難しい天体望遠鏡のやさしいお話

天体望遠鏡のあれこれ

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天文知識ゼロの親が子供に買うのなら、こんな天体望遠鏡を選ぼう

2017-08-10 12:25:34 | 日記



最近、星や宇宙に興味をもってきた小学生の子供が「天体望遠鏡がほしい」と...

自分が小さいころは星や宇宙にまったく興味がなかったのに、わが子がこんなアカデミックな好奇心をもってくれて親としては嬉しい。

親としては子供の成長を手助けしたいので、天体望遠鏡を買ってあげたい。でも、子供は具体的にどの望遠鏡が欲しいのかハッキリと言わない。おもちゃやゲームなら、「×××が欲しい」とはっきりと商品名を指名してくれるのに..。どうやら天体望遠鏡の場合は、本人も具体的にどの商品が良いのか分かっていないようだ。なので、私が天体望遠鏡を選ばなければならないようだ。

でも、困った..。

自分も天体望遠鏡のことは、何にも分からない。

    • どんな天体望遠鏡を買えば良いのか分からない。

 

    • その望遠鏡でどれだけ見えるのか分からない。

 

    • はたして、子供や自分が扱うことが出来るのか?



・ ・ ・

以上のように、子供にどんな天体望遠鏡を買ってあげたら良いの分からない、という親や祖父母は少なくありません。こういった悩みを持っている人に、筆者は次のようなアドバイスをします。

どんな天体望遠鏡を買えば良いのか分からない。


たいていの人は、どんな天体望遠鏡を買えば良いのか分かりません。

天体望遠鏡は道具なので、目的があって、はじめて必要な物を選ぶことができます。天体望遠鏡の場合、目的は「何を見たいのか?」「何をしたいのか?」になりますよね。

何を見たいのか?は月や土星、などの具体的な天体の名前であり、そして何をしたいのか?は「自分の目で見る」や「写真撮影」と活動になります。

天体観測と天体望遠鏡の場合、初心者にとって、何を見たいのか?」「何をしたいのか?」は分からないものです。それは、売られている天体望遠鏡で何が出来るのか?が簡単には分からないようになっている事にも原因があるでしょう。

 

天体望遠鏡には、このように分かりにくい事があるので、初心者は手を付けにくいのです。そこで、物事をシンプルにするため、筆者は初心者のために目的を決めることにしました。

    • 何を見る

 

    • 何をする



ずばり..

「はじめての天体望遠鏡では、『月』と『土星』だけ見る!」にしぼりましょう!(写真撮影は考えない。)

月と土星でが面白くなければ、他にどんな天体を見ても楽しめない


筆者が天体観測をしている多くの人を見てきた経験上、月と土星がいちばん人気があります。大人も子供もよろこんでいます。なので、見るべきはこの2つにしぼりました。

もし、この2つが楽しくないようなら、今後どんなに良い望遠鏡で銀河や星雲・星団を見ても、楽しむことはできないでしょう。

月や土星ほど分かりやすい天体はありません。銀河や星雲・星団は天体望遠鏡を使ってみても、多くの人が期待しているものより、見えるものはかなり微妙です。(「こんなもの?」という感想を持つ人が多いのです。)

また、月と土星だけなら、それほどお金はかかりません。

たまに、「天体望遠鏡を買うのなら、最低10万円以上の物を買うべき!」といった意見も一部の天文ファンから聞かされます。(このような天文ファンとしては、自分の好きなことを熱心にすすめたくなるので、このようなアドバイスをしてしまうのです。)

でも、見る対象を月や土星に限定すれば、1万円以下でも十分に使える天体望遠鏡を見つけることができます。

具体的に、筆者は次の望遠鏡がおすすめです。

はじめて買う天体望遠鏡はこれ!


コルキット・スピカ天頂ミラー付き


コルキット 天頂ミラー付 スピカ天体望遠鏡工作キット


新品価格
¥3,680から
(2016/9/30 18:00時点)




大人も子供も楽しめる天体望遠鏡です。

コルキット・スピカには「天頂ミラー」が付いている商品と、付いていない商品がありますが、筆者は上記のとおり天頂ミラー付きをおすすめします。

「コルキット・スピカ天頂ミラー付き」の特徴は次の通りです。

    • 安い
    • 軽くて小さい
    • 組立工作キットである。
    • カメラ・ビデオ用の三脚が使える。(付属はしていない)



なお、販売サイトに記載されている仕様はこちらです。





    • 形式: 屈折望遠鏡
    • 対物レンズ: 4cm アクロマート(光学ガラスレンズ) 焦点距離: 420mm
    • 標準付属 アイピース: K-12mm (35倍) 2群3枚レンズ
    • 別売のアイピースで倍率変更が可能
    • 完成時の縮長: 約42cm  生産地: 日本 (Made in JAPAN)



「コルキット・スピカ天頂ミラー付き」だと、次のようなことが出来ます。

    • 月のクレーターや土星の環を見ることができる。
    • 使いたいときに、すぐに使える。
    • 組立・工作を楽しめる。
    • 小さいので、持ち運びが簡単&収納も楽。



それでは一つずつ説明します。

土星の環が見える最安値の天体望遠鏡です!


コルキット・スピカは土星の環が見える天体望遠鏡としては、最安値です。ただし、とっても小さく見えます。例えるのなら、米粒より小さいかもしれません。でも、しっかりと土星の「球」と「環」はっきり分かれて見えます。

コルキット・スピカは低価格ながらも、国産のレンズを使っています。対物レンズにはきちんと天体望遠鏡用のアクロマートレンズが使われているので、土星の環を見たり、月のクレーターをきれいに見えるのです。

気軽にすぐに使える天体望遠鏡です!


「よく見える」という天体望遠鏡の性能は、口径によって決まります。コルキット・スピカは口径が4cmしかありません。そのため、口径が8cmあるような望遠鏡と比べると性能は劣り、あまり良く見えません。

しかし、天体望遠鏡は良く「見える」ことだけが大切なことではありません。「気軽に使える」ということも大切なのです。

口径が小さなコルキット・スピカは、とても小さくて軽いので、「思い立った時にすぐに使うことが出来る」という点でかなり優れています。特に小学生ぐらいの小さな子供が使うことを考えた場合には大きなメリットです。

コルキット・スピカなら、子供でも気軽に使うことが出来ます。(大人なら、さらに簡単に使えます。)

 

工作が意外と楽しい


ひとりで黙々と作るのも良し。

親子で工作を楽しむのも良し。

だいたい小学校4年生以上なら、コルキット・スピカを一人で組み立てる事ができます。何人もの子供が組み立ている姿を何度も見たので間違いありません。

コルキット・スピカは子供用というイメージが強いですが、大人でも自分用として使われています。もしかしたら、子供より親世代・おじいちゃん世代が工作を楽しんでいるかも知れません。

カメラ・ビデオ用の三脚が使える望遠鏡です!


一般的なカメラ用の三脚を使うことが出来るのも、コルキット・スピカの大きな特徴です。カメラ三脚には統一された規格があり、カメラと接続するためのネジがついています。



コルキット・スピカにはこのネジが入る「ネジ穴」がついているので、通常のカメラ三脚なら、使うことが出来るのです。



すでにカメラ三脚を持っている場合は、それを使えば良いのです。わざわざ新しく買う必要はありません。

もし、カメラ三脚を持っていない場合は三脚を新しく買わなければなりません。でも、カメラを持ってるようなら、カメラ三脚が無駄になることはありません。いずれ役に立つでしょう。

コルキット・スピカは天体望遠鏡の中で、もっとも旅行に持っていきやすいと言えます。望遠鏡本体がコンパクトであり、三脚はカメラ用と望遠鏡用とで2役に使えるので荷物が少なくてすむのです。

日本製!40年以上のロングセラー


コルキットは40年以上販売されているブランドです。もちろん日本製です。

コルキット・スピカは、国立天文台主催による公開講座「やさしい天文教室」をはじめ各地の公民館、 児童センター、科学館、博物館、学校の公開講座などで教材として採用されております。また国内だけでなく、海外でも使われています。

コルキット・スピカでこれを見よう


コルキットは最初に月、そして扱いに慣れれば、土星の環を見ましょう。他にも、金星の満ち欠けや、木星の衛星を見ても良いでしょう。

天体観測を楽しめる人、楽しめない人


まずは月を見ましょう。月のクレーターを見て、「半月の時」と、「満月の時」の様子を見比べて、その違いを確認して下さい。これはかなり判断の材料になります。この違いを楽しめるようなら、あなたは天体観測が楽しめる人です。今後もっと性能のよい天体望遠鏡を買っても使いこなせる可能性があります。

しかしながら性能が良い望遠鏡と言いましたが.. 一般人が買うことが出来る望遠鏡は、多くの人が想像しているよりも、限界は低いものです。例え、口径が20cmであっても、天体望遠鏡で見える天体は実に微妙なものです。図鑑に載っている天体写真のように見えることは絶対にありません

土星をさがそう!


月はだれでも見つけることができますが、土星はどこにあるのか知っていなければ見つけることが出来ません。肉眼で見た場合、土星は夜空に光る少し明るい星(点)でしかありません。

また、土星は一年中見れる物ではありません。季節によっては、見ることが出来る時間帯が非常に限られています。土星の位置についてはアストロアーツのHPにも記載されているので、そちらを参考にしても良いでしょう。

 

さいごに


コルキットには、スピカ(口径4cm)の他に、KT-5cm(口径5cm)があります。迷うかも知れませんが、小学生が使う場合は、筆者はスピカ(口径4cm)を選ぶことをおすすめします。

KT-5cmも悪くは無いのですが、スピカの方がより小さな望遠鏡の良さを感じることができるからです。

もしKT-5cmを選ぶ場合は、しっかりとした頑丈で重い三脚を用意しましょう。

なお、繰り返しますが、スピカを買う場合は必ず「天頂ミラー」付きを買いましょう。天頂ミラーがなければ、観測中に首が痛くなりますよ。


コルキット 天頂ミラー付 スピカ天体望遠鏡工作キット


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