難しい天体望遠鏡のやさしいお話

天体望遠鏡のあれこれ

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どこで天体望遠鏡を使う?意外と見落としがちな重要ポイント

2017-08-10 12:19:35 | 日記


天体望遠鏡を買う時に、「どんな望遠鏡が良いのか?」
きちんと性能や機能を調べると思うのですが、
意外と見落としがちなのが「どこで使うのか?」という問題。

そう、天体望遠鏡はその本体の性能と同じぐらい、使う場所のことを考えるのも大切です。

あなたは買った望遠鏡を自宅で使いますか?
それとも遠くまで出かけて使いますか?

天体望遠鏡をどこで使うのか?という問題は次のキーワードがポイントです。

  • 何を見る

  • どんな望遠鏡を使う

  • 広い場所

  • 暗い場所


月や惑星なら市街地・都会でも見ることができる


天体望遠鏡を使って星を見るのなら、自宅から遠く離れた暗い場所に行かなければならない。と思ってしまいますよね。

たしかに、街灯や民家、など人工の光が入らないような自然豊かな場所で望遠鏡を使うことが出来るのなら理想的です。

ですが、月や惑星なら、意外と市街地・都会でも見ることができます。
惑星は、土星や金星、木星など太陽系にある星のことですが、これらは天体観測でもっとも人気があります。

これらの惑星や月は、太陽から近く街明かりに負けない明るさがあるので、光の問題はそれほど心配しなくても良いのです。

土星の環は、街中でもしっかり見ることが出来ますよ。

ベランダや庭が狭いと、しんどい。


望遠鏡のサイズが大きい場合、それを扱うには十分な広さが必要です。

三脚の足を広げたり、鏡筒を回転させて動かしたり、そんな時に壁などの障害物にぶつかるようでは、うまく天体望遠鏡を使うことはできません。ある程度の余裕がある広さのベランダや庭が必要になります。

「自宅に十分な広さの場所がない..。」

と自覚している人が多いせいか、最近では卓上タイプの天体望遠鏡が人気であったりします。


でも、ちょっと待ってください!
このようなコンパクトでかっこ良い、卓上タイプの天体望遠鏡できちんと星を見ることが出来ると思いますか?
実は、このような天体望遠鏡は、せいぜい月ぐらいしか見えません。

文句のつけどころはいくつかあるのですが、
一つ指摘するのなら台座部分に難があります。

この小さな台だと望遠鏡を安定させて観測することができません。
しっかりと固定されていない望遠鏡はゆらゆら揺れて、
仮にどんなにレンズが優れていても倍率を高くすることはできないのです。



例えば、上の写真ののような、重量があり頑丈なテーブルが野外にあるようでしたら、まだ使えます。

もし、キャンプに持ち運びするような軽量の簡易テーブルを使うことを予定しているようでしたら、すこし考えが甘いです!グラグラするテーブルでは、天体望遠鏡が安定しないので、きちんと使うことは難しいでしょう。

他にも、「反射望遠鏡」というのも気になります。

どうせ月しか見ないのなら、もっと扱いが簡単で・価格も安いコルキット・スピカや星の手帖 組立望遠鏡(15倍)の方がきれいに楽しく見えます。

天体望遠鏡は室内では使えない


残念ながら、天体望遠鏡は空調をきかせた温かい部屋や涼しい部屋の中からのぞくことは出来ません。屋内と屋外の温度差があると、空気がゆらぐので星がきれいに見えないのです。窓ガラス越しに天体望遠鏡をのぞく、ということもありえないのです。

天体観測では、空気のゆらぎは大敵です。特に、倍率が高くなればなるほど、この影響は大きくなります。高性能な天体望遠鏡で、例えば200倍以上といった高倍率を扱うような場合、人の体温からでる空気の乱れも嫌われます。

「天文台など建物に設置してある望遠鏡なら、快適な室内から見ることができるのでは?」と誤解されることがありますが、そんなことはありません。天文台では、ドームの扉を開放して、屋外と同じ温度にしてから望遠鏡を使うので、室内のような快適さはありません。

どうやって運ぶのかも考えよう


天体望遠鏡を自宅以外で扱う場合は、「どうやって運ぶのか?」も考えよう。
望遠鏡は良く見える性能に比例して、サイズや重量は大きくなります。

そのため高性能な天体望遠鏡は持ち運びにも気合が必要です。

・現地での車への積み下ろし。
・車から目的地へ運ぶ。

こういった事も想定して、自分が運べるサイズも考えておきましょう。

小さな天体望遠鏡に高い性能を期待してはいけない


大きな望遠鏡は大変なので、小さな望遠鏡を選ぼう!と考えるかも知れませんが、小さな望遠鏡は持ち運びは簡単ですが、性能はそれなりです。



こちらの商品はなんと倍率が225倍と書かれていますが、ぜったいにこの倍率できちんと見ることは出来ません。22倍ですら、きちんと見えるのか不安です。口径やレンズの仕様など最低限の説明がないので、買わない方が良いでしょう。
 
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