●歩いた日:2016年4月7日(木)
●歩いた所
・花 館:柳町、間倉洲崎、間倉
・神宮寺:上蒲、蒲、金葛古川敷、萩原
・四ツ屋:下袋、砂崎、長者屋敷
●歩いたログ(足跡)(道のり8.3km)
(以上の地図:国土地理院)
「玉川」の堤防際のあぜ道をさらに進むと見事な老木がある。
📷006:「下袋」の古い道跡
木の名前はわからないが、見事な枝ぶりでかなりの樹齢と思われ、今に残っていることに感謝したい気持ちになる。ここは明らかに昔の道が通っていたところである。
老木の向こうに橋があって大きな水路が横断している。堤防の上にある建物はその水門で、水路の水を川に流したり、川の増水時に水が流れ込まないようにする施設である。
最後にご覧いただくが、S23年の航空写真にも、水路が「玉川」が注ぐすぐ脇に木立の影が映っている。
すぐ奥の木立は前掲📷005に写る木々である。
「下袋」の集落に入ってからも堤防沿いに進む。突き当たったところで左前方をみると、家と家の間をぬうように細い道が通じている。老木脇の古い道の先はこの道につながっていたのだろうと思い、そちらに向かう。この辺りの字名は「砂崎(スザキ)」である。家々の間を抜け、丁字路に出たところで振り返る。
📷007:「砂崎」の道
写真の車の近くで、何やら作業をしているお爺さんがいたので、「この道は昔からの道じゃないですか」と仙北弁で訊いてみる。すると、「んだ。昔は野菜を大曲の方に売りに行く「松倉」(ここから2km程北)の人がしょっちゅう行き来したもんだ」と教えてくれた。
ここにも今はハウスが立ち並んで野菜作りが盛んなのは、そんな姿を目にしていたからかもしれない。
家々の佇まいを眺めながら集落の北側の外縁を巡るように歩いて行くと、昔の風情を残す細い道がある。
📷008:杉木立の細道
木々の奥に生垣があるところをみると、これらの杉の木は両脇の家の屋敷に植えられた屋敷林と思われる。こんな風景を見ると何十年もの昔にタイムスリップしたような気持ちになってくる。左の杉はまだ小さいが、道が狭いので互いに枝を接してトンネル状になっている。
さらに北の方に進む。右手は「長者屋敷」である。少し行くと、また、家々の間をぬうような細い道があるので、そこを通り抜けて集落の西側の道に出る。
(その4に続く)