
戦犯となり絞首刑を宣告される一人の男性の物語です。
映画の評価 ★★★☆☆ 普通の映画
●以下ネタバレがあります●
この映画は
フランキー堺主演の「私は貝になりたい」を
リメイクした作品ですが、
私の記憶の中にはオリジナル作品の印象が
おぼろげながら残っています。
幼少時代にテレビで見たモノクロの映像の中で
特に印象に残っているシーンは、
ロープの吊るされた上を見据え、
静かに十三階段を上るフランキー堺の場面で、
当時の私はそれを見て泣きながら
「・・・戦争は怖い。」と思った事を覚えています。
大筋の内容は覚えていたものの、
詳細はすっかり忘れていたので
今回この映画を観てみる事にしたのですが、
幼少時代の私の持つイメージとは
ずいぶん違った雰囲気の作品になっていました。
・・・と言うのも、
今回の映画は全く怖くない戦争映画でした。
戦時中の厳しい訓練シーンや、
焼け野原になってしまった町並み、
多くの犠牲者の遺体が積み上げられたりと、
当時の再現は良く出来ていると思うのです。
そうであったとしても、
劇中に登場する人物の持つ背景や、
気持ちの描き方が浅いせいか、
無実の罪に対する裁きを受ける主人公、
清水豊松の悔しさや悲しさが
私にはあまり伝わりませんでした。
それ以外でも
登場人物の気持ちの見せ方に捻りがなく、
出来事のそのまんまを
台詞や大袈裟な程の演技で
ただ表現しているだけなので、
表面をサラリとなぞっているだけにしか
私には感じられませんでした。
豊松の妻である房江の献身ぶりも
行動としては分かるのですが、
私にはそれだけでしかありませんでした。
「私は貝になりたい・・・。」
という台詞で締めくくられるラストシーンにも、
オリジナル作品を観た幼少時代は、
オイオイ泣きながら
「そうだよね・・・。」と
子供心ながらに思った記憶があるのですが、
今回の映画では、
取って付けたような台詞にしか感じらず、
「・・・なんで貝?」と思ってしまうほど、
事の重大さがイマイチ伝わりませんでした。
「戦犯」を題材にした作品には
今年の3月に劇場で観た『明日への遺言』がありますが、
こちらの映画の方が
断然説得力もありますし、
観客に訴えかけるモノが明確です。
それを思うと、
残念ながら今回の映画では
同じ「戦犯」を題材にしながらも
『明日への遺言』で伝わってきた
戦争の残した重みが全く感じられず、
かといって戦争の部分以外での
人間ドラマの深さも感じられませんでした。
そんな事をあれこれ考えていた時、
以前、私がテレビを見ていて感じた
こんなエピソードを思い出しました。
あるバラエティー番組で、
「泣けるイイ話」のコーナーがあり、
とあるお笑い芸人コンビの話が紹介されていました。
それは、コンビのひとりがパニック障害になってしまい、
人前に立つ事が怖くて仕方ない日々が続いた時の実話でした。
電車に乗って現場に行くことすらままならなかった彼を
静かに支えてくれたのが相方だったそうで、
パニック障害になった本人からの目線の話として
その時は紹介されていました。
それには私も感動し、思わず泣いてしまいました。
それから数日後、
違うバラエティー番組を見ていた時、
偶然同じ話をしている場面を目にしたのですが、
その時は、パニック障害を支えた側の相方が
当時の様子を語っていました。
するとどうでしょう・・・。
あれ程「感動的だった話」が
「凄くイヤらしい自慢話」に聞こえてしまったのです。
結局、今回の映画もこれと同じような事で、
人の心を動かす名作のリメイクであったとしても
その伝え方の手法を誤ると
過去の産物を再現しただけの
戦争映画にしかならないという、
観客に伝える事の難しさを
証明したような作品だった気がします。
【2008年11月23日(日)TOHOシネマズ市川コルトンプラザにて鑑賞】
映画の評価 ★★★☆☆ 普通の映画
●以下ネタバレがあります●
この映画は
フランキー堺主演の「私は貝になりたい」を
リメイクした作品ですが、
私の記憶の中にはオリジナル作品の印象が
おぼろげながら残っています。
幼少時代にテレビで見たモノクロの映像の中で
特に印象に残っているシーンは、
ロープの吊るされた上を見据え、
静かに十三階段を上るフランキー堺の場面で、
当時の私はそれを見て泣きながら
「・・・戦争は怖い。」と思った事を覚えています。
大筋の内容は覚えていたものの、
詳細はすっかり忘れていたので
今回この映画を観てみる事にしたのですが、
幼少時代の私の持つイメージとは
ずいぶん違った雰囲気の作品になっていました。
・・・と言うのも、
今回の映画は全く怖くない戦争映画でした。
戦時中の厳しい訓練シーンや、
焼け野原になってしまった町並み、
多くの犠牲者の遺体が積み上げられたりと、
当時の再現は良く出来ていると思うのです。
そうであったとしても、
劇中に登場する人物の持つ背景や、
気持ちの描き方が浅いせいか、
無実の罪に対する裁きを受ける主人公、
清水豊松の悔しさや悲しさが
私にはあまり伝わりませんでした。
それ以外でも
登場人物の気持ちの見せ方に捻りがなく、
出来事のそのまんまを
台詞や大袈裟な程の演技で
ただ表現しているだけなので、
表面をサラリとなぞっているだけにしか
私には感じられませんでした。
豊松の妻である房江の献身ぶりも
行動としては分かるのですが、
私にはそれだけでしかありませんでした。
「私は貝になりたい・・・。」
という台詞で締めくくられるラストシーンにも、
オリジナル作品を観た幼少時代は、
オイオイ泣きながら
「そうだよね・・・。」と
子供心ながらに思った記憶があるのですが、
今回の映画では、
取って付けたような台詞にしか感じらず、
「・・・なんで貝?」と思ってしまうほど、
事の重大さがイマイチ伝わりませんでした。
「戦犯」を題材にした作品には
今年の3月に劇場で観た『明日への遺言』がありますが、
こちらの映画の方が
断然説得力もありますし、
観客に訴えかけるモノが明確です。
それを思うと、
残念ながら今回の映画では
同じ「戦犯」を題材にしながらも
『明日への遺言』で伝わってきた
戦争の残した重みが全く感じられず、
かといって戦争の部分以外での
人間ドラマの深さも感じられませんでした。
そんな事をあれこれ考えていた時、
以前、私がテレビを見ていて感じた
こんなエピソードを思い出しました。
あるバラエティー番組で、
「泣けるイイ話」のコーナーがあり、
とあるお笑い芸人コンビの話が紹介されていました。
それは、コンビのひとりがパニック障害になってしまい、
人前に立つ事が怖くて仕方ない日々が続いた時の実話でした。
電車に乗って現場に行くことすらままならなかった彼を
静かに支えてくれたのが相方だったそうで、
パニック障害になった本人からの目線の話として
その時は紹介されていました。
それには私も感動し、思わず泣いてしまいました。
それから数日後、
違うバラエティー番組を見ていた時、
偶然同じ話をしている場面を目にしたのですが、
その時は、パニック障害を支えた側の相方が
当時の様子を語っていました。
するとどうでしょう・・・。
あれ程「感動的だった話」が
「凄くイヤらしい自慢話」に聞こえてしまったのです。
結局、今回の映画もこれと同じような事で、
人の心を動かす名作のリメイクであったとしても
その伝え方の手法を誤ると
過去の産物を再現しただけの
戦争映画にしかならないという、
観客に伝える事の難しさを
証明したような作品だった気がします。
【2008年11月23日(日)TOHOシネマズ市川コルトンプラザにて鑑賞】










なるほど・・オリジナル版見た方は、やっぱりちがうんだな。
私の場合は、まったく知らなくてみたんで、衝撃度も高かったかも。
主演が中居クンじゃなかったら最後までみれたかどうか・・それほど辛い映画でした。
名作のリメイクというのも、確かに考えものかもしれないね。違和感も感じたのもわかる気がする。
フランキー堺版、みたくなりましたよー。
今日「私は貝になりたい」を鑑賞してきた者です。
色々レビューを読んでいて、tekutekuさんのレビューにたどり着いて、私の感想とと真逆だったのもあり、色々考えさせられて思わずコメントを書き出してしまいました。
感想が真逆だからと言っても、tekutekuさんのレビューに不満は全くありません。
「そう言われればそうだな・・。」と何度も思いながら読ませて頂きました。
私も幼少の頃にフランキー堺さんの映画を観ておりまして、さらに所ジョージさんのテレビドラマも観ました。
フランキー堺さんの映画をテレビで観た時は、小学校低学年だったと思います。
幼すぎて詳しい内容が理解しきれずに「どうしてこの人が死ななければならないんだろう。」という衝撃の大きさだけ残っています。
所ジョージさんのドラマでやっと内容も良くわかり、
「戦争の理不尽さ」というものを伝えるためにも、あるべき作品なのだと思いました。
ただ、どちらも「どうして貝なんだろう・・・」と思ったのを覚えています。
今回「いつものように映画館に行っていつものように観たなら私もこう感じた気がする・・・」と、tekutekuさんのレビューをしみじみ読ませて頂きました。
実は今日私の横にも後ろにも前にも80歳を超えてると思われる方が座っていらしたのです。
(今日はシルバーデーだったかと思ってしまいましたが
そして、映画の裁判のシーンの時でした。
「あなたはその命令を断ろうと思わなかったのか?」の台詞に私の席よりずっと手前にいらした男性の老人が大きな声で「上官の命令を断れる訳あるか!ばかやろう!」と怒鳴ったのです。
普通なら「映画館でかんべんしてよ」と思うような場面ですが、「あの人はきっと私には計り知れない自分の体験を持ってして怒鳴ったのだわ。」と、思った瞬間、なぜか体が硬直し映画にハマり込んでいってしまいました。
その後も周りのご老人でも特に男の方が、びっくりするくらい何度も泣いていらっしゃるのが聞こえ、映画がものすごくリアルに思えて、心底戦争がこわいと思いました。
先日脚本家の橋本氏のインタビューをテレビで拝見し、この脚本を改訂したいとずっと思っていた理由が、かの黒澤明監督が「これでは貝になれないよ。」とおっしゃった一言であり、今回福澤監督に出した条件が「日本で一番美しい海を見つけること」だったのだと聞きました。
映画の中でその海は国松が死ぬか生きるかを妻と決めた海であり、巣鴨プリズンに連行される時に「必ず帰る」と見つめる海であった訳で、映画ラストにその海が映し出された時に、素直に「ああ・・だから「貝」なのだ・・・。」と涙が止まらなくなりました。
先にも書きましたが、戦争を経験(少なくとも訓練兵としては経験した方々だと思います)した方々の怒りや悲しみを、思いがけず身近で感じながら観る事になった事で、今回の映画は私にとって忘れることのできない衝撃を与えられた映画になったのかもしれないと感慨を覚えました。
もし周りがお年寄りでなければ、もしあの時あの男性のお年寄りが怒鳴らなければ・・・と考えてしまいました。
笑われるかもしれませんが、何かが憑依したかと思うくらい体が重く、映画がものすごくリアルに感じたのです。
tekutekuさんのレビューを読ませて頂かなければ、今日の映画鑑賞について、そこまで深く考えなかったと思います。考える機会を与えて頂きありがとうございます。
tekutekuさんのレビューは私を引き込むものがありました。
失礼ながらいつも良く自分が思う感想に似ている所が
あったのかもと思います。
ちなみに私の得意台詞は「これじゃ意志介入できない!」です(笑)
映画とはその人の経験や、見た時の状況、時には俳優によって感じるものが違うのだろうな・・と思いました。
十人十色といいますか・・・。だからこそ映画はおもしろいのでしょうね。
長々ととりとめのない文章で本当に失礼致しました。
投稿するような内容ではないのもわかってますので、承認しては頂くのは無理だろう・・と自覚しております。
自己満足で書き綴って本当に失礼をしているとも思っております。
ごめんなさい。
こんばんは
私はオリジナル版を観た時の衝撃が大きかったのと、
ストーリーも分かっていたせいか、
この映画は正直なところ、拍子抜けしてしまいました…
勿論、悪い作品ではないと思うのですが、
何というか…テレビドラマっぽいというか、
私には、どこか浅く感じてしまいました
例えば、巣鴨プリズンの中で、
死刑囚たちが自分達の意思表現の手段として
一斉にアルミの食器をカタカタ鳴らすシーンがありましたが、
以前観たイギリス映画「父の祈りを」という
無実の罪で投獄され父と子を描いた作品の中にも
同じようなシーンがありました
その映画では食器を鳴らしたのではないのですが、
その囚人たちが一斉に行った意思表示のシーンを観た時、
背筋がゾゾゾゾゾ…ッとするような
不思議な感覚を覚えました
きっと、その場面だけをピックアップして観れば、
なんて事はないワンシーンなのでしょうが、
そこに辿り着くまでの過程の描き方が上手かったからこそ、
映えるシーンだったと思うのです
そんな感じで、残念ながら今回の映画は
映像だけで戦争の悲劇を表現しているようにしか思えず、
せっかくリメイクするのだから、
もう少し物語の伝え方を考えて欲しかったなぁ…
と思ってしまいました
こんばんは
いえいえ
丁寧なコメントを書いて頂いたのに、
「ごめんなさい」なんて言わないで下さい
とても気持ちの込められた文章に、
私も色々と気づかされた部分もあり、
不快に思うどころか、むしろ感謝しています
長文のコメント、ありがとうございました
この映画に秘められた「貝」という言葉には、
そんな海への思い入れがあったとは
教えて頂くまで全く気づきませんでした
この事を踏まえた上でこの映画を観ていたら、
また違った感想を私も持ったのかもしれません
実際に戦争を体験されたご老人たちがこの映画を観ると、
当時の過酷な日々を思い出されるでしょうし、
言論の自由が当然の事である今の時代だからこそ、
スクリーンに向かって思いのたけを叫んだのかもしれませんね
そういったご老人が劇場にいた事で、
映画に対する気持ちが変わってしまうのも分かりますし、
同じ映画を観るのであっても、
その映画を観る時の自分の状況や心の状態によって、
感想が大きく変わる事があるのは
私も身をもって体験した事があります
何はともあれ、私の感想を読んでいただいた事も含め、
私に違った角度からの視点を提供して頂けた事は
本当に嬉しく思います
余談ですが…
以前、とあるテレビ番組を見ていた時、
「ネットで書き込むブログは一方通行の自己満足だ
と意見を述べられている方がいましたが、
実際にブログを運営している私は、
「それは違う
今回頂いたコメントは
それを証明してくれたようなコメントだったので、
ホントに嬉しかったのです…
う〜む、自分も『明日への遺言』とか『母べえ』を見てれば何かと比較して、もうちょっと抑え目な評価になってたかもしれませんね。戦争や反戦を訴える作品は、表面上の鑑賞が多い自分としては時々間違った見方をしてしまう事が多いので、正直本作も内容云々より中居くんや仲間由紀恵の存在も大きかったかもしれません。
でもこういった理不尽で不当な裁判が実際の戦後でも起きてたんじゃないか?という懸念を抱いてしまい、そう思うと矢野中将が言っていた『国民はこの事を知っているんだろうか・・』という思いつめた言葉が印象に残ってしまいます・・
こんばんは
>戦争や反戦を訴える作品は、
>表面上の鑑賞が多い自分としては
>時々間違った見方をしてしまう事が多いので
この映画に対する感想について、
思いのほか私には何も伝わらなかった事を
いろいろと自己分析しながら考えてみたのですが、
実は、コメント頂いたこの言葉から
意外な事に気づきました
多分、私はこの映画に描かれていた主人公の清水豊松に対して、
人間的に魅力を感じられず、
感情移入できなかったのではないかと…
勿論、理不尽な判決ではあったと思うのですが、
それに対して清水豊松の周囲は頑張っていたのに、
彼自身は流されるだけで、何もしていなかったなぁ…と
そんな事を思ってしまいました
絞首刑を宣告された身で獄中で拘束されている中、
何も出来るはずがないのかもしれませんが、
笑福亭鶴瓶演じる西沢は
アメリカに直訴する為の嘆願書を書いていましたし、
草なぎクン演じる大西は
自分の置かれた立場と向き合い、祈りを捧げていました
でも、清水豊松は西沢に嘆願書を代筆してもらう事にしたり、
妻の房江に署名を集めさせたりと、
人には散々頑張らせていて、
本人は何もしていませんでしたよね
私個人的には、
そういう人任せで「信念のない人」が好きではないので、
清水豊松に対する印象が
「戦争による無実の罪を着せられた悲劇の人」
というのとは
また違ったモノになっていたのかもしれません
この映画を純粋に重く受け止め、涙した方からすれば、
そんな所に着眼する私が変なのかもしれませんが、
今、思い返してみても、
清水豊松の言動に心動かされたシーンは
残念ながら、やっぱり見つからないのです
ちなみに、一番私の心にズシン
草なぎクン演じる大西の
「嫌な時代に生まれて、嫌な事をしたものです」
と、振り絞るような声で言った台詞でした
それも私自身がどうしてなのか分からなかったこと
を言葉にして貰い、スッキリした思いです。
コメントされてる方々それぞれの意見も納得です。
こうして語り合えることで、
また映画を振り返られるっていいですね〜。感謝。
>清水豊松の悔しさや悲しさが
>私にはあまり伝わりませんでした。
そうなんですよ!そして私が期待した家族愛も物足りず…
>表面をサラリとなぞっているだけにしか
>私には感じられませんでした。
これなんです。
時間はたっぷりあったはずなのに、残らない。。。
あ〜これでスッキリしました(^_^;)
こんばんは
>これば実話なんです。
この映画の題材になっている戦争は「事実」ですが、
これって「実話」なんですか
この映画はドラマをリメイクしただけの
「フィクション」だとばかり思っていましたが…
このブログに書いている映画の感想は、
あくまでも私の「映画鑑賞日記」であり、
自分の記録として「正直な感想を書いたまで」の事です
私の感想に不満を持つ気持ちも分かりますが、
私にとっては「全く怖くない戦争映画」だったという
ただそれだけの事です
この映画を「怖い」と感じたのならば、
それはそれでイイんじゃないでしょうか
こんばんは
この映画に対する色々な方の感想を拝見しましたが、
絶賛されている方が多いんですよね
確かに題材としては悪くないと思うのですが、
脚本も含め、描き方に問題があったのではないかと…
ホントに上っ面だけをリメイクしたみたいで、
こんなに心に残らない戦争映画は
久しぶりに観ました
こんにちは
>清水豊松が何もしない流されるだけの人間だから
>感情移入出来ないとのこと。
昨日テレビで観たドキュメンタリー番組で、
無実の罪を訴えながらも裁判で認められず、
囚人になってしまった人の事を知りました
私は、この番組を観ながら
思わずボロボロ泣いてしまいました
それは無実なのに有罪になってしまったという
あまりにも理不尽な司法の裁きを受けた現実に対し、
当事者である本人や家族は、
それをただ嘆くだけでなく、
刑期を終えてからも無実を立証しようと立ち向かう
前向きな姿勢に心を動かされたからでした
時代背景は違うものの、
「私は貝になりたい」という映画と、
このドキュメンタリーの根底にある
「無実の罪に対する理不尽な裁き」は共通しているのに、
何故こんなにも心に届くモノが違うのかと
自分でも驚きました
以前、9.11を題材にした映画
「ユナイテッド93」を観た時にも感想に書きましたが、
「戦争はよくない事だ
「戦争は悲劇を生むだけだ
なんて事は、
言わずと知れた「当然の事」であって、
戦争を題材にした映画を通して
「何を観客に感じさせるか」が重要だと私は思います
同じ「冤罪」がテーマで、
しかも「私は貝になりたい」という映画は
「戦争」という重い題材を使いながらも、
「全く怖くない戦争映画」としか私には伝わらず、
「交通事故」を題材にしたテレビ番組が
私の心を大きく動かしたのは
まぎれもない「事実」なのです
だからといって、
この映画に涙した人を否定するつもりは毛頭ありませんし、
前のコメント返信にも書きましたが、
この映画を「怖い」と感じたのならば、
それはそれでイイんじゃないでしょうか
そうですね。人の感性なんてそれぞれですから。感じとるものがなかったならそれまでの感性でしょうしその人にはそれまでの映画なのでしょう…それを否定するつもりはありません。先入観や好き嫌いもあるし酷評する人も絶賛する人もそれぞれが一時でも平和や幸せに対して考える事が出来たならそれでいいんだと思います。だから色んな人に観て欲しいなぁ
>人の感性なんてそれぞれですから。
>感じとるものがなかったならそれまでの感性でしょうし
>その人にはそれまでの映画なのでしょう…
私はホラー映画や血ドバ系の猟奇的な映画、
パニック映画が苦手で、
「お金を払ってまで気分の悪くなるような映画を観たくない
と思っている人間ですが、
世の中の全ての人が私と同じ気持ちではないでしょうし、
ホラー映画、猟奇的な映画、パニック映画が
大好きな人も当然存在するわけです
「私は貝になりたい」を観て、
この感想を書く私の感性なんて
所詮こんな程度のモノですから、
せっかく戦争を題材にした映画であっても
心に響かない映画でしかありませんでしたが、
感性豊かな人が色々な事を感じ取る事は
素晴らしい事だと思いますよ
こんばんは
この映画に対して
私はこの程度しか感じませんでしたが、
泣けて泣けて感動できたのなら、
それはそれでイイんじゃないでしょうか
是非2回目も観に行って下さい
オリジナル版のサワリだけ観てるのよ〜
そして,そのサワリ(ラストシーンですね)だけでもものすごく強烈でね
「怖い」と思ってしばらく夜が寝られなかったくらいなのね。
フランキー堺さんが演じる豊松が哀れで・・・。
で,リメイク版ですが,オリジナルほどのインパクトはなくとも,訴えることは全く同じように伝わってきました。
白黒がカラーになり,映像が美しくなり,主演が若くなり・・・
その分軽やかな仕上がりにはなったな?と思うし
フランキーさんが演じる主人公と中居さんが演じる主人公は
雰囲気が違うけど,それはそれでいいと思う。
「なんで貝?」とは確かに思ったけど,それで感動が薄れるというものでもなかったな〜
ラストの今風の主題歌だけは違和感あったな〜。
TBさせていただきますね!
こんにちは
やはりオリジナル版の印象が強烈だったせいか、
私はイマイチでした…
なーんか重厚感も感じられず、
「戦争を題材にした娯楽映画」みたいで、
私には物足りない作品でした
この映画が「モノクロ」だったら、
もっと違った雰囲気で伝わったのかもしれませんが、
今どきの若者を「ターゲット」にするならば
それはNGなのかも…
「シンドラーのリスト」みたいに、
あえて「モノクロ」で見せるからこそ
重厚感が更に伝わる戦争映画もあるんですけどね
わたしは、十分感動したし、重みのあるいい映画だと思いましたよ。
戦争の怖さがメインじゃないですから。
子供のときの、昔の印象が強すぎるんじゃないですか?
中居くんのファンは、怒ってきそうです。
こんばんは
私が書いたこの映画の感想について不満に思われている方や、
反論とも取れるコメントを多々頂いておりますが、
だからと言って私の感想は何も変わりません
「コメント返信」で何度も書いていますが、
この映画に感動された方の感想を否定するつもりは
毛頭ありませんし、
感動された方がいらっしゃるのなら
それはそれでイイんじゃないでしょうか
私には「全く怖くない戦争映画」だったという
ただ「それだけの事」です
>戦争の怖さがメインじゃないですから。
これについても
前に「コメント返信」で長々と書いていますが、
同じ「冤罪」というテーマを扱いながらも、
テレビで観たドキュメンタリー番組に
私は号泣してしまった人です
しかも、そのドキュメンタリー番組は
「交通事故」が背景にあり、
おそらく「私は貝になりたい」で伝えたかった部分が、
「戦争」なんて大袈裟な題材でなくとも
このドキュメンタリー番組には詰まっていたのでしょうね
確かに幼少時代に観た
「オリジナル版」のインパクトは強烈でしたし、
「オチ」も分かっていたので
私は今回の映画に対して
さほど「驚き」も「感動」も「恐怖」も
何もなかったのかもしれません
でも、他の映画でオリジナルを超えていると
私に感じさせたリメイク作品も実際に観ているので、
この映画に対してこんな感想しか持てなかった理由は
単に「リメイクだから」というモノでもないと思います
>中居くんのファンは、怒ってきそうです。
…これは何故でしょう
私は映画の感想の中で
中居クンの演技を酷評しているわけでもないですし、
「アンチ・ジャニーズ派」でもありません
むしろ「ジャニーズのタレントは演技が上手い
と思っているタイプの人間ですけどね
映画の良し悪しは観る人によって感じ方が違って当然ですし、
私がここに書いた事は
あくまで「私は貝になりたい」という「1本の映画」に対して
「率直な感想を述べたまで」です
感想をちゃんと読んで頂ければ「分かるはず」ですが、
ただ一方的に酷評しているだけでなく
「何が良かった」と「何が悪かった」の両方を書いていますので…
でも一言(でもないけど)言いたくてお邪魔しました。
見てない私が言う資格もないかもしれないけど
いろんな感想があって当たり前ですよね。
ご自分のブログとはいえ色々な人に見られる以上反感も買うでしょう。
私はしっかりしたお考えだと感心しました。
いろんな感想を真摯に受け止めてちゃんと返されてる。
当たり前かもしれませんが気持ちよく読ませていただきました。
応援してますよ〜
こんばんは
激励のコメント、ありがとうございます
ひとつの映画に対して
誰もが「同じ感想」を持つはずはないですし、
それが許されないのであれば、
それこそ「私は貝になりたい」の背景にあった
「戦時中の抑圧」みたいなモノですよね
自分と違う感想を持った方からのコメントであっても、
縁あってこのブログに訪問して頂いたわけですし、
私なりの誠意を込めて返信をさせて頂きました
私は噂や人伝で聞く事よりも
自分の目で見て感じた事を信じる人ですし、
ましてや私は映画業界の関係者でもなく、
お金を払って映画を観ている観客の一人なので
映画の感想くらいは
自分の気持ちに正直に書き続けたいと思っています
こんな私の「映画鑑賞記録ブログ」ですが、
また時間があった時には是非気軽に遊びに来て下さいね
これからもヨロシクお願い致します
このリメイク映画は、私も見ました。
100人見れば、100様の意見があるのは
当然ですね。
フランキーさんのは、ラストの方は
記憶にありますが・・
どうしても前作のイメージのほうが強くて・・・
仲居さんが主演されたこの映画は新聞では
高く評価されてますけど。
勝者が敗者を裁く裁判だったことが・・・
印象に残ってます。
アメリカはいまだに、原爆投下の罪を認めて
いないし。
人間都合の悪いことは隠蔽したいものですけど。
こんばんは
私がモノクロのオリジナル作品を観たのは
もう30年ほど前の事ですが、
そのインパクトは強烈でした
そう感じたのは私が幼かったせいなのかもしれませんが、
今回のリメイク作品には恐怖もインパクトも感じられず、
爽やかな戦争映画
私は思いました
例えば、戦後の時代の日本人男性って
自分の子供に「愛情表現のキス」なんて
絶対にしなかったと思うのですが、
この映画で中居クンが金網越しに赤ちゃんの指を
チュッチュ
中居クンの役の設定はおそらく「昭和」以前の
「大正生まれの成人男性」ですよね
私の父親は昭和7年生まれですが、
私の幼少時代に厳しく叱る事はあっても
愛情表現でキスするなんて事は絶対にありませんでした
今の平成の時代だからこそ、
子供にハグしたりキスしたりの愛情表現が日常的だと思いますが
敗戦直後の日本には絶対にありえない光景だと思います
こんなふうに私が「えぇぇぇぇぇ〜っ
違和感を感じるシーンであっても
純粋に涙された方も当然いらっしゃるわけで、
それは感性の違いなのだから仕方がないのでしょうね
原爆投下の事実についても
罪を認めないのはアメリカだけでなく、
「あれは仕方のない事だった。」と
肯定するような発言を公の場でしちゃった
日本の大臣もいましたし…
この映画に対する感想しかり、戦争に対する考え方しかり、
「十人十色」という事なのでしょうね