Gute Reise

東大で西洋建築史の研究をしながら設計の勉強をしている大学院生の日々の記録です。リスボン大学に1年間留学中。

インターン27, 28, 29日目・現場監督週間

2017-06-22 | LISBOA・AIRES MATEUS
月曜日

Se Mariaのコンタ―作業の続き。

9時すぎに、見たことのない女の子がエントランスでマゴマゴしていたので、すぐに新しいインターンだとわかる。
新しいインターンですよね?と自己紹介して、Saraに繋ぐ。
ElviraとPaloma。スペイン人。

Saraが一通り中を見せて、そしてJoãoが来るまでちょっと待っててと伝えたらしく、模型スペースで少し話したのだけど、どうやらElviraもPabloと友達らしい。
丁度先週末から三重東京間のオススメのことなどについて連絡を取っていたので、早速Pabloに伝える。


Ruiが久々に出勤してきたので、モロッコどうでした?と尋ねると、それはもうファンタスティックだったよ、なんて感想を教えてくれた。
階段のスタディはちゃんと終わっていることを伝えると、写真を撮ってサーバーにあげようと次にするべき作業を指示してもらう。


Se Mariaは年配の方のSe Mariaと打ち合わせから午後帰ってきて様子を見に来た。
調子どう?ちゃんと印刷できた?進んでる?という風に。
ほんとに1:200でいいんですよね?これ全体の1/4ですけど、と何回も確認する、、、

先週の金曜日にSaraが緊急で発泡スチロールを買い出しに行ってくれたわけだけど、もう既に欠品が出てきて、特に5ミリは消費が早いからTeresaが来る月曜日に発注の仕方教えるからとAidenとFabioに言われていたのだけど、早速Teresaにお願いするときに必要な数字をAidenに教えてもらう。
接客のアルバイトの時に包材をメモして倉庫から取って来たりしたのを思い出す。


Se Mariaに、欠品のリストを渡しに下の階に降りると、SaraがMaria(スペイン人の方)を連れて、何やら話しに来ていた。
聞くと、MariaがMariaの次の仕事のために私の模型を手伝ってくれるらしい。

この日はざっくり分担の仕方や今のところの進捗などを説明する程度で終わる。




火曜日

午前早々に5ミリの発泡スチロールが切れそうになり、Se Mariaに注文しましたよねと確認しに行くと、Teresaが朝から重要な電話を何本もしていてもしかしたらまだ発注できてないかもという話になる。まずい。

よってレジンなど他に必要なものもあるし、とMariaと私で買い出しに出ることになった。

まずはレジンとインクをBaixaまで。
Baixaのエリアは平日の午前中でも物凄い渋滞で、レジンだけ買ってインクは事務所の近くにもお店があるのでそちらで買おうとMariaと合意。

プラスターを途中で買って、発泡スチロールのお店の方に走ると、Baixaで時間を取られたのが祟って既に昼休みで閉まってしまっていた。
お昼を食べてすぐ戻ってこようと話し、取り敢えず事務所に戻る。

この日初めてEstrellaではなく、Parada公園でランチする。
Estrellaみたいな芝生はないけど、こちらの方が近いしベンチなどもあってこっちはこっちでいいところだな。



昼休みの後すぐに発泡スチロールのお店に出かけ、車が満杯になるまで持っていったリストの通りに積み込む。

Ratoにも寄って、Mariaに車を見ていてもらい、私が文房具店まで行ってインクを買うことに。
別の模型写真を見せ、この色にしたいんですが、と店員に相談して2色念のため購入して戻る。

Se Mariaにインクを見せるといいね、素晴らしい、楽しみだねと言っていた。
コンタ―作業の続きを進める。



Ruiは私がSe Mariaの手伝いに時間をかけているのをあまりよく思っていないとわかっているので、今日の夜か明日の朝には模型写真を撮ってサーバーにアップしますと伝えていた。
夜のうちに模型を写真スペースに降ろして来ようと思って運び始めていると、下の階のBernardoが手伝おうかと声をかけてくれたので、お言葉に甘えて手伝ってもらう。




水曜日

朝、MariaはもうSe Mariaの図面の手伝いを進めるので、Aidenたちの手伝いがひと段落したElviraとPalomaに引き継ぐため、どこまで作業が進んでいるかなどを教えてもらう。

先に、模型写真の撮影を終わらせてしまおうと写真スペースで作業。
様子を見に来たRuiに、光を調整しながらレビュー画面を見せて、こんな感じで大丈夫ですかと確認し、引き続き撮影を進める。

階段を撮影していたときに通りかかったCassandraとBernardoが、美しいねと話しかけてくれて、この手摺とかどうやったの?と言うので、1ミリにスライスしたんです、にんじんみたいに、と言うと、それはわかってるけど、でもどうやって1ミリにスライスしたのかって話で、こんなのできないと褒めちぎられる。
Bernardoは、もちろんTournaiのキャンパスの階段とか、綺麗な階段の模型は他にもあるけれど、発泡スチロールで作られた階段という意味では一番美しいと思う、と言ってくれた。
レンダリングやフォトショなどの加工の美的センスがズバ抜けていると評判のBernardoがそう言ってくれたのは、たとえ模型であっても嬉しかった。




いつもLuisが使っていたフォトショやSDカードの読み込み口が備わっているパソコンで昨日からフォトショ作業を進めていたCharlesに声を掛け、写真を読み込む。
Ruiにファイルをアップロードしたので確認お願いしますと言い、オーケーをもらう。

それから、階段が防災系の法律の関係でこの形ではなくなると告げられ、仮の図面を見せてもらう。
来週までに市役所に図面を提出しなくてはならないらしく、忙しいと言っていた。


後で通りかかったCaro と話していたら階段の断面模型見たよ、ファンタスティックねと言ってくれたんだけど、あれ変わるんだってと最新情報をお伝えすると、はぁ、いつものことよと呆れ顔をして可笑しかった。


Se Mariaのコンタ―作業に戻る。

Mariaには、カッターがよくないからあんまり断面綺麗じゃないけど、と引き継がれていたのだけど、いくらプラスターで塗ると言ってもその範疇を超えていた、、、ので、まずはElviraとPalomaに断面をやすりで削って少し綺麗にしてもらう。
デッドラインを決めた方が良いからと、30分を目安に指定して。

それからElviraには引き続きMariaがやっていた側の切り出しをお願いし、Palomaには糊付けをお願いする。
接続の仕方から、どちらの側をレファレンスにした方がよいかなど何度も説明する。

私の黒刃の入ったカッターを一本貸して、切れ味悪くなったらすぐ折っていいから、と説明したのだけど、Rikakoみたいに綺麗に切れないと言うので、カッターの持ち方やコツを教える。
2年の卒制のときのことを思い出す。

Se Maria が通りかかった時に、ほんとにこのスケールでいいんですねともう一度確認。
Elvira とPaloma が手伝ってくれているのをこの時知ったようで、彼女たちが私の施工管理の下、分担して作業している様子を見て、Japanese efficiency とにっこりして去って行った。


ここまで同じように切り出してねと印をあらかじめつけていたところまで2人の作業が終わったようだったので、次はきちんとぴったりはまるように調整を頼む。
しかし、お昼休みなどを挟み、私の作業が終わりかかった頃、苦戦している様子だったので大丈夫?と確認すると、上手くできなかったみたいで、もっと簡単なボリュームの切り出しだったり、私の作業の続きをお願いすることにした。

特にPaloma には、ここまで貴方がパーフェクトな模型を作っていたのにごめんなさいとめちゃくちゃ謝られて恐縮してしまう。

私が代わって直しを進め細かく確認すると、繋ぎ目が1センチほどコンターラインのど真ん中でずれてしまったりしていた。
糊も乾いてきていたので、直せない、、、

高校の部活の頃、私にできることが他人にできないはずないというニュアンスのことを言って未だに当時の顧問に会うとネタにされる。
サークルの時も自分の常識が他人の常識ではない可能性を忘れてはならないと散々学習した。
久々にやっちまったな、、、と反省した。

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