風邪をひいてますが

現在、絶賛風邪ひき中の私ですが、昨夜はさっちゃんと２人で
札幌kitaraの、道銀ライラックコンサートへ行ってきました。

さっちゃんが通っている「HEARTさん」に、時々ピアノを弾きにきてくれるピアニストのおねえさんが
そのコンサートで、ピアノ演奏をすることになっていたのです。

夕方に、「HEARTさん」の送迎車と駅で待ち合わせてからの出発だったので、kitaraに到着したのは開演ぎりぎり。
のんびり席を選ぶ時間もなくて （自由席だったのです）
取り敢えず、ピアノに近い、前から３列目の左側の席に着きました。

右隣はお喋りに熱中しているおばちゃん２名、左隣はおじいさん２名という、微妙な位置です。
なんとなーく、嫌な予感。

右隣のおばちゃん２人は、とどまることなく、ずっと大きな声でぺちゃくちゃぺちゃくちゃお喋りをしています。

参ったな。

演奏が始まっても続くようなら、ひと言わなければと思っていましたが
場内が暗くなると、流石に静かになりました。

ほっ。

ステージに現れたピアニストのおねえさんは、白いドレスに身を包み、まるでお姫様のようです。
さっちゃんは、一瞬少し驚いた様な表情を見せましたか、直ぐに笑顔になりました。

さっちゃんと私が座った席は、少し左過ぎた様で、演奏中はおねえさんの背中しか見えませんでしたが
それでも、さっちゃんは嬉しそうでした。

やがて第１部が終わり、大２部まで15分の休憩に入ると、私の右隣のおばちゃんが、唐突に
「そうだ！おやつ食べなくちゃ！」
と言い出しました。

えっ？

おばちゃんは、バックの中からがさごそがさごそとお菓子の入った出すと
その中から、個別に包装されたお菓子の小袋を取り出し
隣のおばちゃんにひとつ、自分がひとつと、手にしました。
そして、それぞれにそのお菓子の小袋をぴりぴりと破くと、ぽりぽりと音を立ててお菓子を食べ始めました。

おいおいおい。

開演前も休憩時も
「場内でのご飲食は禁止となっております」
って、アナウンスが流れていたのに。
「ご遠慮ください」ではなくて
「禁止となっております」と、強めに言っているのに。

私はうんざりした気持ちになってしまいました。
でも、おばちゃん２人は、第２部が始まる前にはお菓子を食べ終えてくれました。

そして。

第２部が始まって少しした頃、私は、急に喉にちりちりとした痛痒さをおぼえました。
一生懸命我慢しようと思いましたが、喉が苦しくてどうしようもなくて
ついに、「ごほん、ごほん」と、２回くらい咳き込んでしまいました。

そしたら。

おばちゃん２名は、迷惑そうな顔をして、凄い目で私を睨みつけました。

こわい。
でも、苦しい。

ハンカチで口を押さえ、涙を流しながら、数回控えめに咳をして、ようやく落ち着きましたが
ああ、こわい。

私は、こんなところでお菓子をぽりぽりと食べるおばちゃんとは、戦ってはいけないことを思い知りました。

こうして、妙な緊張感を伴う第２部が終わりました。

コンサート終了後、さっちゃんは、ピアニストのおねえさんと何処かで会えると思っていたらしく
辺りをきょろきょろしながら探していましたが、残念ながら会うことは叶わず。

おねえさんを探すさっちゃんと、会えなくてしょんぽりするさっちゃんが、なんとも切なくて可愛かった。

さっちゃんがいなければ、嫌な気持ちが残るコンサートになったかもしれませんが
さっちゃんがいてくれたお陰で、すっかり大丈夫になってしまった。

さっちゃんに、ありがとうだな。


それにしても、今回の風邪は、咳がひどい。
一度咳き込み出すと、暫く咳が止まらない。
これではいかんと、今日は病院へ行ってきました。
早く治ってくれー！