Gute Reise

東大で西洋建築史の研究をしながら設計の勉強をしている大学院生の日々の記録です。リスボン大学に1年間留学中。

インターン4日目・To wish my life passage to be full of good things

2017-05-16 | LISBOA・AIRES MATEUS
A PADARIA PORTUGUESAでエスプレッソを飲んでから、出勤。

作業していると、まだ全員の顔と名前が一致していない私でも、多分見たことないなとわかる女の子がいたので、自己紹介したかわからないですけど、Rikakoですと言うと、その女の子もインターン生で、Mariaという。
聞くと、同い年で、FAUL出身、先月修士を終えて、1年間インターンするらしい。
私も先週入ったばかりなんだけど、とコーヒーメーカーの場所など、知っていることを少し紹介する。

先週に引き続いて、改修の1:20模型の続き。
螺旋階段の周りの壁に苦戦、、、



お昼時は電子レンジの周りが混むのだが、お陰で人が集まって会話が生まれるので意外と嫌じゃない。

Mariaに、なんて発音するかもう一度名前聞いても良い?と聞かれたので、Rikakoだよ、リカコが正しいけど、(ポルトガル語読みで)ヒカコでも、Rickeyでも何でもいいよ、と言うと、暫く発音してみながら、Kakoって呼んでもいい?と新しい仇名を考えてくれた。

勿論いいよ、Kakoって、日本語でpastって意味だよ、私の名前は全然別の意味なんだけどね、と言うと、え、名前に意味があるの??と聞かれ、リスボンに来て100回くらい説明しているんだけど、一文字一文字説明して、平たく言うと、人生の理(みち)に香り(という概念を説明するのが難しいので)、良いことが沢山ありますように、って意味だよと説明すると、大層感激した様子で、じゃあ日本や中国では親が子供の名前を発明できるってこと?と言うので、縁起がいい言葉を選んで音を充てて、確かに発明かもね、と言うと、キリスト教圏では絶対にそういうことは有り得なくて、普通既存の名前を付けるから、面白い!と、隣で聞いていたCharlotteも言ってくれた。
理が香る、説明するとかなりドラマチックな名前を付けてくれた両親に感謝しなくてはならないな。

Mariaが、じゃあこの事務所でインターン始めて、これからの人生に良いこといっぱいあるね、あ、これまでもか?と言われたので、少なくともこのリスボンを選んでエラスムス来たのは、完全に良いことだったよ、と返した。



久し振りに平日に晴れたので、インターン生でEstrella公園にお弁当を持っていき、芝生でピクニック。

途中、Manoがサバイブするために日本語覚えなきゃ、と言うので、「すいません」を教える。
desculpe(ポルトガル語)と同じ意味だよ、困ったときは取り敢えずすいませんって言っときゃ大丈夫だから。
ペコッとして、動作はこんな感じ?と聞くので、会釈しながらのパターンもあるし、手招きする仕草をして、例えば店員を呼ぶ場合もあるよと教えた。


ポルトガル人、イタリア人、ドイツ人、スペイン人、日本人で食事していて、頼みの綱だったはずのゲルマン語族の言語が母語のCharlotteが語学王で、非常に困る。
というのも、こうしてインターン生で食事する場での会話がたまにポルトガル語になって、イタリア人のIsabelaもあんまり得意じゃないから自ら話す時は英語だけど、ラテン言語話者の場合意味は取れていて、本当に簡単な単語しか拾えない、というのは日本人の私だけになってしまうのだ。

でも、ちょっとずつ練習してこうと思って、唯一考えなくても文章で覚えている、Quantos anos tens?(いくつ?)とLuisに聞くと、明日誕生日で、22歳になるという。ちなみに、Isabelaも。
E tu?(君は?)と聞かれ、24, ontem!(昨日)とほぼ単語だけのニュアンスで応えると、そうなの?!Parabéns!とめちゃめちゃ顔色を変えて言ってくれた。

事務所では、誕生日や事務所を去るときに、その当人が料理を作って振る舞う伝統があるらしく、つまり明日は2人の番。
これをポルトガル語でゆっくり言って、今言ったことわかった?英語で言ってみ?と言われ、鬼や、、と思いつつ、こういう練習をしてくれる友達が出来たのは大変ありがたいなと感じた。
私も折角だから料理を持って来ればいいのに、って言われたけど、多分帰る頃にはスーパーが閉まるから無理かな、、、



戻って引き続き作業していると、作業が進むにつれギャラリーの立ち止まり(笑)が良くなってきて、嬉しい。
Idenがいいじゃん!と言ってくれたり、Ruiも、お、Growingしてるね、と言って見え方を確認したり。
明日作業すれば完成するかなぁというところまで作業して、切り上げる。



MariaもAlcântaraのあたりに住んでいるということだったのだけど、車で来ているそうで、送ってこうか?となんと言ってくれる。
助手席に乗せてもらい、8月のバケーションのことや東京の街のことなど話す。

これまでどこか旅行した?と聞かれたので、色々行ったけど、結局リスボンが一番だって思うことに変わりはなかったよ、と言うと、イェーイ!と言って、これ私がリスボン出身だからってのもあるけど、出身じゃない人がリスボンがいい街だって言う気持ち、ほんとわかるし、そう言われて然るべきだと思う、と誇らしげだった。

それから、「ポルトガル人は最も美しい街を創るのではなく、最も適した場所に街を創る」という表現があるそうで、つまり、リスボンやリオなどが世界で一番美しい街であるとは言えないまでも、例えばその地形や気候や土地の空気など、美しい街になり得る場所を選びとったのは、間違いなくポルトガル人であるということ。
うーーーん。深イイ、、、
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 来る者と去る者 | トップ | インターン5日目・Parabéns p... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL