天然居士の独り言

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8月15日・・・

2017年08月15日 18時09分02秒 | 日記
 先週、北朝鮮は、中距離弾道ミサイル4発をアメリカ領グアムに向けて発射する計画を
 8月中旬までにまとめた上で金正恩朝鮮労働党委員長に提示し、
 実行に移すかどうか委員長の判断を待つ方針との報道がありました。
 朝鮮人民軍の金絡謙戦略軍司令官は、
 「朝鮮人民軍が発射する『火星12』は日本の島根県、広島県、高知県の上空を通過し、
  グアム沖30~40kmの海域に着弾する」と述べたとの事です。
 これを受けて、アメリカのトランプ大統領は、
 「もしグアムに何かあったら、北朝鮮に大変な惨事が起きる」
 「北朝鮮がグアムや米国の領土、同盟国に対して事を起こせば、
  真に後悔することになる。」と応じ、一挙に緊張が高まりました。

 今回の一連の流れでは、北朝鮮もアメリカも過激な言葉の応酬をしていますが、
 実際的にはそんなに危なくはないと思っています。
 北朝鮮は、グアム島を攻撃するのではなく、
 主権の及ぶ20kmまでの領海の外に着水させる計画です。
 これまでの北朝鮮のミサイル発射実験は、日本海の領海外で行われていますが、
 これがグアムに置き換わっただけのような気がします。

 アメリカは、グアムで何かあったら攻撃すると言っている訳ですが、
 発射実験が行われても、計画通りの結果ならば、
 軍事的な行動に踏み切らないと言っているような気がします。

 日本では防衛省が、
 グアムに向けたコースを外れて誤って日本に落ちてきた場合を想定し、
 地上配備型迎撃ミサイル「PAC3」を
 島根県・広島県・愛媛県・高知県の4カ所の陸上自衛隊の駐屯地に展開する
 破壊措置命令を出しました。
 これもあくまでも誤ってコースを外れた場合の対応ですから、
 計画通りにミサイルが通過したのならば、それを撃ち落とす訳ではありません。
 
 とは言え、あくまでも実験ですから、不測の事態が起こり得る可能性もあります。
 今日の報道では、上記の計画について金委員長が報告を受け、
 アメリカの愚かな振る舞いをもう少し観察したいとして、
 グアム島周辺へのミサイル試射計画を先送りにする意向も示唆したと報じられています。
 北朝鮮がやらないに越したことはありません。
 これで緊張が収まると良いと思います。

 今日8月15日で、太平洋戦争が終わって、72年目を迎えました。
 終戦記念日と言うのが一般的ですが、敗戦記念日と言う人もいます。
 韓国では、光復節と言っています。
 いずれにしても、戦争の惨禍を思い起こし、
 各国・各人が、平和な世界の実現に向けて、努力する事を誓う日なのだと思います。
 北朝鮮もアメリカも、そして日本もこの事を肝に銘じて欲しいと思います。

コメント
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