竹本友重の日記「晴耕雨読」

「無農薬・無肥料・無耕起」の『自然農』体験のよもや話を綴ります。

柏原自然農③ 2017.4/16(日)

2017年04月16日 16時52分41秒 | 自然農
柏原自然農3回目。
快晴でした!





本日は陸稲の苗床を作りました。

もち米と赤米の2種を使います。


はじめに先生のお手本を拝見させていただきました。

まず、苗床に使用するだけの幅に溝を掘ります。

この溝はモグラさんが土を潜ってこれないようするためのもので、光を嫌がるモグラさんはこうすると苗床のところまで来れなくなるとのこと。

春なのでたくさんの草が生えております。その草の種が残っていると稲が負けてしまうため、最初に表面の草の種を削るように鍬を薄く土に入れていきます。
加えて、さらに細かく、鎌で土の中の根を切るように、表面の土を削っていきます。

そして、土の高さが均等になるよう平らな状態にしていき、かるく土をパンパンと叩き、沈圧します。

平らな状態を作るのは、苗が成長した時、高さがまばらになるのを防ぐため。
沈圧するのは、平らにすると同時に、モグラさんが土の下にいた場合、驚いて出ていくことも狙っています。


↓その上から、種もみを手でパラパラとふりかけ、それぞれがくっつかないよう手で位置を調整していきます。
2種類の種もみを撒くので、境目が分かるよう棒を置いて目印とします。
種もみはあらかじめ先生が水に付けて置かれていました。





そして、均一に種もみを撒いたのち、その種もみの厚さだけの砂を表面にかけていきます。
種もみが隠れる分の砂量です。手で砂を持ち、両手をこするようにして砂をパラパラと振りかけていきます。
↓この砂の色が違うのは、先生がふるいにかけて作られたものと、売っている培養土の2種を用いているからです。どちらを用いてもよいのですが、先生はそれぞれの種ごとに砂を使い分けておられました。




そして、砂で隠れた種の上に、草をかぶせていきます。

この草はできるだけ先のツンツンしたものを少し細かめに切って撒くと、苗の成長の邪魔にならずに済みます。

↓草は鳥などから種を隠すためと、土を乾かさず水分を保つために覆います。そして草は土に還り栄養となります。






↓さらに、草の上から軽く沈圧をします。
沈圧するのは、種から根が生えたとき、種と土との隙間があると枯れてしまうので、沈圧することで隙間を埋めるのです。




↓そして、周囲に鳥よけの笹枝などを立てておきます。




↓先生の苗床が見事完成です。






その後、我々も、自分たちの田んぼの場所でチャレンジ!

↓作業慣れしていない我々の力量不足もあり、時間がかかりましたが、なんとか完成!



約1m四方ほどの大きさの苗床です。
(後々、作業しやすいよう、両サイドから苗床のまんなかまで手が届く幅が1m20cmほど。)

先生の作られたものはもう少し大きいのですが、これは我々がうまくいかなかった場合に、予備となれるよう大きめに作られているそうです。

この苗床で、陸稲の苗がどれほど育つか楽しみです♪


固定種の種をいくつか購入したので、畑の方でも撒きたかったのですが、今日は終了。


前回に植えておいた白菜の花が咲いており、これを食用にできるという事でしたので持って帰りました。

また、子供たちがつくしを採ったのと、先生からいただいたセリを使い、夕食にしました。

おいしかったです♪



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