伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

生活現況に照らし関心を持った諸統計

2016年07月22日 | 雑文

7月22日    (金)    

雨の日が続く。こんな日にはパソコンが生活の友となる。

自分が置かれている生活現況に照らして、それが高齢者生活全般の中でどんな立ち位置にあるのか、暇にあかせていろいろな調査結果をネットを通じて探してみた。

これから生きる余生にとて一つの手掛かりになるかも。

高齢者の生活に必要なものは3Kと聞いたことがある。「健康」「心(生き甲斐)」「経済(お金)」だと。

ならば、まずは「健康」、そして「寿命」から。


 健康・寿命

平均寿命と平均余命、そして健康寿命。

本年発表された厚労省の「平成26年 簡易生命表」によると、平均寿命はまたも前年から伸びて男80.5歳、女86.83歳となった。

日本人の平均寿命は、これから先何歳まで達するのだろうか、予想もつかない。

平均寿命とはその年に生まれた0歳児に予想される生きる年数である。

それぞれの年齢にある者がこれから先に何年いきるか、その平均年数が「平均余命」である。厚労省の統計では各年代ではなく5歳刻みになっている。

私の年齢86.5歳では、86.5歳+6.24歳=92.74歳という計算で、これからの伸びも勘案すればおおむね93歳にもなろうか。これまでオリンピックを見るまでを一応の目途にしていたが、いやはや!

介護を受けながらいたずらに長生きをしたくはないものだ。平均寿命とは別に「健康寿命」というのが言われるようになった。

「健康寿命」とは「健康で支障なく日常の生活を送ることができる期間(平均寿命から介護や病気で寝たきりの期間を引いたもの)」である。

公式の数値は毎年発表されないので、ちょっと古いものになるが、2013年で男71.11歳、女75.56歳というのがある。

以下の表はその1年前2012年のものである。これも年々伸びているようで、男女とも世界のトップに位置する。

さらに古いが、各県別の「健康寿命」を示したものがある。私が住む静岡県は男が全国で2位、女は全国トップとなっている。

住みやすい健康に恵まれた土地柄ということか。


生き甲斐(心・意識)

生き甲斐に関して、これは内閣府が行った高齢者の意識調査である。

「満足している」「まあ満足している」高齢者は68.2%。「生き甲斐を十分感じている」「多少感じている」高齢者は65.5%。日本は高齢者にとってやさしい国であることがわかる。

ただ、統計上「不満層」「生き甲斐不感層」が少し増加傾向にあるのはよくない兆し。

 

 

別の調査では「満足している」「まあ満足している」が75.8%とさらに多い。

 

さらに別の調査だが、日本国を「誇りに思う」70歳以上の男の高齢者は89.1%、女88.7%。ほぼ全員が積極的に評価している。

この年代の人は戦争を経験し、戦後の困窮の中に育っていることを考えあわせるとちょっと意外な感じがする。

しかし、それだけ世の中のこと、社会のこと、世界のことを知ってることがこの評価につながったのであろうか。

 


 住居環境

伊豆高原の居住環境は、「理想の暮らし」のトップに位置する「ほどよい利便性を持った郊外で、快適な居住空間を楽しみながら暮らす」にぴったり。高齢者にとって申し分ないところであることを再確認する。

 

 

私はインターネットを使う後期高齢者としては珍奇な存在らしい。

内閣府が調査したインターネットを使っている高齢者721人の中で85歳以上でわずかに2人、その一人とは!

そのインターネットが地方の暮らしの満足度を高めているというのは私の生活に照らしても疑いなくいえることである。

 

 

 

 


経済(消費支出) 

最後には、高齢者の老後生活を支える大事なものの一つお金にかかること。沢山はいらないが、そこそこなければならない。

生命保険文化センターの「平成25年度生活保障に関する調査」によると、老後のゆとりある暮らしに必要な金額は夫婦で月額35万9千円、年間に換算すると430万8千円、25年生きるとして1億770万円にも上るという。

定年退職して26年が経過した私の年齢ではちょうどそれを使い果たした頃ということになるか。

これからも最低日常生活費は平均月額22万円は必要、ゆとりある老後生活のためには平均月額35万9千円かかる。

なお、高齢者の消費支出の構成比をみると「保健医療」の支出がとびぬけて高い。

幸い我々夫婦は現在のところ元気なので、この支出が低いというところが救いか。

 

 

 

 


こんなことをやっていたら、雨の一日が潰れた。

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