つらつら日暮らし

仏教、禅宗を学ぶ曹洞宗の禅僧によるつらつらなる日暮らし。時事ネタ、野球ネタもあります。

てんかんによる運転事故について本人の責任を問うことが強くなるのか?

2017-03-30 06:48:58 | 時事ネタ・雑学・トリビア
神戸暴走、危険運転に有罪 「意識障害、認識あった」(共同通信)

神戸市のJR三ノ宮駅前で昨年5月、てんかんの発作で意識を失って乗用車を暴走させ、歩行者5人に重軽傷を負わせたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の罪に問われた神戸市中央区の無職沢井国一被告(64)に対し、神戸地裁(佐茂剛裁判長)は29日、懲役3年、保護観察付き執行猶予4年(求刑懲役4年)の判決を言い渡しました。

公判では、暴走事故の前から、沢井被告が意識を失う可能性があることを認識していたかどうかが争点となっており、判決理由で佐茂裁判長は、過去に意識を失って交通事故を起こしていたことや、意識喪失の症状に気付いた親族から運転をやめるよう注意されていたと指摘しました。

どうしても、てんかんは隠しておきたいという意識が働くのでしょうか。また、運転できなくなるという潜在的な恐怖もあるのだとは思います。

無論、前者については差別に対する恐怖と同じことですから、それは社会の問題であり、差別は正しく解消されねばなりません。しかし、後者については、患者本人が自らの症状と向き合って、正しく自己責任において投薬やコントロールをしなければならないのではないでしょうか。

そうでなければ、いつ事故が起きるか分からないという世間の恐怖が払拭されず、結果として差別の解消が遠のく気もいたします。

関連して以下の記事も紹介しておきます。

「てんかん」に理解を 鳥取で「パープルデー」(日本海新聞)

脳の病気「てんかん」について理解を深める国際的な啓発イベント「パープルデー」が26日、鳥取市で行われ、夜にはJR鳥取駅前のバードハットが活動の象徴の紫色にライトアップされています。

てんかんは、脳細胞のネットワークの異常な活動で発作が起きる神経疾患で、一時的に体の自由がきかなくなったり、ぼうぜんとなるなど症状はさまざまだとされています。

発症率は100人に1人(或いは厚労省の「みんなのメンタルヘルス」参照。そちらでは、1000人に5~8人とのこと)といわれていますから、決して少ない数字ではありません。厚労省のサイトの指摘の通りで、ありふれた病気です。

記事では、啓発活動を行う関係者のコメントとして、てんかんと聞いただけで仕事を断られたり偏見は残るとしており、こういう差別や偏見については、どこまでも抗う必要があります。

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