水曜日のシネマ日記

映画が大好き♪
水曜日に劇場で映画を観る機会が多い私の映画・DVD鑑賞記録日記です。

負の遺産。『この世界の片隅に 』

2016-11-13 09:30:00 | 映画【か行】
広島で育って呉に嫁いだ少女の物語。
昭和の初めから戦争直後までを描いたアニメ映画です。


映画の評価 ★★★★☆ 戦争を肌で感じる映画


●以下ネタバレがあります●


この映画は公開初日の初回で観に行きました。

9月に劇場公開された「君の名は」
負けず劣らずのほぼ満席状態でしたが
観客の年齢層は若干高めで
中には私の両親と同世代かと思われる
戦前生まれくらいの人の姿もちらほら。

この映画の予告編すら観ていない私は
ほとんど何も情報がないままで鑑賞しましたが
静かに淡々と進む物語であっても
映像には強いメッセージが込められていて
想像以上に良いアニメ映画でした。


この作品は第二次世界大戦が始まる
うーんと前の昭和の初め頃から描かれています。


主人公の少女すずは当時まだ小学生。


のんびりとした穏やかな田舎
好きな絵を描きながら家族と暮らしていました。


そんなすずの成長と共に
時代の流れを感じる事ができるこの映画から
当時の日本の姿が見えてきます。


顔も知らない相手の所へに出される19歳のすず。


でも、それが当時の当たり前でした。


知らない土地で知らない家族と暮らし始めたすず。


慣れない生活の中で悪戦苦闘しながらも
好きな絵を書きながら小さな幸せを見つけていたすず。


そんな頑張っている彼女に
戦争という更なる苦難が圧し掛かります。


すずの大切なモノを次々と奪ってゆく戦争。



好きな絵を書いていたすずの右手は戻らない。


あんなにも可愛がっていた晴美の命は戻らない。


すずが生まれ育った広島の街は戻らない。



すずは誰にも迷惑を掛けずに
静かに過ごしていたかっただけなのに
戦争によって全てを破壊されてしまいました。


何も知らずにボーッと暮らしていたかった・・・


そう思いながら
人知れず号泣するずずの姿は
憎しみよりも悲しみ以外の何物でもありません。


戦争は負の遺産でしかないと痛感させられるこの映画。


それでも未来に希望を見つけようとする家族の優しい姿に
何だか救われた気持ちになりました。


こんな時代が本当にあったのだと知る為にも
若い人には是非お勧めしたい作品です。


先日、新しい次期アメリカ大統領が決まりましたが
まさかまさかの人物が当選しました。


この人がリーダーになった事で
戦争が起こらなければイイけれども・・・


【2016年11月12日(土)TOHOシネマズ市川コルトンプラザにて鑑賞】
『映画・DVD』 ジャンルのランキング
コメント   トラックバック (22)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« ラブコメだから許されるけど... | トップ | 魔法動物たちが吹っ飛んだ!... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

22 トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。
劇場鑑賞「この世界の片隅に」 (日々“是”精進! ver.F)
それでも、生きていく… 詳細レビューはφ(.. ) http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201611140000/ 劇場アニメ「この世界の片隅に」オリジナルサウンドトラック [ コトリンゴ ] 「......
この世界の片隅に (Akira's VOICE)
今年、観るべき映画と言い切っても過言ではないっ!  
この世界の片隅に (映画好きパパの鑑賞日記)
 いやあ、本当に今年は素晴らしい邦画の連続ですが、ここに来て最高ともいえるアニメ作品が登場しました。戦前から戦後にかけての広島、呉を舞台に1人の少女の生き様を追った名......
『この世界の片隅に』ウチを見つけてくれてありがとう (映画のブログ)
 映画がはじまる。能年玲奈さんの声が聞こえる。  その瞬間、『この世界の片隅に』の素晴らしさに驚いていた。  ゆっくりとした、温もりのあるモノローグは、『まんが日本昔......
この世界の片隅に・・・・・評価額1800+円 (ノラネコの呑んで観るシネマ)
どっこい、私は生きている。 「夕凪の街 桜の国」で知られる、こうの史代の名作コミックを、「マイマイ新子と千年の魔法」の片渕須直監督が、6年越しのプロジェクトとして長編......
この世界の片隅に (とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver)
こうの史代の同名原作漫画を、片瀬須直監督がアニメ映画化した作品だ。「マイマイ新子と千年の魔法」も同じコンビだというが未見だ。広島県呉を舞台にして戦前から戦中・戦後の移......
「この世界の片隅に」 (お楽しみはココからだ~ 映画をもっと楽しむ方法 )
2016年・日本/製作:ジェンコ アニメーション制作:MAPPA配給:東京テアトル 監督:片渕須直 原作:こうの史代 脚本:片渕須直監督補・画面構成:浦谷千恵キャラクターデザイン......
「この世界の片隅に」余韻 (虎哲徒然日記)
「この世界の片隅に」が異様な反響を呼んでいる。 ネット上の感想をみていても、なかなかみんな言葉が出てこないのである。泣けるし、笑えるし、感動するし、ほっこりするし。......
『この世界の片隅に』 (こねたみっくす)
ありがとう。この世界の片隅にうちを見つけてくれて。 これは万の言葉を用いても表現することの出来ない、今年の、いや日本映画界における屈指の稀有な傑作。見終わると他の映画 ......
この世界の片隅に (映画的・絵画的・音楽的)
 アニメ『この世界の片隅に』をテアトル新宿で見ました。 (1)予告編を見て良い作品に違いないと思って、映画館に行ってきました。  本作(注1)の冒頭は、昭和8年12月(注2)の広......
この世界の片隅に  監督/片渕 須直  (西京極 紫の館)
【声の出演】  のん   (北條/浦野すず)  細谷 佳正 (北條周作)  稲葉 菜月 (黒村晴美) 【ストーリー】 1944年広島。18歳のすずは、顔も見たことのない若者と結婚し、生ま......
この世界の片隅に (ケントのたそがれ劇場)
★★★★ 製作:2016年 日本 上映時間:126分 監督:片渕須直  原作は『夕凪の街 桜の国 』の、漫画家「こうの史代」である。また2011年に北川景子主演のテレビドラマが放......
映画「この世界の片隅に」 (FREE TIME)
映画「この世界の片隅に」を鑑賞しました。
「この世界の片隅に」 (三毛猫《sannkeneko》の飼い主の日常)
18才のすずは呉にお嫁に行った。 「この世界の片隅に」オリジナルサウンドトラックコトリンゴ フライングドッグ by G-Tools
映画感想「この世界の片隅に」2016年 (見取り八段・実0段)
キャラクターデザイン含め、色合いから演出まで、あまり好き嫌いを考えなくて済む可愛い作画。恐らくアニメを敬遠し勝ちな人も取っつきやすいと思われる。もちろん、明るくほのぼ......
この世界の片隅に (にきログ)
さて、こちら評価が高かった映画で見てみたかった作品です 原作者は「夕凪の街 桜の国」は漫画を読んだことがあります こちらは原作未読で戦争ものぐらいの認識で見ました なる......
『この世界の片隅に』('16初鑑賞106・劇場) (みはいる・BのB)
☆☆☆☆☆彡 (10段階評価で 10) 11月19日(土) シネ・リーブル神戸 スクリーン1にて 15:10の回を鑑賞。
この世界の片隅に★★★★★ (パピとママ映画のblog)
第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した、「長い道」「夕凪の街 桜の国」などで知られるこうの史代の同名コミックを、「マイマイ新子と千年の魔法」の片渕須直監......
この世界の片隅に (まてぃの徒然映画+雑記)
『夕凪の街、桜の国』のこうの史代が描いた漫画を映画化。主役のすずの声をのん(ex能年玲奈)が演じて話題になりました。 昭和の初め、広島市の南部、江波で育った浦野すずは、......
この世界の片隅に (映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ~)
評価:★★★【3点】(11) 巷の高評価に釣られ、スルーのままでいけない映画と判断。
「この世界の片隅に」 (或る日の出来事)
すごく評判がいいようだけど…。
「この世界の片隅に」☆ほのぼのと過酷 (ノルウェー暮らし・イン・原宿)
ほのぼのとした画風にのんびりとした歌声、のんの暢気な台詞・・・ こんな柔らかで温かいところからは到底想像出来ないような、過酷な現実が突き付けられる。 なのにあれ?こん......