水曜日のシネマ日記

映画が大好き♪
水曜日に劇場で映画を観る機会が多い私の映画・DVD鑑賞記録日記です。

この結末にしてこのタイトル。『愛、アムール』

2013-03-23 08:00:00 | 映画【あ行】
第65回カンヌ国際映画祭で最高賞にあたる
パルムドールを獲得した作品です。


映画の評価 ★★★★☆ 考えさせられる映画


●以下ネタバレがあります●


・・・うーん。

この映画、やっぱり
いかにもカンヌ国際映画祭
高評価されそうな作風でした。


2006年に劇場で観た
『ブロークン・フラワーズ』
2007年に劇場で観た
『ボルベール<帰郷>』の感想にも書きましたが
私の中でのカンヌ映画祭高評価作品の印象は・・・


ストーリーに起伏が無く
作品全体的に静かで淡々と描いている。


ラストシーンは抽象的。


映画を観ている観客側に映画の解釈を委ねている。


こんな感じなのですが
今回の映画もこれらが該当する作品でした。

同じフランスを舞台にしている作品でも
昨年劇場で観た映画
『最強のふたり』とは対極的な内容
静かに始まり静かに終わった今回の映画。

『最強のふたり』では人との絆を通して
生きる事の喜びを描いたのに対し、
この作品では夫婦の絆がある故の
生きる事の苦しみを描いています。

ご近所さんから励まされても
実の娘から心配されても
結局は誰も救う事が出来ない現実。

経済的には豊かであっても
金銭では解決できない苦悩。

日に日に壊れてゆく妻を止める事は出来ず
ただただ見守る事しか出来ない毎日。

年老いた妻を献身的に介護する夫には
妻に対する愛情が溢れていました。


憎しみなんてひとつもなかった・・・


そして
この結末にしてこのタイトル。


日本でもこういったケースは
何度かニュースで報道された事がありますが
私にとっても他人事では済まされない問題です。

高齢化社会の日本の未来は
果たしてどうなるのか・・・

この映画の内容は
ある意味、万国共通の悩みと言っても
過言ではないのかもしれません。


【2013年3月20日(水)TOHOシネマズ流山おおたかの森にて鑑賞】
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