魂魄の狐神

天道の真髄は如何に?

【グローバリズムは人類社会を破壊する。➁】

2017-11-11 20:28:29 | 人類の存続

 

【グローバリズムは人類社会を破壊する。①】☜左クリックで開く


[資源問題の本質・所在]

 「第二次世界大戦後、世界全体と日本の急速な経済発展が持続し、人間の自然への働きかけ、具体的には、資源の開発・消費さらに廃棄が急増し、自然がもつ人間の働きかけを同化・吸収・処理する能力を超え、深刻な反作用を人間に及ぼすようになった。これらの資源枯渇問題や環境資質悪化の問題・公害問題は、狭い意味での資源問題の結果・裏面にほかならず、これらの全体を資源問題の真の所在として把握し、対応していかねばならなくなっている。[深海博明]」☜雅に、此の問題が世界人類にとっての最大の関心事の一つであることは間違い無い。


[基本的課題と決定因]

① 資源問題の基本的課題

 此処で課題とされているのは、「次元の枯渇」と「資源活用を原因とする地球環境の悪化」を以下に食い止めるかということであろう。

➁ 二つの資源問題の基本的決定因

第一は、人間の自然・環境への働き掛けの全体としての量や規模ないし時間に渉る増加率=人口規模とその生活水準・所得水準とを掛け合わせたものと、其々の増加・上昇率

(1) 世界全体ないし各国の適正な人口規模なり可能な人口増加率やそれらの上限

(2) 生活水準や所得水準の限界はどこにあり、許容できる上昇率、国際間に於ける格差是正はどの程度

第二は、人間の自然に対する働きかけの仕方・方法

 此処で大事なことは、地球環境への影響は言うに及ばず、人間の福利に対する価値観の転換が諮られることが重要と述べられて居るが同感である。資本主義経済は兎角、物質欲を煽る邪悪が存在する。


[資源問題の大きな展開過程]

 上の「二つの資源問題の基本的決定因」に関連させて世界の資源問題の大きな展開過程を考察

第一期 : 人類の誕生以来、産業革命に至る非常に長い期間

人力1馬力の生産能力の限界

第二期 : 産業革命以来1960年代末に至る期間

第二次世界大戦以前

 資源獲得のための植民地主義⇒帝国主義(領土獲得)⇒二つの世界大戦

第二次世界大戦以降1960年代末迄

 国際平和・国際協力⇒自由貿易による低廉・良質の資源の輸入・確保が世界的に可能⇒資源制約への深刻な配慮無く⇒世界経済は年率5%もの未曽有の高度成長を謳歌。

第三期 : 1970年代以降

 資源問題・資源制約を中心とする人類の危機・成長の限界が大きく露呈⇒食糧危機や第一次・第二次の石油危機が発生し、資源問題が正面切って取り上げられる⇒70年代は価格高騰・危機の時代⇒80年代に入って価格低迷・供給過剰の時代を迎えたのではないかと思わせる状況も生じている⇒資源問題を本質的に、且つ短・中・長期的に問い直し、新たな対応を行うべき重大な転換期にある。[深海博明]


[資源の開発・利用の歴史] 

 現在の我々の生活は、雅に膨大なエネルギーや其の他資源の利用・消費によって成り立っているといえるであろう。[深海博明]

続 く


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