坂神社でさまざまな演舞がとりおこなわれる。午後8時、町々より3基の神輿が八坂神社に戻って来る。祭りの雰囲気は、最高潮となる。後祭は前祭より見応えがあるかもしれないと いつも思う。

 

 


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