緑のふるさと協力隊OG・15期福島県天栄村

天栄村での活動や暮らしの様子を私からあなたへ手紙のように綴ります。

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7/11 あるくみるきく・きくみるはなす 縁坐舞台

2012-07-11 14:25:58 | 
この前の顔米の草取りの時、
いらしていた一人の女性が、現代の「宮本常一」になりたいとお話していました。

そんな話をしたきっかけは、
農家さんの家にその農家さんがいつもは取らないであろう季刊誌が置いてあり、
その背表紙に、

宮本常一と「あるくみるきく」日本

と、書いてあったのがきっかけでした。

もうバックナンバーであるその冊子を、買おう買おうと思い、
なかなか買えずじまいであるとその女性は話し、
私も一緒に買うことにして、その日に注文をしました。

その冊子が今日届きました。
今日はおやすみをいただいて、久しぶりにぼーっとしていたので、
ゆっくりとその冊子を読みました。

宮本常一さんのお話は、ところどころ聴いていて、
結城登美雄先生の書物にも、あちらこちらに出てきました。
宮本常一さんに関しては、ところどころのパーツが一年間の中で何カケラか集まってくるので、
それをとても楽しんでいたのです。

私のスタンスはいつも、「自分からは探さない」なので、
なにかをきっかけにして急に呼ばれるように、
必然かのように「届く」ものを、大切にしています。

「あるくみるきく」のことが手元に呼ばれてきたのは、
今週末のWSが開催されることにあたって、必然的なのではないかと思いました。
意識していなかっただけに、本を読んで鳥肌が立ちました。

今までは、集まったパーツで遊んでいたので、
勉強不足と笑われるかもしれませんが、
かつて、宮本常一氏は、日本観光文化研究所で所長をしており、
設立2年目の3月に月刊雑誌「あるくみるきく」を創刊しました。
昭和42年~63年に発刊され、263号で終刊したその雑誌は、
宮本民俗学の実践的指南書と呼ばれ、今では幻の雑誌となりました。



今週末は、昨年のご縁から「きびたきプロジェクト」が主催となり、
天栄村をフィールドにして、橋本久仁彦さんをゲストとして開催されます。

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●絆をほどく 縁坐で結ぶ
きくみるはなす フクシマ・天栄村縁坐舞台●

開催日時:2012年7月16日(月・祝)
     13:30~15:30 (開場 13:15)
開催場所:天栄村ふるさと文化伝承館
定  員:20名
料 金:無料(お志で)
主  催:きびたきプロジェクト
     〒962-0024 福島県須賀川市桙衝字石角坊3 信濃造園内
     畔上(あぜがみ) 090-9684-6138

○きくみるはなす 縁坐舞台とは…
日本人古来の存在感にもとづく即興芸能です。
「ご縁」のある者が、ある日ある所に集い「坐る」。

地域の話し手が語ることばを、大阪からお招きする橋本久仁彦さんはじめ、縁坐舞台一座が丁寧に聞き受け、そこにこもった心情や存在感を、数人のにわか役者が「舞台」にて表現します。

するとその場にいる人びとは、話し手の心にそれぞれの感じ方で触れることが可能になります。
見るだけでも、ご自分の話を語られても、飛び入り役者となられても、まったく自由に、居たいように居ていただけます。


○フクシマ・天栄村縁坐舞台、勧進のいきさつ

2011年3月の東日本大震災と東電福島原発事故のあと、フクシマは、「復興」「がんばろう」「絆」などの見出しの後に語られてきました。

それは励まされてありがたく、力になる反面、「そーゆうことではねえんだけっとなあ…」という思いを、言われた側に少しずつわだかまらせてきたのではないでしょうか。
だからそろそろこの辺で、「被災者」も「支援者」も、いちどぜんぶほどいてみたい。
そして、自分が選んだ人/場所/ものと、自由に新しいつながりを結びはじめてもよいのではないかしらと、思うのです。

この縁坐舞台が、そして、福島県天栄村が、ご参加の皆さんの新しい在り方を見つける場となりますように。

きびたきプロジェクト代表 あぜがみゆうこ

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「無用の徒」と宮本常一に称された、地方をぶらぶら歩きまわる「旅人」の役割は、
「風」の役割をもっていました。

宮本常一と一緒に「無用の徒」として旅をしていた谷沢明氏が、
冊子にこう書いていました。

「観光とは「国の光を観る」ということです。国の光とは、その地域がもっているすぐれた宝、あるいはその輝き、あるいは人びとの誇りのようなもので、それを見、体感して自分の行き方や肥やしにする。私はそれが本来の観光だと考えています。それは、今の時代でもできることだろうし、また今の時代だからこそ、より求められていることだと思います。」




ひょんなことから、今年から観光協会の事務職員として地域に関わることになりました。
今までの仕事とも関連してますし、一部の事業を持ってきての現在に至ります。

それもひとつの運命のようなものだと受け入れて、流れるように現職に就いたというのが実感でしたが、

今回の「きくみるはなす」のWSの開催をきっかけとして、集まってきたパーツが、
今後の肥やしになりそうな、
そんな気がしています。









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3/20 日記

2012-03-20 17:19:39 | 日記
「絆をほどく。」

そのテーマを最近もらいました。

そして、最近その言葉がすとんと身に沁みます。

もう一度ありのままをみつめる。
そうして毎日を積み重ねる。

怖くて、不安で、泣きたかった2011年。
それでも私は泣く権利がないと、気丈を張った一年間。
必死で、村の人の努力や思いを伝えたかった一年間。
不器用で、不器用で、
自分の未熟さを思い知った一年間。

反省ばかりの一年から、
ありのままをみつめる一年に。

そして、自分を忘れないように。
もう一度自分を取り戻す一年にしようと思います。

3月11日には書けなかったけど、
忘れないように今日綴ることにします。

いっぱい笑って。
いっぱい歌って。
世界は刻々と変わっていくけど、
笑顔だけは絶やさぬように。
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12/16 日記より~1年前を振り返って~

2011-12-17 00:46:43 | 日記
昨年の今ごろって何してただろー?

と、さっきふいに思いました。

新年会の日程決めたり、年賀状書いたり。
楽しんでいたように思います。

今年は大変なこともあったけど、それでもちゃんと周りの人と笑顔でいれたかなと、
そんなように思います。

辛いことは人間忘れちゃうもので、思い出って美化される。

ほんとに、つくづく実感しました。

前に進む気持ちがあれば、ちゃんと前に進める。

後ろを振り返っても戻って来ないから、
後ろで後悔したことは、前でみつけるようにする。

前向きって言葉を噛みしめた一年でした。

と、まだあと半月あるんだったわー。
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8/24 福島県天栄村:日記より

2011-08-25 17:53:47 | 日記


昨日と今日と、母が甥っ子と姪っ子を連れて、天栄村にやってきました。

目的は、「ホタル」をみるためです。

母は昔懐かしく観たいと思う「ホタル」ですが、
甥と姪は都市周辺部の、マンションや建物の中で育ったため、
ホタルをみたことがありません。

冬に天栄村に訪れたときに、ホタルの写真を見せてもらっていた母が、
私がお盆に帰省したときに思い出したかのように「ホタル」がみたいと言い出し、
急遽やってきました。

もうピークは去ってしまったのですが、
それでも何匹か飛んでいるのを確認できました。

いつもお世話になっている地域の方がインストラクターで案内してくださり、
源氏ホタルと、平家ボタルの話を伺いながら、
たまに瞬く光を観させてもらいました。

「メスは無農薬の田んぼにしかいないんだよ」というインストラクターの言葉に、
メスは本能でいいところを感知するんだねーと母と笑っていました。

蛍はメスのほうが生れる率が低いそうで、オスの競争率は激しいそうです。
なので、本気のメスをみつけると、とても瞬くと教えてもらいました。

先日、ふらっと観た番組で四国の淀川に住むホタルの話をみました。
写真家の方がその淀川のブルーに魅せられて、毎年通っているそうです。
写真に、ホタルの一生を取りたいと、最後を見届ける写真を撮っていました。

交尾をしてから10日ほどで命を絶やすホタルは、最後まで灯を灯し、
飛ぶのをやめてキレイな水の中に落ちて、光の道筋をつくり消えていくそうです。

環境が整った場所でしか生息せず、夏だけの短い命。
最後まで光を灯す…

サービス精神旺盛のメスのホタルが一匹、私たちのほうにやってきてくれました。
そっと捕まえさせてもらって、みんなで観察。
甥と姪は初めてホタルを触りました。

来年はピークの時に観にこようねと話、
温泉でもらい湯させてもらい、帰ってきました。

環境王国第一号として認定をもらった天栄村。
きれいな景色が、震災後、悲しく映るときも多かったのですが、
この土地や、ここに暮らしている人を知らないでいることは、
とてももったいないことだと思いました。

ただ伝えることしかできないのが歯がゆいと常々思うのですが、
それでも、これからも大切に伝えていこうと、
そう思った日なのでした。

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8/10 福島県天栄村:日記より

2011-08-11 06:35:48 | 日記
今日は雷が落ちました。

夕方、もう間もなく出来上がるポスターが…
ふくしまっ子に配るチケットが…

ネット環境がつながらなくなり、コピー機からのスキャンも読み込めない状況になりました。

雷様(ライサマ)の仕業にやられました。

天栄村には民話がたくさん残っています。
その中に雷様の話もあります。

「お正月に飾るしめ縄と、短冊には理由がある」
と、村の人に教わりました。

「大きい雲から雷が落ちてる様子」
を、表現してるそうです。

なんで??

日本の祭りは、農耕民族の習慣や豊作祈願を表現しているものがほとんどです。

雷が落ちるほど暑くなって、雨も降れば豊作になるという祈願だったとお話しを聞きました。

最近、産地偽装の話を噂する人が増えました。

産地を偽ってまで売りたくないという生産者の声のほうが多いんです。

消費者に届くまでに距離も機関もありすぎるのが、今の日本社会です。B

かといって、不安と叫ぶ消費者も、直接調べに来る人はほとんどいません。
生産者に直接話をせず、売り先に話をします。
生産現場を正しく把握してる売り先や販売員は今の日本にどれくらいいるのでしょうか。

中間機関が、「生産者別」にせず、「食品」として売りやすいように、説明しやすいように扱うことから、誰が作ったかわからないことや、混ぜられることがあるのではないでしょうか。

「誰が作っても同じものがつくれる」というような、工場の世界ではありません。

日本は「食」の植民地化という状況の中、震災後から現在のことが起こっています。

毎日食べる、食品の向こう側に、どんな生産者の顔がみえますか?

東京は自給率1%。

不安ならば生産者と一緒に解決策を模索することだと思います。
それか自分で少しでも作ったらいいと思います。
一番安心です。

震災前から現在もですが、「食」の植民地化+ほとんどの食品は薬品が入ってます。
日本は奇形児が産まれる確率が高いんです。

今、なにが失われようとしているのか、情報に惑わされずに見直してみてください。

今日、消防法と建築基準法が出来て、だんだんと茅葺き屋根の家が衰退していった話を聞きました。

日本の文化や生活習慣が失われていく法律って、誰のものなのでしょうか。

なんて、考えている間に、雷様の仕業から復旧作業を終えていました。

そして、ようやく明日のレジーナの森での体験!人力発電かき氷機のポスターが出来ました◎

昨年度、顔のみえる米づくりでいらしてくださった「阿佐美や」さんのご厚意で、レンタルいたしました。
食べる分だけ、電気をつくってもらいます♪

ふくしまっ子で来場される方ようにチケットも完成。

明日は子どもののびのびした様子と、楽しんでいる様子がみれますように。
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