稲刈り終わりました。

2011年11月03日 07時22分27秒 | 不耕起冬期湛水田

先週の金曜日から始めた稲刈りですが、月曜日に無事にはざかけを終わることができました。小雨の肌寒い中、参加してくださった皆さん本当にありがとうございました。

 

今年は311の震災の事もあり 田植えは(気が乗らなくて)一人で進めたのですが、

いろいろと考えた末、「脱原発」→「脱エネルギー」→「エネルギーに依存しない生き方」→「自給」という結論に至りました。

何か新しい事をやるのではなく、今まで自分が歩んできた道をそのままやっていけば良いんだなと改めて思いました。

まずは自分自身ができる限り電気や石油などのエネルギーに依存しない生き方をして、そういった選択をする人が少しでも増えていくきっかけ作りをしていこうと思えたことで、今回の稲刈りはイベントとしてもやることに。

今年ははたくさんの人に声をかけなかったので日曜日に数人で作業しました。

稲はすべて刈り終わったものの途中で雨が降った為、急きょ刈った稲をブルーシートにくるんで作業は中断し車同志をバックで近づけタープを張って雨宿りしながら皆の持ち寄り料理でお昼ご飯に。寒かったのにあまり気配りできなくてごめんなさい。

雨宿りできるスペースもあまり確保出来なかったため まだ少人数で良かったかなと思いました。

来年は天候が危ういときはタープを用意しておきますね。

 

311以降、出来る範囲で自分達で作った物を物々交換したり、地域での助け合い(結)が大切だなと改めて感じてます。

一人でがんばるのではなく、たくさんの人がほんの少しライフスタイルを見直してみる事が大きな力になると信じてます。

本来、特別な事ではなかったはずの里山の暮らしそのものが、今では特別なものになってしまった事が一番の問題なのかも知れませんね。

他の生命と共存しながら生活していく事もそうだし、食の問題にしても無農薬、有機栽培、無添加が一昔前までは当たり前だったはず。

今回の福島での原発事故も日本が戦後の高度経済成長に伴い、エネルギーに依存しすぎて便利さを追い求めた結果だと思う。

CO2の事を考えると有限資源である化石燃料にも依存しない方がいいと思うし、原発が自然エネルギーにシフトしたとしても、また何か違う問題は出てくると思う。

何が正しい答えなのかはわからないけど、現代人が昔の里山の暮らしそのものに戻るのは難しいので、里山の生活を今の時代にあった形にアレンジして これからの時代を担っていく若い世代をいかに引き込んでいくかが今後の課題なのかなとも思う。

今は特別なことをするのではなく自分に与えられている(子供を、犬を、作物を、そして自分も)育てるという課題をこなしていく中で何か答えが掴めるかも知れないと思ってます。

結局は平凡が一番むづかしいと思う今日この頃です。

雨の次の日ブルーシートから出した稲を広げて干しました。


 

稲刈り4日目はざかけ無事に終わりました。