つらつら日暮らし

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ブログで言論の自由は認められるべきか

2005-04-23 16:04:03 | メタブログ
ITmedia エンタープライズ:ブログで言論の自由は認められるべきか――米Hostwayが調査

 ブログでの言論の自由や企業による自社ブログ検閲の是非など、米消費者のブログに関する意識調査の結果が発表された。
 米国では過半数がブログでの言論の自由を支持している半面、個人情報の公開については否定的な見方が強いことが、Webホスティング企業Hostwayがこのほど発表した調査で分かった。
 調査はHostwayの委託で市場調査会社TNSが実施し、米国の消費者2500人が回答。「ブログにも職業ジャーナリストと同じ言論の自由が認められるべき」との意見には52%が賛成、反対は21%だった。世代別に見ると、職業ジャーナリストとブログに同程度の言論の自由を認めるべきではないとの意見は50歳以上では26%に上ったのに対し、30代以下では10%のみだった。
 他人の住所などの個人情報をブログで公開する権利をめぐっては、民間人の個人情報については80%が公開を認めるべきではないと回答。セレブやスポーツ選手など有名人については72%、裁判官、市長など公職者については68%が、公開を認めるべきではないとの意見だった。
 情報源としてのブログの信憑性については、ブログは新聞記事やテレビ・ラジオニュースと同程度またはそれ以上に信用できると答えたのは28%~30%。広告に関しては、ブログはテレビCMと同程度以上に信頼できると45%が回答、インターネット広告との比較でも45%が同程度の信頼を寄せていた。
 「企業が自社のブログに掲載される内容を検閲するのは容認できる」「従業員がブログで企業や製品についての独自情報を公開するのは認められるべきではない」との意見は約60%が支持。「ブログに掲載した内容を根拠に従業員を解雇する権利が企業にはある」との見方も4人に1人が支持した。
                     2005/04/23 06:55 更新

従来の出版社などではいわゆるの業界の自主規制などが働き、それなりに言論について管理されておりましたが、かたやブログでは誰も彼も言いたい放題ですから、その自由さがどこまで認められるべきか議論になるのは当然のことです。

今回の調査は、あくまでアメリカでの結果ですがブログが非常に現実的に使用されていることが見えてきます。それは、言論は自由ですが、個人情報公開はダメで・・・というのであれば非常に健全です。

そこで、拙僧が一番気になるのは「情報源としての信憑性」です。果たしてブログはラジオやテレビに代わるニュース源となるのか?ということですが、現在の所そこまでの市民権は得ていないと思われます。どうやら3割程度のようですので。

自分のことを言うようで気が引けますが、拙僧の場合は、やはりブログやネットから情報を引いてくるだけって事はなくてですね(「ブログやネット」自体に関するものでは除いて)、載せるときも市販されている著作や論文などから考察し、引用して、ソースを明記しておくことを心がけています。そうすることで、本当にその情報が正しいかどうかを信頼していただけるのではないかと考えているためです。

なお、こういったメディアリテラシーは、我々無意識にも行っていると思います。それこそ、朝日新聞の論調が○○で、読売新聞なら○○で・・・のような話ですけど、それをブログにも当て嵌めてみるわけです。拙僧の場合は、一応宗教を専門的にやってますので、宗教的ブログを考察することが多く、あちこちのサイトをRSSに登録してますが、伝統宗教・新宗教などに分類し、またその論じ方の内容で、特定の宗派への距離を測ったりしております。

その意味では創価学会は非常に多くの信者がいることで知られておりますが、実際にブログの内容も豊富です。批判する人、教義を讃歎する人、学会活動を自分で評価する人などです。しかし、それはまさに創価学会での活動を自分自身の行動原理としている人が多いことも示しており、正直流石だなぁと頷くしかありません。曹洞宗の教えを自分の行動原理にしている人って、一体何人いるんだろう・・・

そんなわけで、最初の話から随分飛びましたが、ブログに関する考察は、現に自分自身で運営しながら分析してますので、いま非常に面白いところではあります。今後もこうした調査などあれば、紹介したいと思います。合掌。
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3 コメント

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Unknown (僧海)
2005-04-23 20:25:11
「曹洞宗の教え」というのはあるのでしょうか?
Unknown (luchino002)
2005-04-24 10:49:56
> tenjin95さん



情報源としての信憑性、自分も読むにしろ書くにしろ気をつけねばと思います。



知り合いの学会員の方と話をすると「生活に根ざした宗教」という言葉がよくでてきます。

それ自体は否定しないですし、いい部分もあると思いますが、その言葉がどうしても組織の都合よく利用されているように見えて、疑問に感じてしまいますね。



近々、その知り合いと幹部の学会員から折伏という対話をされることになっているのですが、正直、自分の内面に踏み込んでどうこういわれるのは、気分がいいものではありません。

最初で最後でいいから本気で話をするので聞いて欲しいといわれ了解したのですが、それを考えるだけでも気が重くて…。
まとめ回答いたします。 (tenjin95)
2005-04-24 15:04:13
> 僧海 さん



最近、多く投稿をいただいてまして、ありがとうございます。



それで、「曹洞宗の教え」なのですが、拙僧の管見を申し上げるより、直接見ていただいた方が良いでしょう。http://www.sotozen-net.or.jp/が曹洞宗の公式HPですので、それを参照していただいた方が宜しいと存じます。よろしくお願いします。



> Unknown さん



某巨大掲示板ではないので、固定ハンドルネームの使用をお願いしたいのと、このレスは削除いたします。



> luchino002 さん



コメントありがとうございます。

拙僧も「折伏」については、色々と聞き及んでおりますが、どうなのでしょう?まるで個人的な価値観を法華経の意の下に否定し、全ての思考を学会的な教義の下で行うように改変させるとのことですが、拙僧、この点については、疑問を持っております。



拙僧が、さまざまな宗教を勉強して、確かにそういった意識や行動の囲い込みを行う宗派は少なからずありますが、ご紹介いただいたような使われ方をされるというのは遺憾ですね。そもそも本来は、組織が信者のためにあるのであって、信者が組織のためにあるのではないのです。。。

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