水曜日のシネマ日記

映画が大好き♪
水曜日に劇場で映画を観る機会が多い私の映画・DVD鑑賞記録日記です。

十人十色。『大統領の執事の涙』

2014-02-22 09:30:00 | 映画【た行】
ホワイトハウスで7人の大統領に仕えた
黒人執事の人生を描いた作品です。


映画の評価 ★★★★☆ アメリカの歴史を知る映画


●以下ネタバレがあります●


この映画を観る前に
「アメリカの大統領に仕えた黒人執事の物語」
という情報は知っていましたが
私がイメージしていた内容とは
少し様子が違いました。


これは黒人執事の物語というよりは
アメリカで暮らす黒人一家の物語。


黒人に対する人種差別が露骨に激しかった時代、
そんな世の中を彼らはどうやって生き抜いたのかが
鮮明に描かれています。


中でも興味深かったのは
同じ差別を受ける黒人同士の中でも
全て同じ考え方ではなかった事。


「ハウスニガー」の経験をアピールする男
「ハウスニガー」という言葉をたしなめる男。


白人に仕える仕事に信念を持つ父親と
白人に仕える仕事を疑問視する息子。


理不尽な差別を受ける国と戦う決意をした兄と
ベトナムで国の為に戦う決意をした弟。


「黒人のプライドがない」と執事を批判する男と
「黒人のイメージを変えた」と執事を称賛する男。



同じ境遇を生きた人間であっても十人十色。


ただ事実に基づき淡々と映像化するのではなく
辛く理不尽な差別にさらされた黒人の内面を
様々な角度から見事に描き出しています。


恨み節だけを残すのではなく
手段や結末は違えども
当時のアメリカと向き合っていた黒人の人たち。


だからこそ成立する物語であり
心に残る作品なのだと思いました。


【2014年2月19日(水)TOHOシネマズ市川コルトンプラザにて鑑賞】
『映画・DVD』 ジャンルのランキング
コメント   トラックバック (26)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 前作よりも面白い!『マイティ・... | トップ | 大人へと変わるまで。『キック・... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

26 トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。
映画:大統領の執事の涙 The Butler 黒人執事からみた、アメリカ現代史。 (日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~)
奴隷からのし上がってなんと大統領執事となり、7人の大統領に仕えた男(フォレスト・ウィテカー)の波乱に満ちた人生。 これを描く監督は、リー・ダニエルズ(「プレシャス」「ペーパーボーイ 真夏の引力」「チョコレート」) この点で、一定以上の水準が確実にある....
大統領の執事の涙 (あーうぃ だにぇっと)
大統領の執事の涙@アスミック・エース試写室
『大統領の執事の涙』 2014年2月5日 一ツ橋ホール (気ままな映画生活(適当なコメントですが、よければどうぞ!))
『大統領の執事の涙』 を試写会で鑑賞しました。 リー・ダニエルズ監督が来日していて急遽登壇いたしました。 陽気な監督でした。(ちなみに黒人です) 【ストーリー】  綿花畑で働く奴隷の息子に生まれた黒人、セシル・ゲインズ(フォレスト・ウィテカー)。ホテルの...
映画『大統領の執事の涙』★時代ととともに~父の涙 (**☆(yutake☆イヴのモノローグ)☆**)
        作品について http://cinema.pia.co.jp/title/163357/ ↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。     ホワイトハウスの執事として、アメリカ大統領数名に仕えた執事セシルを 大好きな ...
劇場鑑賞「大統領の執事の涙」 (日々“是”精進! ver.F)
誇りと信念を持って… 詳細レビューはφ(.. ) http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201402180001/ 【送料無料】大統領の執事の涙 [ ウィル・ヘイグッド ]価格:1,470円(税込、送料込) 【当店専用ポイント(楽天ポイントの3倍)+メール便送料無...
映画『大統領の執事の涙』観てきた~ジ━━…(〃´-`〃)…━━ン (よくばりアンテナ)
奴隷から大統領執事になった男の目を通して、 アメリカの黒人差別問題の歴史を見る物語。 公式HPはコチラ 実在の人物がモデルだそうです。 綿花畑の奴隷の息子として生まれ育ったセシルは、 ある日、屋敷の主に父を目の前で撃たれた。 家働きの下男となり、そ...
大統領の執事の涙 ★★★★ (パピとママ映画のblog)
実在したホワイトハウスの黒人執事の人生をモデルにしたドラマ。奴隷から大統領執事となり、7人の大統領に仕えた男の波乱に満ちた軌跡を追う。主演を務める『ラストキング・オブ・スコットランド』などのフォレスト・ウィテカーを筆頭に、ジョン・キューザック、ジェーン....
大統領の執事の涙 (うろうろ日記)
試写会で見ました。 【私の感覚あらすじ】子供時代から執事を終えるまでの出来事を追
大統領の執事の涙 / Lee Daniels' The Butler (勝手に映画評)
ユージン・アレンと言う8代の大統領に使えた実在の執事の人生を元に描いた、1950年代から1980年代のアメリカの戦後史。 物語の始まりは、1920年代のアメリカ南部から始まるのですが、まだまだ黒人差別が有る時代が描かれています。ネタバレになってしまいますが、いきな...
「大統領の執事の涙」 犬と狼 (はらやんの映画徒然草)
この作品のような黒人の公民権運動を題材にした作品を観ると、これがたった1世代前の
大統領の執事の涙 (映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ~)
評価:★★★★【4点】(AF) 人間いくつになっても学ぶことがあるな~と改めて思い知る。
大統領の執事の涙 (映画的・絵画的・音楽的)
 『大統領の執事の涙』を新宿ピカデリーで見ました。 (1)本作は、アイゼンハワーからレーガンまで7人のアメリカ合衆国大統領に仕えた黒人執事の半生を描いた映画であり、アメリカで大ヒットしたということなので、映画館に行ってきました。  映画の冒頭では、主人公の...
『大統領の執事の涙』 (京の昼寝~♪)
□作品オフィシャルサイト 「大統領の執事の涙」□監督 リー・ダニエルズ □脚本 ダニー・ストロング □キャスト フォレスト・ウィテカー、オプラ・ウィンフリー、ジョン・キューザック、       ジェーン・フォンダ、キューバ・グッディング・Jr、テレンス...
大統領の執事の涙/LEE DANIELS' THE BUTLER (我想一個人映画美的女人blog)
ランキングクリックしてね ←please click アカデミー賞作品賞ノミニーやGG賞ノミニー、トロント映画祭で最高の観客賞受賞の「プレシャス」や 「ペーパーボーイ 真夏の引力」のリー・ダニエルズ監督が、 1950年代から80年代という長い間ホワイトハウス...
大統領の執事の涙 (はるみのひとり言)
試写会で観ました。奴隷から大統領の執事に上り詰め、ホワイトハウスで歴代大統領7人に仕えた黒人執事セシル・ゲインズと、その家族の人生を描くヒューマンドラマ。綿花畑の奴隷として生まれたセシルは、子供の頃父親を白人の主人に撃ち殺されてしまいますが、ハウスニガ...
大統領の執事の涙 (心のままに映画の風景)
奴隷解放後も差別が日常的に行われていた時代。 南部の農園で両親と働くセシル・ゲインズは、農場主に父親を殺された後、ハウス・ニガーとして作法を叩き込まれる。 やがて町に出たセシル(フォレスト・ウィテカー)は、幸運な出会いと努力の結果、高級ホテルのボー...
大統領の執事の涙・・・・・評価額1700円 (ノラネコの呑んで観るシネマ)
その時、執事は見ていた。 「プレシャス」「ペーパーボーイ/真夏の引力」など、ハードな人間ドラマを得意とするリー・ダニエルズ監督の最新作。 ホワイトハウスで34年間に渡り執事を勤めた実在のアフリカ系アメリカ人、ユージン・アレンの生涯にインスパイアを受け、...
映画「大統領の執事の涙」 (FREE TIME)
映画「大統領の執事の涙」を鑑賞しました。
「大統領の執事の涙」 (みんなシネマいいのに!)
 ホワイトハウスで歴代大統領7人に仕えた黒人執事の物語。 公民権運動やベトナム戦
映画『大統領の執事の涙』を観て (kintyre's Diary 新館)
14-21.大統領の執事の涙■原題:The Butler■製作年、国:2013年、アメリカ■上映時間:132分■料金:1,800円■観賞日:2月23日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ(六本木) □監督・製作:リー・ダニエルズ◆フォレスト・ウィテカー◆オプラ・ウィンフリー◆...
大統領の執事の涙 (こんな映画見ました~)
『大統領の執事の涙』---LEE DANIELS' THE BUTLER---2013年(アメリカ)監督:リー・ダニエルズ出演:フォレスト・ウィテカー 、オプラ・ウィンフリー 、ジョン・キューザック 、ジェーン・フォンダ 、キューバ・グッディング・Jr、テレンス・ハワード、...
『大統領の執事の涙』 人間の範囲はどこまでか? (映画のブログ)
 西洋で発明されたものはたくさんある。  映画にラジオにレコード、蛍光灯に冷蔵庫に洗濯機、さらに自動車、飛行機、潜水艦といった物質的なものはもとより、大航海時代には遠方への航海のために多くの人から出資を募る株式会社の仕組みが考案され、統治システムとして...
大統領の執事の涙 (C’est joli~ここちいい毎日を♪~)
大統領の執事の涙 '13:米 ◆原題:LEE DANIELS' THE BUTLER ◆監督:リー・ダニエルズ「ペーパーボーイ 真夏の引力」「プレシャス」 ◆主演:フォレスト・ウィテカー、オプラ・ウィンフリー、ジョン・キューザック、ジェーン・フォンダ、テレンス・ハワード、レ...
アメリカ現代史~『大統領の執事の涙』 (真紅のthinkingdays)
 The Butler  南部の白人家庭で、給仕などを担当する 「ハウスニガー」 として育ったセ シル(フォレスト・ウィテカー)は、大統領の執事に抜擢され、ホワイトハウスで 働くことになる。  1950年代から80年代にかけてのアメリカに実在した、7人...
大統領の執事の涙 (とりあえず、コメントです)
8人の大統領のもとで働いた実在の執事をモデルにアメリカの激動の歴史を描いた人間ドラマです。 予告編を観た時から、主人公がどんな人生を送ってきたのか気になっていました。 過酷な少年時代を経て執事になってからも、時代の大きな変化に家族共々翻弄されていくような...
大統領の執事の涙 (いやいやえん)
【概略】 ホワイトハウスで7人の大統領に仕えた黒人執事の視点から、揺れ動くアメリカとその時代に翻弄される家族の物語を、実話をベースに描く。 ドラマ 非暴力による誇りと戦い。 早足で中途半端な感じは否めない。黒人の虐げられてきた歴史や、歴代大統領の...