少し前に、たまたまテレビを観ていたら、女優の工藤夕貴さんが紹介されてました。二年ほど前から農的暮らしをしているそうです。
自分自身で安全な食べ物を作りたいと思ったのがきっかけだとか。
女優の高木美保さんをはじめ、高樹沙耶さんも自分でエコハウスの設計に関わったり、友人たちと田畑をやっていたりします。
川口由一さんの赤目自然農塾に通っていたときも若い女性が多かったのが驚きでした。
こういった人たちのやり方を見てて思うのは、おしゃれで楽しいと思わせる農業だという事。
仕事として農業をやっていこうと思うと、どうしても生産性重視になってくるので、なかなか、スロウな感じでやれないんです。
高樹沙耶さんは畑にパーマカルチャーの考え方を取り入れたり、工藤夕貴さんは自分で作った野菜を自身が経営するオーガニックカフェの食材として使ったりしています。
有機農産物や自然農法の野菜も需要は増えているのですが、農業を仕事として担っていく人は減っていく一方です。
今現在、日本の農家の約70%は60歳以上の人です。
20年後には引退する人がほとんどです。
このままいくと、国産のお米や野菜が特に手に入りにくい時代が来ると思います。
これからは自分たちである程度作っていかないと国産のお米や野菜は手に入りにくい。ましてや無農薬となると一部の人だけしか買えない時代が来ると思います。
自分で食べるものを自分で作って料理すると、大切なものが、見えてくるものがあると思うし、命に生かされている意味もわかってくると思うのです。
菜園にパーマカルチャーの考えを取り入れてデザインしたり、週末菜園で自分たちが作った野菜や自家採種した種を友人たちと物々交換したりするのも楽しいかと思います。
楽しんでやることは持続していくことに繋がっていきます。
男性だけなく、女性でも農業を楽しむ人が増えてくるといいな。
高樹沙耶さん blog http://umoja-lani.sblo.jp/
工藤夕貴さん HP http://www.youkikudoh.net/contents.html