つらつら日暮らし

仏教、禅宗を学ぶ曹洞宗の禅僧によるつらつらなる日暮らし。時事ネタ、野球ネタもあります。

タイのプミポン国王が死去 88歳 在位70年

2016-10-14 08:09:41 | 時事ネタ・雑学・トリビア
<タイ>プミポン国王が死去 88歳 在位70年、世界最長(毎日新聞)―Yahoo!ニュース

タイ王室は、プミポン・アドゥンヤデート国王(ラマ9世)が13日午後3時52分(日本時間同5時52分)、バンコク市内の病院で死去したと発表しました。88歳でした。

兄のアナンタ・マヒドン前国王の突然の死によって1946年に18歳で即位したため、今年6月、現役君主としては世界最長の在位70年を迎えていました。

開明的な君主として地方農民の生活改善運動などに取り組み、タイを東南アジアでも有数の近代国家へと導いています。

なお、国王死去に伴って、プラユット暫定首相は、長男のワチラロンコン皇太子(64)が後継国王に即位すると明らかにし、国家公務員などの服喪期間を1年とすると話しました。この皇太子、大丈夫かなぁ?かつての中国に何人かいた聡明な君主のように、王位に就くまでは愚鈍、就いてからは聡明という状況を期待したいところですが・・・

プミポン国王は1927年、米マサチューセッツ州で生まれています。しかし、第二次世界大戦後の混乱期に即位したため、王室復権を目指し、積極的に地方を視察し国民の絶大な人気を得ました。農業や漁業、小規模工業など多数の王室プロジェクトを実施する一方で、持続可能な農業生産をめざす「足るを知る経済」哲学を打ち出し、天然資源の浪費を戒めたことでも知られています。

更に、軍事政権が民主化運動を弾圧し多数の死者が出た1992年の騒乱の際は、首相と民主化運動指導者の双方を呼んで調停するなど、国の危機には政治的指導力も発揮するなどしました。しかし、2007年、脳血管障害で入院すると、その後、衰えが目立つようになり、今年6月には心臓の手術を受けるなど、体調の悪い状態が続いていました。

タクシン元首相が失脚した2006年のクーデター以降、国内ではタクシン派と反タクシン派の対立が激化し、タクシン派の一部が王制を批判するなど、王室自体が政治対立に巻き込まれるようになりました。そして、2010年4月に始まったタクシン派によるバンコク都心部占拠や、2014年5月のクーデターにつながった反タクシン派による反政府デモでは、国民の間に国王の政治調停を求める声が強まっていましたが、この時には再び乗り出すことはできませんでした。

様々な混乱が続く東南アジアでも、同国がここまで比較的安定してきたのは、プミポン国王のお陰であると言って過言ではないでしょう。同国の皆様に、心からお悔やみを申し上げます。合掌

この記事を評価して下さった方は、にほんブログ村 ニュースブログへにほんブログ村 ニュースブログを1日1回押していただければ幸いです(反応が無い方は[Ctrl]キーを押しながら再度押していただければ幸いです)。
ジャンル:
海外
コメント   トラックバック (2)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 新薬師寺に行方不明だった重... | トップ | ノーベル文学賞をアメリカの... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

2 トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
プミポン国王死去、88歳=タイ (ぼけ~~~っと人生充電記!)
 タイ王室によると、プミポン・アドゥンヤデート国王(ラマ9世)が13日、死去した。  88歳だった。70年間もの長期にわたった在位中、国民の厚い信頼と絶大な人気を誇った国王の死......
タイのプミポン国王が死去 (Kyan's BLOG V)
タイ プミポン国王が死去 | NHKニュースタイで政変が起こるとしばらくしてお出ましになって,双方の首魁...