ゆとろぎへの道 仲村峯夫 一隅を照らす素晴らしきかな人生 照らさずとも好し また素晴らしきかなこの人生(とき)

日々、つれづれなるままに、心のおもむくままに、趣味的ハルサーの想いを…
自分探しの旅は 違う景色の見える道

当たり前に感動、望月東京新聞社会部記者の姿勢

2017-07-17 11:30:43 | 日記
   当たり前に感動、望月東京新聞社会部記者の姿勢
 『「当たり前」「普通で当然の出来事に感動できる」、自分の感性が素晴らしい』という話ではない。
最近の野党議員の国会質問や官邸記者クラブでの番記者たちの質問を聞いていて、いつも違和感と言うか消化不良感を抱いてきたのは私一人ではないと思う。
大方が、時間のむだ使いか相手の引き立て役にしかなっていない。
 国会での野党議員の質問を聞いていて、真っ先に不思議に思うのは本気で疑問、疑惑の追及をする気があるのかと真剣に思ってしまうからである。
せっかく、いい切り口で相手を攻めていて、このまま攻め続ければ素晴らしい国会論戦が期待できると思われる場面でも、時間を気にし次の質問に移ってしまう。
これでは誰が質問に立っても審議が深まることはありえない。全員が中途半端で、尻切れトンボ状態、単に質問の為の質問をしているに過ぎない。
国会は自分が苦労して集めた資料や質問内容の発表会の場ではないし、全国ネットのテレビに映る自己PRの時間でもない。
ましてや、中学や高校の部活の発表会の場でもあるまいに。国民の代表として、自らの全人格をかけて真の国会論戦に臨むべきである。
弱小野党の質問時間は限られている。何故、一点集中、一点突破の国会戦略が取れないのか。
同じ政党間での質問分担の努力も全く見られない。これが今の国会の当たり前の現状である。
 話は横道にそれたが、本題の東京新聞社会部記者望月伊塑子さんの話に戻そう。
確か、先月6月8日の首相官邸記者クラブでの菅官房長官の記者会見で驚くべき光景を目にした。
いつもなら、官房長官の「そんな事実はありません」の一声で、官邸番記者の質問は全て吹っ飛ばされていた。
菅官房長官の鶴の一声「何ら問題はありません」で、官邸番記者の質問は一刀両断に切り捨てられても、官邸や官房長官の顔色を伺い質問の二の矢は一切放てない。
質問者から外されることや、会見時間の短縮やましてや官邸に嫌われることを極端に恐れるあまり、突っ込んだ質問は全くできず、精々官邸のコメントを引きだす質問で官邸の広報役に徹してきたのである。
 ここまでくれば、大手マスメディアが果たすべく「権力の監視役」の使命の完全放棄でしかない。
自らの足で疑惑を追い続け、権力に対峙すべきなのに記者クラブに居座り、情報源を官邸に頼るだけ、メディアの魂の劣化と言われても反論もできないだろう。
そんな光景を見慣れた中で、突如東京新聞社会部の女性記者望月さんの菅官房長官への食い下がりは全く新鮮に映った。
「そんな事実はありません」「何ら問題はありません」と言う、菅官房長官の伝家の宝刀に見事な切り返しを見舞ったのである。なんと彼女は一人で20分程も時間を使い、23回の質問をしたのである。
この時の記者会見の雰囲気はテレビの画面を通しても、一種異次元の雰囲気を感じさせるものがあった。彼女にすれば、「官邸記者クラブでの官房長官の会見は追求が甘い」と思っていたのである。
更に「一線を引いて、言うべきことを言えない関係が政治部記者と政治家の間にはあると思う」、「会見で闘わず、朝や夜のオフレコ懇談などで(情報を)取ろうとする発想があるのではないか」とも言っている。
 今回の彼女の官房長官への切込みは、普通の記者のあるべき姿でしかない。
しかし、この当たり前の彼女の仕事が全く異例な出来事として取り扱われること自体がおかしいのだが、これもまた現実なのである。
 多くのメディアが口裏を合わせたように避けている、阿倍首相と関係が深い元TBSワシントン支局長山口敬之から性的被害を受けた、詩織さんの件にも触れ、今後も見守っていきたいとコメントしている。
 官邸詰めの多くの男性政治記者は、いつまでも飯の種を官邸から得ようとせず、自らの足で情報収集をする気概を持つべきであろう。
全てにおいてみられる、政権よりの報道姿勢はマスメディアの劣化を示す何物でもない。
 今後望月さんには、或いは官邸の政治部の番記者や他社や多くの記者仲間からのバッシングが、あるかも知れないが、頑張ってほしいと思う。
普通に普通のことを一人でできる彼女は、ほんとに素晴らしい記者であり素晴らしい女性でもあると思う。
 


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