やはり
下り坂の天気が気になって
pm11に目が醒めてしまった。
ラジオをONにすると
期せずして好きな洋楽が流れて
この音楽と夜雰囲気を惜しみ
外をぷらり
したが
残念ながら星空では無く
下り坂の予報通り少し風が出始めていて
ラジオのニュースでは、福島原子力発電所からの放射能の
処理についてなかなか進まない状況を伝えていて
ここの海を隔てた直ぐ向かいが柏崎原子力発電所だから
そこが事故を起こして放射能をばら撒けば
こんな素晴らしい景色でも誰も住めなくなるのに
こんな状況でも原子力発電所の発電コストが他の
発電方法よりも一番安いなどと流していると言うか
こんな時期に計算して発表している「人」の気持ちが
全く理解出来ない。
そんな事を考えていたら
すっかり頭が冴えてしまって
冴えている内に
快適な松ヶ崎キャンプ場を維持して頂いてる方々にお礼を
済ませて
まだ暗いam4から撤収
そんな ごそごその脇を釣り人が通り過ぎて
今日は休日なんだと初めて曜日を気にした。
その事で僕は今休暇中なのに
休日な気持ちじゃなかった事に気が付いた自分が居た。
帰り支度の荷造りには、食事を済ませてバーナーを
冷やす必要が有るから
沢山余ってしまった「米」は、後始末が大変だから
最後の「チャルメラ」と「おけさ柿 2つ」で済ませた。
そんな時に聞こえたのが
忘れていたラリーカールトン
続いて
今でもときどきヘビーローテーションな
ドナルドフェイゲンのAGY
が
原発ニュースのどんよりを打ち消してくれた。
明るくなったら
一週間いろんな思い出を作ってくれた我が家を後に
早くも雨がぱらつき始めて
調子の良い年には、釣れると言う情報から
多田港で道草したかったけれど
先を急ぐ
30分程の
赤泊では
トライアル大会中
僕もやってみたいのだが
そんなお金は、無い。
そこから少し走ると
カニ船直営のお店が
寄る気など全く無かったのに
光光と光る店内に吸い込まれて
それだけで十分に堪能出来そうなカニが
215円
に堪らず
これ 食べていくので お願いします。
長野や直江津辺りの冷凍物だと
その蟹らしい風味の「カニ味噌」は、絶対食べれないけれど
ここの冷凍してない茹でたてのやつは、
弁当箱の味噌の部分も足を殻から引き出したときの
その繊維の回りに薄く纏うカニの旨みの様うな味噌が
最高な風味で215円で十分満足して
お店を出ると
雨
予報では、午後から雨だったのに
既に本降りでカッパを着る
島に渡った時に美味しかった二郎らーめんのお店で
帰りに「亀の手」らーめんを食べていく約束をしたけれど
これからますます下り坂の予報が脳裏によぎって
亀の手らーめんは、また今度の機会に
と
安カッパのサウナスーツ状態で小木を目指す。
小木に行けばお風呂に入れる
そう思うと
蒸れ蒸れのカッパも間もなく解放されるんだ
と気合も入る。
しょぼいパチンコ屋を過ぎれば小木は間もなく
鄙びた商店街を過ぎて
小高い丘の上のお風呂までは、
ギアを一番軽い所まで降ろして
すっかり汗が噴出した頃に
到着
が
硬く閉まった入り口の横の看板には、
営業時間 正午~
がぁぁぁん
フェリー出港の寸前じゃん
どうすんだ このムレムレ
とショックのまま
ぼうぜん
だけど
小雨でおろおろしている場合じゃない
しょうがないから街に戻ると
なんとも素朴なドーナッツが
なんの飾りも無いニビール袋に大汗かいて
ホウロウのトレーに並んでいて
ねぇ あたし 美味しいから 買ってぇ!
と確かに聞こえた。
自転車を降りて誰も人の気配の無いお店で
こんにちわと声を掛けると
まさにそのどーなっつにぴったりのおばちゃんの
物静かな笑顔が見えて
さっきのドーナッツを指さして1つお願いした。
店内は、
レトロなカキ氷機と器と土間コンクリートに
パイプ椅子
残念ながらそれは、夏だけとの事で
夏に佐渡に来る楽しみが出来た事で
お風呂に入れなかった事の諦めが付いた。
それにしても
フェリー乗船までにはまだ4時間以上
どう過ごせばイイだろう
とフェリー埠頭の横の公園のベンチで
雨宿り
ちょっと取り合わせが変だけど
ただ好きな物
さっきのドーナッツ から揚げ ビール
を食べながら考えた。
途中で長野からの釣り人のおっちゃん2人に取材されて
なんだか
そりぁ頭がいいネェ
と子供を褒めるみたいに関心されたが
複雑な気持ちになりつつも
雨が止んだ事と
おっちゃんに今回の旅の事を話した事で
アオリイカ釣り
も大事なお題だった事を思い出して
どうせ釣れないけど
もう一本ビールを飲むよりは、イカ釣りの方が健康的だろう
と言う理屈でアオリイカ釣りをする事に。
会社方式のタライ船埠頭を過ぎて
堤防根元の東屋に自転車を止めて出撃。
堤防が折れ曲がる部分は、
毎年無数の墨跡が有るけれどやっぱり今年は、2,3つぶ
そこを通過して
やっぱり
先っぽフェチ
なので堤防先端を目指すと
やっぱり
先端も墨跡パラパラ
まぁキャストの練習と割り切ってひたすらキャストキャスト
遊覧船にエギを持って行かれたりして凹むけど
最初から本気なエギジャナイから平気
でも
ちょーほっとけで引き上げたら腰に噛み痕
って居るじゃん
でタフった時の
切り札投入するけど
シーン
で
やっぱり
駄目だよねっ
そんな
おなじ堤防で
我が家の反抗期な子供達よりも遥かに年上なのに
なんとも仲良しで夢中に釣りを楽しむ
親子連れの姿が何とも
微笑ましくて
(この後思わぬ展開の素になるんだけと ・・。)
こんな釣れない状況を癒してくれて
釣りを始めてから2時間が経過した頃
海面がざわざわして来て
今年初めて海で
ベイトの雰囲気を感じて
そのざわつきにエギを投げたら
きた!
来ちゃいましたよ!
ちっさいケド。
なんだょ
松ヶ崎で釣れれば
お手手も足も胴体もとんびも大事に食べてあげたのにぃ
と
この場で食べる訳にもいかないから
癒していただいたお礼では無いけれど
持って帰れないから
さっきの微笑ましい親子さんに差し上げたら
すごく感謝されて
ほんと素晴らしいご家族で
やさしいお父さんと少しお話をして
どうやら同じフェリーに乗る様で
もうそろそろ時間なので
引き上げる事に
釣り道具の片付けながら
このご家族としばしお話をすると
珍しい事に
奥様が一番釣りにのめり込んでいるらしく
その情熱にやさしいお父さんが付き合ってあげていて
それなりなお子さん達も釣りを始めたばかりで
小さい魚でも楽しめる状態でお互いが同じレベルで
楽しんでるらしくそれであんなに楽しそうに釣りを
していた事が納得できた。
それはそれとして
奥様がのめり込んでいるのが
まさにアオリイカ釣りで
この厳しいシーズンなのに
なんでも
小木の下の方で数十杯上げましたよ!
って
そんなぁ
それって こんなシーズンに凄腕ですよっ!
っと驚きとともに
ふと
ちょっと俺
今シーズン
このままで 終わって いいのか?
って
寝た子を起こされてしまった。
けど
もう帰る日なんですけど。
と
もっと凄腕奥様の取材をしたい所だけど時間切れ。
後ろ髪を引かれる思いでフェリーに乗り込む。
最後のお題の為に充電すべく
500の缶ビールにポテチで
14番窓側を確保して
速攻宴会モードに
ショートメールが1通
長野は、雨だよ
に
あっさり最後のお題
自転車で海から自宅まで戻るは、諦め
またも
おばちゃん達に囲まれて
言葉の洪水
の中で眠った。
出発前に
もし輪行袋を持って来れば
お題を遂行する気力が萎えるからって
わざわざ持ってこなかったのに
雨の知らせには、
来る時のムレムレの記憶
から
あっさり諦めた自分が居て
お迎えの車に自転車を投げ込んで
久々の車は、早いもんだと関心しつつ
ただいまぁ
なんだけど
凄腕奥様の情報が忘れられず
・
・
・
・
4日程社会復帰
・
の後
・
・
・
勤続20周年リフレッシュの旅
後編
「72時間耐久
あおりいか釣り納得するまで帰えんないぞ編」
に
つづく