Gute Reise

東大で西洋建築史の研究をしながら設計を勉強している大学院生の日々の記録です。リスボン大に1年間留学を終え、帰国しました。

濃淡で建築を表現する

2016-09-30 | LISBOA・FAUL
火曜日にRitaから、ドローイングのクラスは学年ごとにやることが異なっており
1年生は布や果物など、本当に絵の基礎中の基礎をやり、
2年生は街に出てアーバンスケッチをすると聞いたので、
先週先生も来なかったし、同じくプロジェクトが同じクラスのAmandaが取っている
金曜の2年生のクラスに変えることにした。

しかも、時間割を見ると、プロジェクトの子達が
最高よとオススメしてくれたFernando先生だった。

れなちゃんと一緒にエラスムス事務局に変更しに行ったが、
なんとそのクラスが満員で、履修出来ないと言われてしまった。

しかしAUSMIPは結局プロジェクトの単位しか互換出来ないので、
正直履修しようがしなかろうが関係ないのである。
当日先生に直談判して参加させてもらおうと話す。


そして今朝、待ち合わせ場所のBelemへ。

Amandaとれなちゃんと待ち合わせ、美術館のチケット売り場前で待つ。
すると、ポーランド人のBartoszも現れ、どうやら同じクラスだったらしい。

待ち合わせ時間頃になると、先生が現れる。
事情を説明すると、どうぞ参加してくれと言ってもらう。
日本人学生を教えるのは初めてらしい。

階段に座って、先生が指定した画角で描き始める。

鉛筆は、外に(普通に持つ形で)持つのではなく、中に(包む感じで)持ちなさい。
強弱の感覚を掴んでもらいたいからね。

、、、なんと、鉛筆の持ち方から。
2年生の卒制のとき、ついていたローリーさんが
カッターの持ち方から教えてくれたのを、思い出す。

最初の下書きは殆ど見えないくらいの線で書きなさい。
濃淡を使って境界線を表現したいんだ。
濃すぎる枠線は光と影を認識しようとする脳の感覚を麻痺させるんだよ。

影の濃い部分から濃淡をつけなさい。
それから、一番影の濃い部分は、可能な限り真っ黒に塗るんだ。
黒を塗ることを恐れて欲しくないんだよ、白もそう、白も黒も、君たちは恐るだろう。

水平線を書きなさい。
そうすればきっとバランスを見失わないよ。
どんなにテクニックがあっても、バランスが崩れた絵はdisaster(はちゃめちゃ)だよ。

、、、開始僅かで、ああ、留学してよかったと、
こういうことを勉強したかったんだと、噛み締めた。

途中、今日から参加している私とれなちゃんのために、
先生が上記のことを含めて実際に描いて見せながら、説明してくれた。



最後は、手元を見ないで描いてみなさいという面白いお題が与えられ、
次の集合場所と時間を決めて解散。
私とれなちゃんは、先生に画材のことなど聞く。

画板は、コロンボに入っているAKIというお店でMDF板を買えばお得だよ。
2枚で3€とかだから。

鉛筆は絶対絶対絶対ステッドラーの、5本入りのやつ。
光らない鉛筆ってなかなかないんだよ。僕はこの世にこのセットしか知らない。
あ、鉛筆の写真がついてるやつじゃないよ、Drawingって書いてあるやつね。

あと練り消し。
(その素材感から、Bread Rubberと言うらしい!)

、、、などなど。
将来的にはチャコールやコピックも使うらしい。
コピック持ってきてよかった、、、。


先生と別れてから、Pasteis de Belémでナタを買い、バスに乗ってコロンボへ。
バスを待っている間、ナタを摘み食い。
初めて食べた時より美味しい感じがした。
味覚もポルトガルナイズドされてきたのだろうか?

コロンボでは、フードコートで持ってきたサンドイッチとナタの残りを食べ、AKIへ。
画材屋さんかと思いきや、ジョイフルホンダのような、ホームセンターだった。

、、、え、もしかしてMDF板ってガチでMDF板???

嫌な予感は的中、2枚で3€というのは、
約3€の61×122のMDF板から61×50に2枚切り出せるよという意味だった!
お店の人に切ってもらい、レジへ。

fnacという書店に行き、建築関係の本をひたすら立ち読み。

れなちゃんは買うかかなり悩んでいた、
アーバンデザインのドローイングがいっぱい載った本が
ネットの方がかなり安かったので、ネットで買うことに。

私は、伊藤廉さんのシザのデザインプロセスの本がGAでは3900円で買うのを断念していたが、
なんとここでは15€。約半額。買わないわけがなかった。
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