天然薬効研究所 研究員の・・・

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対松枯れ病、実証実験 レポート待ち

2016-11-22 14:56:04 | 日記

 友人から電話が有りました。

「ある県の天然記念物である、樹齢300年と言われる五葉松。

その県の林業試験場の検査により、

マツノザイセンチュウの存在が確認された。

つまり、松枯れ病を患っている。

松葉が赤くなってきている。

なんとかならないか。」

 

当方の回答

「素人が見て松葉が赤くなっていると気がつく状態は

実は、かなり進行している。

なんか変だな、元気が無いな、くらいで対処しないと

手遅れだと、経験上言える。」

 

数日後、再度電話が有りました。

「あきらめきれない。

ダメもとで良いから何か策はないか。」

 

使用方法資料とともに、当方の土壌改良型と直接噴霧型の

2商品を送りました。  レポート提出を条件で!

 

後日、電話が。

「送ってもらった商品に副作用は有るか。

作業後、1週間たって松葉の赤い部分が大幅に増えた。

枯れが進んだようだ。」

 

当方回答

「原材料に薬用天然物使用なので、基本的に無害である

(毒要素は使用せず)

葉物野菜でも効果が感じられるのには、2~3週間必要、

変化が速すぎる。」

 

一旦電話を終えましたが、その後

「やはり松がおかしくなっている、何か弊害があるのじゃないか。」

1週間に数回、多い時は1日に複数回 問合せが有りました。

 

電話で埒が明かず直接出向く用意をしつつ、

念のため使用方法を確認しました。

すると、りんご園で使用する量を

1本の松に、1度に噴霧したとのこと。

(ナンチューコトヲシテクレタンジャ~)

ただこれも後で分かったことですが

当方はスピードスプレヤー等による、『噴霧』を想定してましたが

電話の彼は、洗車に使う高圧洗浄機で作業したようです。

(これなら千倍希釈の150Lの液も1度で無くなることもあるか・・・)

 

苦しんでいる松の、息の根を止めてしまったか・・・・・

 

数週間後、友人から電話。

「みどりの葉が出てきた。

検査時に付けた傷口から樹液が出た。

樹勢が回復した。」  弾んだ声でした。

 

ただ・・・。

その後、電話が有りません。

当方からのメールにも返事が有りません。

言ってこないのはうまくいっている証拠と

思いつつも、ちゃんとレポート提出されるか

ちょっと心配。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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