水曜日のシネマ日記

映画が大好き♪
水曜日に劇場で映画を観る機会が多い私の映画・DVD鑑賞記録日記です。

映像はコメディ、物語はシリアス。『なくもんか』

2009-11-23 10:30:00 | 映画【な行】
幼いころに生き別れた兄弟と
彼らを取り巻く人たちを描いた作品です。


映画の評価 ★★★★☆ 悲壮を面白く描いた映画


●以下ネタバレがあります●



ポスターやチラシ、予告編など
映像的には思いっきり
コメディ色を前面に出しているこの映画。

でも実はとてもシリアスな物語でした。

大人の勝手な都合
両親が別れるのと同時
生き別れた幼い兄弟。

父親に引き取られた
その直後、居候先に置き去りにされ、
母親に引き取られた
小学生の時に交通事故で母親を亡くし、
親戚中をたらい回しにされます。

親が側からいなくなった時に
まだ幼かった兄と弟
その後を必死で生きてきました。

から手放されたも同然だった彼らは
周囲に見捨てられないよう
本当に必死だったのです・・・。

その結果、
阿部サダヲ演じるの祐太は
商店街でも有名なお人よしになり、
瑛太演じるの祐介は
転校する先々でクラスに馴染む為
笑いを取るを覚え、
自分のプロフィールを偽った
超売れっ子のお笑い芸人になっていて、
一見幸せそうに見える彼らも
実は心に大きなを抱えていました。

溜め込んだストレスを吐き出す為、
誰も知らない別の顔を持つ兄と
自分ひとりの力では何も出来ず
すぐに誰かの力を頼りたがる弟・・・。

そんなふたりを取り巻く周囲
冷静に見ると案外シリアス揃いです。


若者が少なく高齢者が多く残る下町の様子。

不倫の末、未婚の母になっていた徹子。

夫を亡くし認知症になってしまった徹子の母親。

無責任な祐太と祐介の父親。

学校でイジメに合っている徹子の子供などなど・・・。

しかも劇中のバックに流れる音楽
何とも言えないほど淋しげで、
映像的には笑えるシーンであっても
物語の悲しさを盛り上げています。

最終的には
どんな方向になるのかと思っていましたが
案外綺麗にまとめていたこの作品。

今年の2月に劇場公開された映画
『少年メリケンサック』
オチが微妙で中途半端に感じましたが、
今回の映画は途中の過程もオチも
しっかりしていたので
それなりに楽しめた作品だったと思います。


【2009年11月15日(日)TOHOシネマズ市川コルトンプラザにて鑑賞】
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2 コメント

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TBありがとうございます (ナドレック)
2009-11-23 12:02:45
TBありがとうございました。
おっしゃるとおりこの作品、かなりシリアスですね。
どんなに不幸な境遇の人でも、登場人物の誰かに感情移入できるように考慮しているのでしょうか。
とはいえ、途中で繰り広げられる漫才にけっこう笑ってしまいました。
コメント返信 (テクテク)
2009-11-23 18:43:47
>ナドレックさま
こんにちは
この映画に登場する人たちは
決して順風満帆な人生とは言えませんでしたが
それでも明るく描かれていたというのが
作品としての大きな特徴だったと思います

やっぱり人生を長く生きれば生きるほど
色んな事があると思いますし、
そういった意味でも
この映画は全ての人に向けて
人生のエールをおくっているのかもしれませんね

どんなに悲しくても辛くても
前向きに楽しく明るい気持ちを忘れずにいれば
笑って乗り越えられるような
そんな気持ちにさせてくれる作品でした

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