ライフー（来福）ちゃんとポンちゃん

うちにはゴールデンレトリバーのライフーが母犬、

ポンちゃんが子犬で女の子ですが、

ライフーは九年ほど前に亡くなりました。

親子ともにバベシアという

白血球が食い尽くされる病気で、

ライフーは召されましたが、ポンちゃんは寿命を頂きました。

ライフーが召された事で私達の魂が磨かれ、

昇華するために色々と教えてくれる

大きな役割をライフーは果たしてくれました、

今思い出してもライフーは自分が召される真際まで

我が子、ポンちゃんの幸いを願い親子の情愛を伝え、

別れを惜しむかのように一升懸命に、

愛しそうに舐めて上げている姿が今も眼に焼き付いています。

とっても忘れられません

今でも涙が出て参ります。

本当に何処までも愛情が深く、

いじらしく、けなげな姿が映ります。

未だに辛いですね。

そのライフーちゃんが遺していってくれた、

ポンちゃんが九歳になります。

このポンちゃんが居てくれるもんで

ライフーが召された悲しみを

乗り越えさせてもらっていると思います。

手前みそに成りますが、

このポンちゃんがすこぶる可愛くて

眼の中に入れても痛くないと言う感じです。

このポンちゃんが今年のお正月には、

人の子供並みにお年玉を貰ったんです、

初めての経験ですが大変満足感と喜びを憶えました。

嬉しいもんですね。

毎朝、私の寝ている所へ

尻尾を振り振りバタバタとベッドに尻尾を当てて

頭を撫でてくれと来てくれます。

早い時はまだ午前四時ごろに尻尾振り振り来てくれます。

こちらは寝ぼけ眼で、困り半分、喜び半分で

しょうがないなあと思いつつ、

ああポンちゃん今日も元気で居てくれたのか良かったね、

有り難とう、有り難とうと言いながら

気持ちの交流をはかり頭を撫でてやります。

そうするとポンちゃん自身も、

自分が元気で居ることがええ事なんやなあと

納得して得意げに、又自分の寝場所に戻ってもう一度、

寝息、いびき、寝言を言いながら時に夢を見ているのか

小さく吠えながらスヤスヤと寝ています。

可愛いもんです、愛しいもんです。

人はよく犬を飼ってやっていると言いますが逆ですね、

人がどれだけ多くの愛と、癒しと、喜びと、優しさ、

思いやり、温もり、忠誠、忠実を貰っているか、

色々と心配りを訓えてもらっているかを認知したいものです。

人は本当に心から犬に対して感謝をしないと、

いかんと思います。

人は犬に対して色々と、

残酷、惨忍な仕打ちをしてきた時も有ると思いますが、

よく心しないといけないと思いますね。

犬と言いますと、某電気会社の商標の、

犬の絵をよく見ますが、

あれは亡きご主人の声が流れる蓄音機に耳を傾けている姿で

その足元に、

『Ｈｉｓ　　Ｍａｓｔｅｒ’Ｓ　　Ｖｏｉｃｅ』

と言う言葉が書かれています。

なんと意味の深い言葉、絵姿ですやろなあ、

マスター(私はこじ付けかもしれませんが主、

主人、神、天使、指導霊と解釈を広げても良いと思います)

の声を聴く、聴くことで智慧を感じる、

すごく大切な事やと思います。

あの犬の絵姿に考えさせられるものが有ります。

私も、此れから犬、ポンちゃんたちのように

出来るだけ忠実に努力して天の声、

御声に耳を傾けて行きたいものと思います

宝　岳　龍　聲　　　　合掌

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占例　２

此れは或る会社の社長の奥さんが来た時の話です。

この奥さんの悩みはとい云いますと、主人が社長で、その妹が婚期を逃しつつも会社の経理、その他一切をきりまわしして頑張ってくれているんですと。

しかしながら、財布から、社長の個人の、印鑑から、法人の社判、代表印、私の実印、家族の印鑑も全部その妹が金庫にいれて握ってしもうたはるんですわ、それで私も三文判しか,持ってへんのです。

そして子供の学校の月謝から、所帯のお金も、お小使いも、家族の衣類、下着パンツの一枚に至るまで、一々その妹に言うてお金を出してもろうていくような有り様で、ほんまに考えたら、口惜しいやら、情けないやら、毎日、毎日、不自由で息が詰まる思いで過ごしているんです、子供にも、ひもじい、不自由な思いをさせているんですわ、と云うようなことでした。

この状態を招いた原因は色々あります。

一つは、社長と妹、つまり兄弟の両親が、早くお亡くなりになって、妹さんが社長の身の回りから、食事から、母親の役割、ならびに家事一切をきり回し金銭経理面を深く携わってきたと言う、時の流れ歴史が大きく深く関わりが有りますし、この他にも、色々の因、縁、果は有りますがその解説は省略いたします。

更に、ここでもう一つの大きな原因は、その妹さんに全部の印鑑を預けた状態、すなわち印鑑を握られた状態に成っていると言う事です。

自分の印鑑を、自分以外の人に預けてしまうと言うことは,自分の急所を押さえられる、握ってしまはれると言う事に成るのです。

そして怖いのは,妹さん自体が,預かっている人の印鑑を通して,その人の良い事も、悪い事も両方の全てを預かってしまう事になり、自分自身が何ともいえんしんどくなって、重たくなってイライラした状態に成ると言う現象が出る場合があります。
人の印鑑を預かると言うことはしんどいことなんです。

こういう、時の流れ、生活の習慣,惰性から何気なくやってしまっている事が、大変大きな間違い、縛られ現象を招く事に成るのです。

それで、この解決策としては、皆でよく話し合ってもらうこと、
逆の立場で考えるならば、妹さんを今までみたいに便利に使うのでなく、皆の犠牲にするのではなく、長い間、貴女にはご苦労を掛けて、ごめんなさい、後は貴女が築いて来てくれた事を、無駄にすることの無いように頑張って行きますので、どうぞ貴女は、貴女で、女としての、幸福を考えて下さい、その幸福の為ならば、如何なる応援協力もさせて頂きますので、心置きなく結婚ということを真剣に考えてください、本当に長い間有難うという事です。この事を機会に妹さんを自由に、伸び伸びと出来るように開放してあげなければ,妹さん自体が余りにも可哀相,気の毒な事に成ると言う事を理解して上げる事が非常に大切な事やと言う事です。奥さんの方だけの幸福を考えていたらあかんと言う事ですなあ。

そして妹さんから印鑑をそれぞれに戻してもらい、常態の良くない印鑑は正しく処置をして、新たに改印する物は改印して、それぞれの自立と確立の、意識を認識をしてもらい、仏さんの祭祀は自分達が責任を持って心を供え、心を繋ぐようにしてもらうという事などが具体的な方法となります。

この奥さんの問題の結論を言いますと、三ヶ月の後には全てが案定解決しましたと言う報告をしまして失礼いたします。