水曜日のシネマ日記

映画が大好き♪
水曜日に劇場で映画を観る機会が多い私の映画・DVD鑑賞記録日記です。

親としての信念は?『おおかみこどもの雨と雪』

2012-07-22 01:30:00 | 映画【あ行】
おおかみおとこと恋をした女性とその子供たちの物語です。


映画の評価 ★★★☆☆ 違和感のある映画


●以下ネタバレがあります●


うーん・・・
私はこの映画、ダメでした。


全く感動しなかったし、泣けもしなかった。


2006年の7月に劇場で観た
『時をかける少女』
2009年の8月に劇場で観た
『サマーウォーズ』
とってもとっても好きだったのに・・・


今回の映画も内容的にはファンタジーだから
あり得ない表現は当然なのですが
そんな中でも妙な部分は現実的だったので
私は終始なーんか違和感がありました。


一番違和感があったのは花の言動。


花の子供たちは成長し小学校へ通い始めますが
息子の雨は小学3年生あたりから
学校へ行かなくなります。


いわゆる登校拒否ってやつ。


雨は自然界での生活が楽しくなって
人間の生活が自分に合わない事を悟ります。

母親の花は
雨が特殊だから仕方ないと思っているからなのか
学校へ行かない雨を諭すことなく
彼の好きなように山へ行かせる日々を送らせます。

それが1年以上続いたであろう中
ある日、突然、花は雨に
「お願いだから山へは行かないで。」
と言い出します。



・・・えっ?


なんで?


今さら「行くな。」・・・ってか?



花は雨が山の先生の所へ通いだしたのを知っていたし
山の先生に挨拶もしていますから
雨が何をしていたのか百も承知だったはずでは???


それとも大雨が降って危険だから?


雨が山の先生の代わりになる使命感を持ったから?


それで花は学校で迎えを待つ雪を
ほったらかしにして
雨を連れ戻そうと追いかけて
山の中へ行っちゃいます。


・・・ひとり待たされる雪の事は心配じゃなかったんだろうか。


最終的に花は
雨が選んだ自然界での生活
思いっきり応援するのですが・・・



だったら途中でいきなり「行くな。」なんて言わずに
登校拒否を容認した頃と変わらず同じように
ずーーーーっと雨の行動を応援してやれよ!



って思ったのは私だけ?


多分、一番の見所であろう
雨を見送る最後の感動のシーン
私はを返したような花の姿に
結構シラけちゃいました。


花が雨に対して
人間らしく生きてもらいたいと望むのならば
雨が学校へ行かなくなった時点で
学校へ通うよう何とかするのが
親の責任だと思うのです。

逆に雨の気持ちを尊重して
「学校なんて行かなくて好きにしてイイよ~」
という花の子育て方針ならば
雨に自己責任を持たせ
親の気持ちを押し付けず
本人の好きにさせるべきだと思うのです。


花には子供を産む決心をした時から最後まで
親としての信念を途中でブレさせる事なく
ずっと同じスタンスで貫いて頂きたかったなー。


劇中の雨と雪は
自分たちの生き方を尊重してくれた花の事を
最終的には感謝しているようでしたが
現実に置き換えて考えてみると・・・どうなんでしょ?


例えば
学校へ行かずして「引きこもり」になった子供は
それを許してくれた親に対して
大人になってからも社会に出られず
「引きこもり」続けちゃった場合であっても・・・

「引きこもり」を許してくれた親に感謝するのでしょうか。


そして「引きこもり」を許した親は
我が子の行く末に責任が持てるのだろうか・・・


【2012年7月21日(土)TOHOシネマズ市川コルトンプラザにて鑑賞】
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2 コメント

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同意です (おくやぷ)
2012-08-01 08:45:17
わたしもこの作品、ダメでした
合う人もいると思うのですが、自分には合わなくてもやっとなりました
ファンタジーだからいいか…とも思ったのですが
父親の関連はいれなくてもいいようなリアル描写があったり
それにしては父が狼人間としてこの世界に生きてきた苦悩やら想いも感じられないしその辺のリアルはなし(父の最後からすると大変軋轢があったと思うのに)
つまり、この世に自分と同じ立場のものを生み出す行為も、愛で片付くあたりがスィーツです
…と感じました
コメント返信 (テクテク)
2012-08-01 21:31:34
>おくやぷさま
こんにちは
いろんな方のブログを通して感想を拝見したのですが…
この映画は絶賛されている方が圧倒的に多いようですね

この映画に対して
私が好意的に受け取れなかった理由を考えてみましたが
説明不足が原因なのではないか
という結論に達しました

おっしゃられている通り
父親である「おおかみおとこ」の苦悩も分かりませんでしたし
彼が大学へ通っていた理由も不明

子育ての素晴らしさや大変さ以外に
差別や偏見に対する愚かさを描くにしても
もう少し具体的な表現を盛り込んだ方が
伝わりやすかったように感じました

結果的には美談になってはいますが
そこに辿り着くまでの過程が雑だった事は
否めないと思います

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