つらつら日暮らし

仏教、禅宗を学ぶ曹洞宗の禅僧によるつらつらなる日暮らし。時事ネタ、野球ネタもあります。

秋田県大潟村でコンビニ出店を巡って論争中

2007-01-15 07:19:13 | 時事ネタ・雑学・トリビア
初のコンビニ計画、村を二分する議論 秋田・大潟村(朝日新聞) - goo ニュース

日本のモデル農村として誕生した秋田県大潟村に、初めてのコンビニエンスストアの開店計画が持ち上がったそうなのですが、村を二分する議論となっているということです。

計画したJA大潟村では「コンビニは生活に密着した存在。観光客の需要もある」と考えているようですが、反対派の住民は「ごみが増え、農業に悪いイメージを与える」と譲っていません。地主である村は間に入って頭を悩ませているということです。

秋田県大潟村とは、現在の人口が約3400人。面積約170平方キロで、JR山手線内側の約3倍の大きさを誇っています。日本で2番目に大きかった湖の八郎潟を干拓し64年に誕生した村で、大規模で効率的な近代農業を目指し、全国から589戸が入植しています。その運営には、これまで紆余曲折がありましたが、いまだに大量のあきたこまちを全国に送り出している「米所」であります。

そこで、村の風景としては、見渡す限り田んぼの真ん中を、県道が南北に貫き、乗用車やトラックが行き交っています。その「村の玄関」と呼ばれるその県道の中間付近の村有地を借りて、コンビニを開きたいとJA大潟村が発表したのは昨年6月になります。

JAでは村唯一のスーパーを経営しているようですが、村外の大型店に押されるなどして赤字が続き、スーパーを維持しながらコンビニを新設しても、大手の加盟店形式なら品ぞろえは豊富であって、仕入れコストも削減できることで、年間売り上げは2億円で黒字になる、と計算しているようです。

さらに、観光客にも目を付け、春には延長21キロの桜並木の見物、夏にはソーラーカーの大会観戦などで年間100万人以上が村を訪れています。県道は、世界自然遺産の白神山地への通り道でもあるため、コンビニが出来れば、村に留まる客が増えると見込んでいるわけです。

宮崎定芳組合長は「村にコンビニがなく、不便さを感じている村民も多い。経営も成り立つ」と自信を見せているようで、すでにコンビニ数社から申し出があるということですが、反対者はそうは考えていないようです。

異を唱えるのは組合員の工藤孝子さん(58)ら村内の物産センターで野菜を売る女性グループで、人口の約4分の1の782人、農家世帯に絞ると過半数の286戸から反対署名を集めています。

県道沿いにはいまでも村外のコンビニの袋が捨てられるということで、工藤さんは「村内にできればごみが増え、環境が悪化してイメージも悪くなる」とあきたこまち主体の農業への影響を心配しています。会社員の女性(25)も「静かな村なのに深夜のコンビニに若い人が集まり、うるさいし、怖いと思う」と署名しています。村では住民37人が参加する審議会を設置。土地をJAに貸すかどうか3月までに答申を得るとしています。

そこで、拙僧つらつら鑑みるに、そもそも「コンビニエンスストア」とは、本当にコンビニエンスなんでしょうか?というか、24時間営業という業態は、本当に必要なのでしょうか?と問いたいのであります。確かに、24時間営業をするコンビニは、いつでも空いているということで「客の都合」で買い物が出来るという利点があり、更にコンビニが増えることで、それまでは昼間が中心に労働時間に、更に夜という時間を生み出すことで、経済的にも市場を作り出しました。しかしながら、拙僧のような田舎に生まれた者からすると、別に「こちらの都合」を考えなければ、コンビニなんかはなくても良いわけで、空いている時間に合わせて生き方を吟味すれば良いような気もします。まさに、生活全般を自分本位ではなくて、環境を含めて自由に生きるということを模索すべきなのではないかと思うのです。

今回の問題については、経営を何とか改善したいというJAが、自らの思いを「便利さ」という問題にすり替えて出店計画している可能性があり、しかし、生活スタイルの変更までもたらすかもしれないコンビニの出店については、その「罪」を見ていないということでありましょう。

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4 コメント

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コンビニ時間 (ぜん)
2007-01-15 21:44:45
こんばんは。
コンビニによって生活時間が狂うのか、生活時間が狂っているのでコンビニが流行るのか?
私の小さな町(人口5千人足らず)の町にコンビニができたとき、誰が利用するのかと思っていました。
できてから3年以上たつのですが、十分に成り立っているようです。
驚きです。
かくいう私も、朝の6時頃パンを買いに行くことがあります(汗)
コメントありがとうございます (tenjin95)
2007-01-15 22:01:01
> ぜん さん

> コンビニによって生活時間が狂うのか、生活時間が狂っているのでコンビニが流行るのか?

この辺は、確かに「鶏」「卵」の例にもあるように、どちらが先かは容易に決められないことでありますが、拙僧つらつら鑑みるに、様々な生活時間に生きることを、コンビニによって自己肯定しているのかな、とも思っています。拙僧なども、夜は10時には開枕(就寝)、朝は4時には起床ということで、かなり不可思議な生活ですが、門限の厳しかった竹●寮の影響からか、現在まで変わった時間に店に行けません。無縄自縛かもしれません。。。
制限 (M)
2007-01-17 22:03:19
開店時間を制限するとか…選択の余地は有ると思います。
そもそもセブンイレブンの店名=社名が、
午前7時から午後11時まで営業だった事に由来しますし、
今でも夜に閉まっているコンビニを見かけます。
24時間営業するにしても、
真夜中や早朝に勤務する人員を確保出来るのでしょうか?
店の近所に住んでいるなら兎も角、
通勤手段に車を持っている人か
車で送り迎えしてもらえる人しか無理でしょう。
人員が確保出来ずオーナー自ら店番し体調を壊したとの
話も聞きます…。

コメントありがとうございます (tenjin95)
2007-01-18 00:42:28
> M さん

拙僧的には、人口減社会にあっては、ここまで無理がある24時間営業ビジネスモデルは不要になるのではないか?と考えています。そして、夜に働く人がいなくなり、暇だった場合、また男女間の性交渉が増大し、人口増というような安易な発想を持っていたりする拙僧です。。。

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